結婚式のゲストへのギフト相場。引出物、引き菓子、プチギフトの平均金額は?

結婚式では二人のお祝いのために駆け付けてくれた出席ゲストや今までお世話になった両親、出席はしないが結婚祝いを贈ってくださった方に、感謝のギフトを用意します。感謝の気持ちは決して金額ではありませんが、結婚式など公式の場では、それぞれの贈り物への一般的な相場を配慮して用意することが相手への配慮とされています。引出物、引き菓子、プチギフト、結婚祝いのお返し(内祝い)、両親への記念品ギフトなど、さまざまな結婚式にまつわるギフトの平均相場金額をまとめました。

この記事のINDEX

    結婚式でゲストのために用意するギフトとは

    結婚式でゲストのために用意するギフトとは

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    引出物

    ご祝儀をいただく通常の結婚式では、結婚式に来ていただいたゲストに感謝の気持ちを込めてお土産として引き出物を用意します。
    かつて、「引き出物」は披露宴で用意された料理の一部をゲストの家で待つ家族への手土産として持ち帰るためのものでしたが、現在は、どのゲストにも一律に渡される記念品としての意味合いが強くなってきています。

    引き菓子

    引き菓子は結婚式の引き出物の中のお菓子のことです。 メインの引き出物が出席してくれたゲストに贈るギフトであることに対して、引き菓子はその家族へのお土産として贈ります。メインの引出物と引菓子の2品がそろっていると、引出物としての体裁が最低限整います。

    プチギフト

    披露宴や二次会のお見送りの際、新郎新婦からゲストに一人ずつ手渡される送迎ギフトのことです。ゲストへの感謝の言葉や、ちょっとした手紙とともに手渡しやすい、ドラジェのような小さなお菓子やかわいらしい小物類が選ばれます。金額も200~500円とリーズナブルな傾向です。

    両家両親への記念品ギフト

    結婚披露宴の中で、新郎新婦がお互いの両親に、今まで育ててくれた感謝の気持ちを込めてプレゼントを渡します。パーティの後半、ほぼすべてのプログラムが終わり、残すは閉会の挨拶…の前に組み込まれることが多いです。両親への記念品贈呈を披露宴に取り入れている人の割合は全国で91.7%になります。ほとんどの新郎新婦が何かしらのプレゼントをお互いの両親のために事前に用意しています。

    結婚祝いのお返し(内祝い)ギフト

    結婚内祝いとは、結婚式や結婚でいただいた結婚祝いへのお返しです。
    披露宴に招待できなかった人や、招待したけど出席できなかった人で、ご祝儀や結婚祝いを贈ってくれた方々へお祝いのお返しをします。
    贈り物に対するお礼という意味合いで解釈されていますが、本来は、お世話になっている方々への喜びの分かち合いとして贈り物をすることが習慣となりました。
    結婚内祝いとは、結婚のお祝いをいただいた方への「お返し」となる贈り物です。結婚式にお招きできなかった方などへ贈るのが一般的ですから、内祝いを贈る時期も式の日取りが基準になります。

    結婚式の引出物の費用相場

    結婚式の引出物の費用相場

    引出物

    全国の引出物の平均金額 5400円

    結婚祝いへのお返しはだいたい半額相当という目安がありますが、ご祝儀は当日まで額がわからないので、そこから考えるのは難しいでしょう。
    地域にもより、決まった目安を見つけるのは当人次第というところがあります。料理代の半額程度といわれることもあるようです。相場を見てみると、全国平均の金額は5400円、3000~4000円未満の人が41.5%と最も多く、次いで5000~6000円未満が21.4%という結果になっています。
    また、結婚式では新郎新婦とゲストの関係性の深さや間柄によって、ご祝儀を多く包んでいただくことも想定して、ゲストによって引出物の金額を変えることもあるのです。

    カタログギフトの平均相場

    カタログギフトの全国平均金額 5400円

    贈り主様が予算にあったカタログギフトを選び、そのカタログギフトを贈られた方が自分の好みの商品を選んで申し込むと商品が贈られた方へ届くというサービス。
    贈り主様の悩みである“どんなものを贈ったらいいか分からない”という不安を解消するため、1980年代後半からカタログギフトが広まりました

    引き菓子の費用相場

    引き菓子の平均金額は1300円

    メインの引出物の総額では地域によって相場に大きな差が出ますが、引き菓子だけの平均相場には地域差はあまりありません。家族である程度分けて食べられる縁起のいいお菓子ということで、購入先も多くの人が提携会場で購入を決めています。

    結婚式のプチギフトの費用相場

    披露宴 200円~300円
    二次会 400円~500円

    パーティ別の相場を見ると、披露宴で配られるプチギフトは200円~300円以下の場合が多く、二次会では300円~500円と若干上がる傾向です。
    大きな理由として、引き出物のありなしです。披露宴はゲスト全員に引き出物・引き菓子をつけた上でさらにプチギフトを渡します。が、二次会ではそこから参加するゲストがおり、ゲームの景品が当たらなかったゲストにはプチギフトのみがお土産になるため、新郎新婦の意向で少し単価の高いものが選ばれる傾向です。

    二次会では結婚式で渡すような立派な引き出物を用意する必要はありませんが、参加していただいた感謝の気持ちを込めてちょっとしたギフトを用意するのが一般的です。1個当たりの相場は二次会の会費によっても異なりますが、400円~500円くらい。二次会会費の1割程度を目安の相場にするといいでしょう。品物はお菓子や雑貨などが一般的です。披露宴で用意するプチギフトよりは、体裁も品物のクオリティもややアップさせたものを選ぶのがオススメです。

    両家両親への記念品ギフトの費用相場

    結婚式での両親への記念品の全国平均金額 3.4万円

    この金額は両家合わせた金額です。
    ちなみに選んだ金額で一番多いのは「2~2.5万円」のゾーンと「1~1.5万円」のゾーンになります。

    結婚内祝いのお返しギフトの費用相場

    目下の人からお祝いを頂いた場合

    結婚祝いのお返しをするお相手が職場の後輩や部下など、目下の人である場合は、
    お祝いと同額程度をお返しするのが目上の人のマナーです。
    1万円のお祝いを頂いたら、8千円から1万円の品物をお返しすると良いでしょう。

    高額のお祝いを頂いた場合

    上司や親戚から頂いたお祝いが高額だった場合、半返しするとかなりの額をお返しする事になり、かえってお相手を恐縮させてしまうことがあります。
    こうした場合、お返しを1/3程度に留め、それ以上に感謝の気持ちをお伝えすることが大切です。新婚旅行の後におみやげを持ってご挨拶に伺う、手紙や電話でお礼を述べるなど、行動で表すと良いでしょう。

    連名で頂いた場合

    職場の方や友人など、複数の人から連名でお祝いを頂くこともあると思います。
    こうした場合は、お祝いの金額を人数で割り、その金額の半分程度の品物を、それぞれの方に個別にお贈りするのがマナーです。

    まとめ

    結婚式ギフトの相場はゲストとの関係性などで異なる

    結婚式で招待したゲストへの引出物やお世話になった方へのお礼ギフト、結婚祝いを贈ってくださった方へのお返しギフトは、それぞれのギフトに意味があり、感謝の気持ちを表す相場や配慮のポイントがあります。相場より高すぎても安すぎても、ゲストにとっていいものではありません。ギフト選びの際には相場や平均金額を確認しておき、品物選びに反映しましょう。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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