人気イラストレーター やまだあいこさん
やまだあいこさん(@aiko_doodle / Instagram)は現在5.4万人越えのフォロワー数を持つ人気イラストレーターでありインスタグラマー。スウェーデン人のパートナーとともに移住し、北欧ライフを満喫しながら、日本との文化の違いや恋愛エピソードを漫画にして配信されています。
最近では書籍『幸せの国スウェーデンから』も出版された作家さんでもあります!
そんなやまだあいこさんにスウェーデンの結婚式「ブロロップ」について取材していただいています。今回は「ブロロップ」をおこなったお友達に聞き込み取材をしていただきました!
結婚式がメジャーではない国、スウェーデンのウェディングスタイルとは
@aiko_doodle / Instagram
スウェーデンの結婚式で会場を借りる場合、ホテルやホールなどをレンタルします!
いわゆる日本にあるような結婚式のためにつくられた専門式場やゲストハウスがほとんどないスウェーデンでは、ホテルのパーティスペースやホールを借りて結婚パーティをおこないます。費用は、会場のレンタル料金、挙式料、招待人数分の料理や飲み物代、宿泊代、その他お花・ドレス・ケーキ代など日本でおこなう結婚式とあまり変わらないようです。
どのようなタイプの結婚式でもご祝儀や会費はありません。ゲストは新郎新婦にプレゼントを用意していきます。(人によっては現金をプレゼントとして持っていくことも。)プレゼントとして用意する現金は1万円程度で、日本のように割り切れない数字で…など決まりはありません。
スウェーデンの結婚式はダンスパーティ必須?!
『ダンスパーティー代』は、日本では見慣れない費用項目ですが、スウェーデンの結婚パーティーではほぼ必ず入るプログラムです。
流れとしては、挙式後パーティー会場に移動し、食事などが振舞われたあと、まずファーストダンスと言って新郎新婦が全員の前で踊ります。その後ゲストも一緒になってダンスが始まり、ダンスパーティーの時間となります。
ダンス用にフロアを開け曲をかけ照明を変え、ダンスが始まる=パーティーが夜遅くまで続くことになるので、ダンスパーティー代は別途費用がかかります。ダンスパーティを盛り上げるため、花火の演出をするカップルも。
スウェーデンの人がダンスパーティにかける熱はアツい!
スウェーデンの夏休みは長い!夏のウェディングは会場探しが大変!
スウェーデンの夏休みは長く、小学生は約2ヵ月、大人も2週間以上は休暇をとります。会社もお店もお役所も、全体で夏休みをとるので7月から8月にかけて、国全体がゆったりとしたペースになります。結婚式場としてレンタルする施設が少ない上、夏の期間にオープンしているホールやお店を探すのは大変!日本のようにあれこれ対応してくれるウェディングプランナーはいないので、準備にも時間がかかります。
ウェディングドレスは大人っぽいマーメイドラインが人気
お姫様のようなふわっとしたスカートのプリンセスラインや、腰のあたりからボリュームの出るAラインを好むことが多い日本人に比べて、スウェーデン花嫁はゴージャスで体のラインが美しく見えるデザインを選ぶことが多いよう。ウェディングドレスはマーメイドラインやスレンダーラインが人気。
ドレスは数万円で購入できることから、インターネットなどで自分で好きなデザインを選んで購入することがほとんどです。サンボという制度もあることから、結婚式やドレスにかける熱意も日本の花嫁とは少し違うのかも…??
次回は、スウェーデンの結婚式(ブロロップ)のタイムスケジュールと披露宴中の伝統作法について!詳しくお話を聞いていきます♪
【お知らせ】Aikoさんが書籍を出版しました
作者Aikoさんが著書を出版しました。タイトルは『幸せの国スウェーデンから くまさんと私のおもしろ北欧デイリーライフ』。スウェーデン人のくまさんとの事実婚をきっかけにスウェーデンに移住したAikoさんのゆったりまったり、驚きの北欧ライフ。異国で生活しながら見えてきた日本とスウェーデンの意外な共通点とは?!