クラッチブーケとは
クラッチブーケとは花材の茎を長めに切り揃え、リボンや紐でざっくりとまとめたブーケのことです。 クラッチ(clutch)とは「ぐいっと掴む」「しっかり握る」という意味があり、束ねた茎をぎゅっと掴んで持つスタイルにちなみます。自然美を活かし、花の茎を無造作に束ねる為、カジュアルなものからアーティスティックなもの、ナチュラルさや可愛さ、花の特徴と作り手によって様々なテイストに姿を変えることができます。
ブーケが始まった歴史
ブーケは、もともとフランス語で「花束」を意味しています。ヨーロッパでは、男性が女性にプロポーズをするときに野の花を摘み花束にして女性に贈り、結婚を申し込みます。プロポーズの返事がイエスなら、花束の中から一輪抜き取り男性の胸ポケットに差し込みます。これがブーケとブートニアの元になったとされています。
クラッチブーケの魅力
軽やかでナチュラルな印象を与えるので、ガーデンウェディングやレストランウェディングなどのカジュアルなな結婚式やオーガンジーなどのドレス素材と相性が良いと言われています。花の種類やカラーによってクラシックな印象を作ることも可能です。茎の部分をリボンで結ぶものが多く、リボンのカラーやデザインも含めてこだわりが表現できるのが魅力です!
クラッチブーケの変化
Before
以前は、茎が長いものも短いものもクラッチブーケと言われていました。今は茎が短いものも多くなってきており、茎が長いものは【アームブーケ】と言われています。
after
こちらが茎が長すぎないクラッチブーケです。お花の魅力を十分に引き出せています。ドレスや、披露宴によってブーケを選ぶとGOODです。
クラッチブーケに合うドレスライン
スタイリッシュな印象になるのでスレンダーなラインのドレスやマーメイドラインのドレスは、まるで外国映画のワンシーンのようなイメージに。また、カラードレスの時にクラッチブーケをお持ちになる新婦さんも増えています。また、和装にもクラッチブーケがぴったりです。
スレンダードレス(エンパイアドレス)
スレンダードレスとは、スカートにボリュームがいっさい無く、ボディラインに沿った細身のスタイルドレスの事です。流れるドレスは縦のラインが強調され、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出します。背の高い方や細身の方によく似合います。ドレスがシンプルなのでアクセサリーやブーケ、小物などにこだわるとより一層お洒落に見えます。小物などにこだわりたい方に特におすすめです。
シンプルなスレンダードレスは、小物使いでイメージが大きく変わります。
スレンダーライン(エンパイアライン)のカラードレス
スレンダーラインのカラードレスにシンプルなグリーンでまとめたクラッチブーケもナチュラルなイメージになります。
マーメイドドレス
マーメイドドレスとは、ウエストからヒップで一旦広がったシルエットが身体の線に沿って足元へと次第にすぼまっていく、女性的な肉体のラインを強調したドレスです。 膝から下からはいくぶん広がったフレアになっています。ヒザ下の広がりはまるで人魚のようです。だからマーメイドドレスと呼ばれているんだとか・・・。ドレスの形は優雅な印象もつけてくれます。
胸元のレースとビジューが大人の女性の雰囲気を醸し出しています。女性らしい丸みを強調して上品なドレス。総レースで綺麗です。
エレガントな雰囲気がとっても美しいマーメイドラインのドレス。デザイン性の高いクラッチブーケも似合います。
マーメイドラインのカラードレス
色鮮やかな赤色や立体感を出した胸元が女性らしさを際立てるデザイン。どの角度から見ても花嫁さんのスタイルの美しさを引き立たせるドレスです。
白無垢
日本の民族衣装である着物。結婚式にまつわる着物にも、ドレスと同じようにさまざまな種類があります。白無垢は武家社会の流れを汲む婚礼のための正礼装です。打掛から掛下(打掛の下に着る着物)、帯や小物に至るまで白で揃えます。汚れのない白は花嫁の無垢な純真さを表します。
色打掛
白以外の打掛のことです。掛下のうえに色鮮やかなものを羽織ります。白無垢と同格の正礼装なので角隠しをつけて挙式で着用することもOKですが、挙式は白無垢で臨み、パーティや披露宴で色打掛に羽織ることが多いようです。
クラッチブーケのお洒落デザイン
エレガントな大輪のバラ。 純白のウエディングドレスには純白のブーケを。白いバラは神聖な雰囲気を花嫁にまとわせます。
パステルカラーのバラでまとめたフェミニンなクラッチブーケ。ナチュラルウェディングにピッタリのブーケです。
バラとダリア、そしてハーブをたっぷり使ったナチュラルなクラッチブーケはウェディングで大人気。鮮やかな濃いピンクが加わることでラグジュアリー感がプラスされます。
ピンクのシャクヤクのクラッチブーケ。微妙に色みや形が違うペールピンクのシャクヤクを使ったグラデーションにしています。シャクヤクは花びらの数が多く、直径10cmを超えるサイズもあるので、ボリュームがあってゴージャス。そこにライムグリーンのビバーナムをプラス。季節の花なので、5月6月に結婚される方にぴったりです。
イエロー、オレンジ、ホワイトのお花を使ったナチュラルなクラッチブーケ。夏の明るいウェディングにぴったりなイメージです。
オレンジからワイン色のグラデーションが美しいカラー。この花が入ることで、ナチュラルな中にもモダンで大人っぽい雰囲気が醸し出せます。様々な色みや形のお花をたくさん作ってあるので、表情のあるブーケに仕上がっています。
王道の青いアジサイのブーケ。爽やかな青だけではなく、数種類のあじさいを使ってお洒落で大人っぽい雰囲気に仕上げています。ウェディングドレス、カラードレスにぴったりです。
ホワイト、ブルー、グリーンの色合わせで初夏らしいさわやかなイメージのクラッチブーケ。ナチュラルウェディングにピッタリです。
クラッチブーケの持ち方
ラウンドブーケは両手持ったほうが綺麗に見えますが、クラッチブーケは両手だけでなく片手で軽く持っても◎ブーケを小脇に抱える感じで横方向に持つようにするとドレスを強調し、綺麗にみせてくれます。本番前に、1度持ち方の練習して置くのも良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?多くのブーケの種類の中からクラッチブーケを紹介しました。クラッチブーケに合うドレスの種類や、お洒落なクラッチブーケのデザイン、クラッチブーケの持ち方などクラッチブーケには魅力がたくさんです。ドレスを選んでからブーケを選ぶのも◎!新婦さんにとって思い出に残る、ブーケを選んで欲しいです。