入籍までの流れや期間、入籍のタイミング、カップルの平均は?

結婚が決まると「入籍」という言葉を聞く機会が増えますが、「入籍=結婚」ではありません。入籍と結婚の意味を混同すると、結婚準備がスムーズにすすまない可能性もあります。そこで今回は、入籍と結婚の意味や、プロポーズから入籍までの流れなどをわかりやすく解説します。ぜひ、入籍準備の参考にしてください。

この記事のINDEX

    入籍と結婚の正しい意味

    結婚指輪

    fuyuko – stock.adobe.com

    「入籍」と「結婚」は混同しがちですが、両者の正式な意味は異なります。

    • 入籍
      「結婚や養子縁組みで別の戸籍に入ること」を指します。すでに存在する戸籍に入るため、養子縁組みや再婚などでも使われます。
    • 結婚
      「男女が正式に婚姻関係を結ぶこと」を意味します。初婚同士のカップルが結婚する場合は新しい戸籍をつくるので「入籍」を使うのは誤用ですが、一般的には「結婚=入籍」として認識されています。

    入籍までの流れ

    家族

    buritora – stock.adobe.com

    ここからは、プロポーズから入籍までの流れを「挙式あり」と「挙式なし」に分けて紹介します。

    挙式をする場合

    1.プロポーズ

    「プロポーズの成功=即入籍」とはなりません。入籍をする前に、両親への報告と挨拶を行います。

    2.親挨拶

    お互いの親への結婚の報告と挨拶、承認を得る挨拶に出向きます。

    3.結納と顔合わせ

    結納を行わない場合でも、両家の顔合わせとして「食事会」などを行います。このときに挙式の日取りや式場、入籍日について両親の意向を確認しておくといいでしょう。

    4.式場探し

    会場の場所や費用、ゲストの人数などを考慮しながら、具体的な式場を決めていきます。

    5.入籍と結婚式

    婚姻届を役所に提出すれば「入籍」となります。入籍と結婚式の順番については、とくに決まりがありません

    挙式をしない場合

    1.プロポーズ

    挙式をしない場合でも「プロポーズの成功=即入籍」とはなりません。まずは両親への報告と挨拶を行いましょう。

    2.親挨拶

    お互いの親への結婚の報告と挨拶、承認を得る挨拶に出向きます。

    3.入籍

    婚姻届を役所に提出します。挙式をしない場合も入籍日に決まりはありません。

    4.顔合わせ食事会

    • 食事会だけの場合
      結納を行わない場合も、食事会などで両家の顔合わせをします。このときに挙式をしない理由などを説明するといいでしょう。
    • フォトウェディングと食事会
      挙式をしなくても結婚の記念は残す「フォトウェディング」を行う場合は、撮影日と同じ日に食事会を行うと花嫁衣裳を親族にお披露目できます。

    5.入籍報告

    入籍報告はハガキを使って各親族に知らせる方法が一般的です。フォトウェディングを行った場合は衣裳姿の写真を添えるといいでしょう。

    入籍の手続きに必要なもの

    役所に提出した婚姻届が受理されれば「入籍」となりますが、提出日までに用意しておきたいものがいくつかあります。

    婚姻届

    役所の戸籍課で入手します。(市民課や住民課など、呼び方が違う場合もありますが、戸籍を扱う課で入手できます。)取得費用や身分証の提示は必要ありません。

    戸籍謄本

    本籍地の役所などで入手します。地域によってはコンビニの端末でも入手可能です。発行手数料は1通450円です。本籍地が遠い場合は、郵送してもらう方法もあります。本籍地の役所に問い合せてみてください。

    身分証明書

    婚姻届の提出時に必要です。運転免許証やパスポートといった公的な証明書を用意しましょう。

    ふたりの印鑑

    書類に不備があったときのために、旧姓の印鑑を用意しておくといいでしょう。

    入籍までの期間 カップルの平均

    婚姻届を書く

    taka – stock.adobe.com

    ここからは、入籍までの準備期間を紹介します。入籍のタイミングは人それぞれですが、入籍準備の目安にしてください。

    親への挨拶8ヵ月~6ヵ月前
    両家の顔合わせ7ヵ月~6ヵ月前
    結婚式場探し6ヵ月~5ヵ月前
    結婚式場決定6ヵ月~5ヵ月前
    衣裳決定5ヵ月~3ヵ月前

    プロポーズから入籍までには、両家の顔合わせや式場探しなど、やるべきことがたくさんあります。プロポーズから結婚までの期間が長いと感じるかもしれませんが、入籍までの準備をスムーズにすすめるためには、プロポーズから入籍まで最低でも8ヵ月は必要でしょう。

    なお、結婚式をしない場合は式場探しや衣裳選びが不要になるため、準備期間は数ヵ月程度でも問題ありません。

    入籍のタイミング カップルの平均

    入籍のタイミングと挙式日に関するデータをみてみましょう。

    入籍のタイミング回答数
    挙式日よりも前87.3%
    挙式日当日4.8%
    挙式日よりも後6.1%
    無回答1.9%

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    入籍日に決まりはありませんが、90%近いカップルが挙式日よりも前に入籍をしています。また、挙式日当日と入籍日を同日にしているカップルも5%ほどいるようです。

    まとめ

    入籍の流れを知って早めの準備を!

    結婚と入籍の意味の違いや結婚までの流れをご紹介しました。入籍までにはやることがたくさんありますが、今回ご紹介した流れにあわせてすすめていけば、滞りなく準備をすることができるでしょう。
     
    結婚式を行う場合には、プロポーズから結婚までは最低でも8ヵ月は必要になるため、直前になって慌てないようにしてください。
     
    なお、入籍のタイミングには決まりがありません。最近では結納や結婚式を行わないカップルも増えているので、それぞれのスタイルに合わせた入籍を行いましょう。

    関連する式場

    関連する式場はありません

    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

    関連する記事