チャペルと教会は違う?海外挙式の基礎知識

日本にいるとあまり気にすることがなくても、海外挙式をするならば知っておきたい知識があります。例えば、チャペルと教会の違いや海外挙式の種類、海外挙式の手配方法や準備をスムーズにする方法など。知っているようで、詳しく説明するとなると難しいのではないでしょうか。この記事では、海外挙式の基礎知識として知っておきたいチャペルや挙式スタイルのポイントを3つご紹介していきます。

この記事のINDEX

    基礎知識1.チャペルと教会は似て非なるもの

    神父

    チャペルにも教会にも、バージンロードやステンドグラスがあって十字架が飾られていて、建物を見るとどちらも同じもののように見えますが、建てられた目的や使用用途は大きく異なります。まずはチャペルと教会の違いをご紹介しましょう。

    チャペルは「結婚式のための施設」

    チャペルは、学校、病院などに設けられる礼拝堂を指すこともありますが、ホテルや結婚式場などに併設された挙式用の建物を指すのが一般的で、「ウェディングチャペル」などと呼ばれることもあります。チャペルでは、宗教に関係なく誰でも気軽に結婚式を挙げられるようになっています。

    また、チャペルを運営するのはブライダルや旅行関連の企業であるため、普段は牧師(神父)は不在です。しかし、ブライズルームやゲスト控室、お手洗いや喫煙所はもちろん、音響施設やプロジェクターなど、結婚式に必要な設備が充実。オーソドックスな教会式(キリスト教式)はもちろん、さまざまな演出を取り入れた挙式ができるなどの特徴があります。

    教会は「信者のための礼拝施設」

    教会は、主にキリスト教信者などが神に祈りをささげるための施設で、出入りは誰でも自由にできるようになっています。独立型であることが多く、地元の信者が親しみをもって集まるこじんまりとした教会から、長いバージンロードと高い天井をもつ大聖堂まで、さまざまな大きさ・外観のものがあります。

    建築されてから何十年・何百年もその場に建っているものもあり、教会に一歩踏み入れると荘厳で神聖な雰囲気を感じることができるでしょう。

    教会では信者以外の結婚式を受け付けていない場合もある

    教会では、信者以外の結婚式を受け付けていなかったり、信者以外は結婚講座を受けるなどの条件が付いていたりすることもありますので注意してください。

    また、教会はチャペルと違い結婚式用に建てられた施設ではありません。そのため、結婚式場と比べて結婚式に必要な設備やサービスが不十分であると感じられる可能性もあります。しかし、教会ならではの歴史や雰囲気の中で愛を誓う経験には、チャペルにはないものを感じることができるでしょう。

    基礎知識2.海外挙式には種類がある

    チャペル

    神前式や仏前式など、日本の挙式スタイルに種類があることはご存知でしょう。しかし、海外挙式にも、法的拘束力を持つリーガルウェディング、神の祝福を与えるブレッシングウェディング、日本でもおなじみの人前式など、種類があることはご存知でしょうか。それぞれの挙式スタイルの違いを見てみましょう。

    リーガルウェディングとは?

    リーガルウェディングとは、独身の2人が結婚式を挙げることで婚姻が認められるものであり、法的効力のある結婚式のことです。日本人が海外でリーガルウェディングを挙げた場合、戸籍には「○○国方式において○月○日に婚姻」と記載され、挙式日が入籍日となります。

    国籍にかかわらず、入籍済みの2人がリーガルウェディングを挙げると重婚となり法律違反にあたります。海外でリーガルウェディングを行う場合は、日本での入籍手続きは挙式後に行うようにしましょう。

    ブレッシングウェディングとは?

    ブレッシングウェディングは、結婚式を挙げる夫婦に牧師が神の祝福を与える儀式です。「夫婦」であることが条件となるため、海外でブレッシングウェディングを挙げる場合は、先に日本で入籍手続きを済ませます。

    リーガルウェディングに比べてブレッシングウェディングは手続きが楽です。また、「ブレッシングウェディングなら信者以外でもOK」とする教会もあります。「その国で婚姻を認められること」にこだわらないようであれば、ブレッシングウェディングを選択することで海外挙式の場所の選択肢が広がるでしょう。

    人前式とは?

    人前式とは、ゲストに2人の結婚を承認してもらう結婚式のことで、チャペルや教会にこだわらず好きな場所でアットホームな結婚式を挙げられると、日本でも人気を集めています。

    海外挙式でも人前式を選択することは可能ですが、教会で結婚式をしたい場合は教会式(キリスト教式)でなければなりません。また、日本語が堪能な司会者や会場の手配が発生するため、費用がかさんだり手配が難しかったりする場合もあります。

    基礎知識3.手配方法を選べば準備も簡単

    打ち合わせ

    「海外挙式にあこがれはあるけれど準備が大変そう…」と思っている人も少なくありませんが、海外挙式は手配方法をしっかり選べば国内挙式よりも簡単に準備可能です。準備を簡単に、でも充実した海外挙式を希望するなら、日本に店舗を構える海外リゾートウェディング(海外リゾ婚)に強いプロデュース会社に依頼することをおすすめします。

    申し込みから挙式まで3回の打ち合わせで準備できるプロデュース会社もあったり、挙式会場も教会やお城を選べたりバラエティ豊かな場所を選ぶことが可能です。現地サポートが充実しているプロデュース会社なら、英語が得意でなくても安心して任せられるでしょう。

    まとめ

    チャペルと教会の大きな違いは「結婚式用に建てられたかどうか」

    一般的に、チャペルは結婚式を挙げることを目的として建てられた施設を指し、教会は信者が神に祈りをささげるために建てられたものを指します。そのため、信者以外が教会で結婚式を挙げることが難しい場合もありますので注意しましょう。海外挙式の選択肢を増やし、準備を楽にしたい場合は、海外リゾ婚を得意とするプロデュース会社から手配することをおすすめします。
     
    場所の意味や歴史を知ったうえで、その場にふさわしい態度で海外挙式に臨めるとスマートですよ!

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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