顔合わせ食事会の男性の服装、スーツの色やネクタイのマナーは?

顔合わせ食事会の男性の服装はスーツ着用が一般的。ですが近年になると、スーツ以外の服装としてジャケパンスタイルの定着や、堅苦しいことを抜きにしたアットホームな食事会を望む声が多くなりました。フォーマルな装いを崩して、スーツ以外やカジュアルな服装を求められることもあるようです。顔合わせでは男性の服装の定番であるスーツコーデから、暑い夏のジャケット着用の有無・ノーネクタイ・カジュアルなスタイルなど、迷ってしまうケースを解説します。

この記事のINDEX

顔合わせ食事会の男性の服装はスーツが基本

顔合わせ食事会の男性の服装

顔合わせ食事会での男性の服装は、結婚する本人、父親や兄弟など参加する兄弟も含め、基本的にはスーツが一般的です。

顔合わせの男性の服装は両家の格を合わせ会場に合わせる

顔合わせ食事会で何を着ていくか考える時には、顔合わせは両家の両親が一緒に食事をして親睦を深め、婚約を認め合う場であることを配慮して選びます。そのため、服装は自分の両親、相手の両親が同じようなドレスコードの服装であったほうが、初対面で不快な思いをさせることはありません。どちらかが一方的にフォーマルまたはカジュアルでは、片方の家族が居心地の悪い思いをすることも。

フォーマル寄りな食事会、カジュアル寄りな食事会のどちらだとしても、服装選びの注意点として、以下の三つがあげられます。

・顔合わせで予約した会場の格や雰囲気を調べる。
・両家の両親と二人の服装の格を合わせる。
・一般的な食事会の際の服装マナーを守る。

スーツの色

一般的には黒・ネイビー・チャコールグレーなどのダークスーツがおすすめです。

グレーを選ぶ際のマナー

グレーは年配の方が選ぶことが多いスーツカラーのイメージが強い傾向です。できれば明るいグレーは避け、チャコールグレーなどの落ち着いたトーンにしましょう。

ブラックスーツ、またはネイビースーツが一般的

新郎らしいカラーで考えるのであれば、ブラックかネイビーのスーツが安心です。特にネイビーはフレッシュな若者らしさが出るカラーのため、年齢や場に合わせたカラーのスーツを選びましょう。

スーツの柄

ストライプ柄や千鳥格子など、落ち着いた柄は問題はありません。派手な柄は避けましょう。
無地が無難です。迷った場合は、無地を選びましょう。

スーツのシルエット

両親や兄弟など、両家の家族が正式に出会う場であることを意識し、トレンドすぎるデザインや細身すぎるもの、太目のシルエットは避けましょう。ノーマルで体系にあった、すっきりしたシルエットのものを選びましょう。

顔合わせのスーツに合わせるネクタイ

顔合わせのスーツに合わせるネクタイ

ネクタイの色

ネクタイの色は黒以外を選びます。黒は喪のイメージが強いため、結婚にまつわるおめでたい席では避けるべきとされています。
シルバー、赤、ネイビー、淡いカラーなど、季節やスーツのカラーに合わせて選びましょう。

ネクタイの柄

ストライプ柄や細かいドット柄、小紋柄など、落ち着いた柄であればOKです。派手な柄や印象が強い柄は避けるのが無難です。

ネクタイピンやカフスなどアクセサリー

ネクタイピンはなくても構いませんが、位置のズレがなく食事の際にもきっちりして見えるため、すっきりしたデザインを選んでつけてあるといいでしょう。

顔合わせのスーツに合わせるシャツやベスト

顔合わせのスーツに合わせるシャツやベスト

シャツのカラー

無地の白いワイシャツが番無難です。
淡い色合いでもいいでしょう。柄物や濃い色目は避けましょう。しっかりアイロンと糊のきいた、清潔感があるものを用意しておきましょう。

ベスト

ベストを着るのは問題ありません。できればスーツと合っているもの、揃いのものがあるといいでしょう。

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顔合わせのスーツに合わせた鞄、靴、ソックス

鞄(かばん)

ビジネスバッグかクラッチバッグがおすすめです。
カラーは黒、茶、紺など落ち着いたカラーがおすすめです。
リュックサック、ボディバッグ、ショルダーバッグのようなカジュアルなものやスポーティなデザインは食事会では好ましくありません。

革靴をおすすめします。黒のストレートチップ、またはプレーントゥがおすすめです。スーツにあう黒、または茶色を選びましょう。

ソックス

ソックスに選びにも注意てください。料亭などでは靴を脱ぐケースが想定されます。黒・グレー・紺など、スーツに合わせた無難な色で、無地のタイプがいいでしょう。穴が空いていないきれいなものを用意しましょう。

顔合わせが夏の時期のスーツマナー

顔合わせが夏の時期のスーツマナー

夏の暑い時期の男性の服装では、スーツのジャケットやネクタイをどうするか、という話を自分の父親だけでなく、相手側の父親にも確認を取っておきましょう。

ジャケット

暑いから不要と向こうから言われなければ持っていきましょう。ジャケットがあったほうが、何かあっても失敗しません。
夏は暑いため、外では着なくてもいいので、食事会の席で羽織るために持っていきましょう。
スーツは生地の薄い夏用を着用しましょう。。
オールシーズン用のスーツは夏には暑苦しく見えてしまうため、持っていない場合は新調することがおすすめです。

ネクタイ

夏でもネクタイは着用が基本

相手になんの断りもなくノーネクタイはNGマナー。真夏でもつけていきましょう。
もしお互いの父親が「クールビズで」と確認できていればネクタイは不要ですが、なにも言われていない場合は着用していきましょう。

ノーネクタイは事前に共有を

夏の男性の服装では定番となりつつあるノーネクタイのスタイル。両家がノーネクタイで問題ないとしていれば、夏場は暑いのでノーネクタイもおすすめです。ネクタイの有無にこだわる人は父親世代には多いので、情報をしっかり共有してください。

冬の顔合わせのスーツに合わせるコートやベスト

合わせるコートのテイストに注意

デイリーで合わせるカジュアルなモッズコートやダッフル・ダウンコートの着用は、スーツや食事会の場にそぐわないため、トレンチやチェスターコートなど、スーツにしっかりあうコートを用意しましょう。ビジネスコートは料亭やホテルなど会場のフォーマルさ、格式によっては、おすすめできないこともあります。
その場に合ったコートを選ぶようコーディネートに気を付けてください。

スーツのインナーに注意を

冬はインナーを着こんでいると、室内で暖房が利いていて暑く感じてしまうことがあります。ジャケットを脱がないようインナーを加減しておく配慮も大切ですが、スーツのジャケットのインナーにジレ・ベストを着用してスリーピース対応にしておくと、万が一室温に合わせてジャケットを脱ぎたい場合にも見苦しくありまん。

顔合わせ食事会で男性のスーツ以外の服装とは

増えている「カジュアルな顔合わせ食事会」には注意を

たとえスーツ以外の比較的カジュアルな服装を相手側から指定された場合でも、会場の格式に合わせたきれい目をを意識したコーディネートがおすすめです。ジャケットを使ったスタイリングを心がけましょう。
特に夏は「気軽で堅苦しくない、スーツ以外のスタイルで」と指定されることもあるようです。その際には、夏向きの裏地のないジャケットを着用しましょう。ドレスコードでは「スマートカジュアル」な服装を意識しましょう。ジャケパンスタイルがおすすめです。

スーツ以外の服装例1  ジャケパンスタイル

堅苦しさのないラフな格好にしようと言われても、カジュアルなTシャツにジーパンはよほど両家のすり合わせがない限りはNGです。
基本的にはスマートカジュアルと呼ばれるドレスコードで揃えるといいでしょう。
「食事会で使うレストラン等ではタンクトップや短パン、サンダルではない恰好」という曖昧な定義ですが、食事会ではよほどカジュアルなレストランでも、ジャケットにパンツスタイルが基本です。ジャケットとパンツはセットアップか組み合わせ自由な別売りタイプのもので、インナーはシャツを合わせます。靴は革靴を。ネクタイの有無は両家で統一しましょう。

ジャケット着用 フォーマル寄り

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ジャケット着用 カジュアル寄り

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スーツ以外の服装例2 ノージャケットスタイル

最近では顔合わせのカジュアル化が進み、割烹やちょっとおしゃれなレストランなど、比較的デイリーにも使う場所が会場に選ばれます。あまりかしこまった感じではなく、「普段着よりもワンランクきれい目の服装」がおすすめです。ジャケットは着用するほうが望ましいですが、両家の父親の意見によってはラフな格好を望まれることも。その際は、両家でカジュアルさ加減を調整しましょう。

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スーツ以外の服装例3 カジュアルスタイル

両家で「肩肘張らないいつも通りのラフなスタイルで」とすり合わせて決めた場合は、デニムやチノパンといった服装もOKです。ただ、トップスはTシャツよりもシャツやきれい目カットソーなど、襟付きが無難です。また、ラフなカジュアル指定の場合でも素足・サンダルはやめておきましょう。

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まとめ

顔合わせにはスーツが無難だがスーツ以外の服装の幅も広がっている

顔合わせ食事会の男性の服装で選ばれる、スーツの着こなしについて詳しくまとめました。しかし現在では、スーツ以外の服装や、堅苦しくないカジュアルさを求められることもあり、臨機応変に対応することもあるでしょう。何を基準にして服装を選ぶのかを理解して、しっかり相手側の家族とも服装についての情報を共有してくださいね。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

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