メインとしても使用される『かすみ草』ってどんな花?
かすみ草とは、細い枝の先に白い花がたくさん咲き誇る花のことです。枝が細く花が小さいので繊細で可憐なイメージがあります。そんなかすみ草は、見た目がかわいらしいことはもちろん、花言葉も恋愛系のものが多いことから、花束などのギフトやブーケ、装花などのウェディングシーンにも多く取り入れられています。
花と花の間を埋めたり、他の花を引き立たせる名脇役だったかすみ草が、今ではメインとしても使われることが多く、かすみ草をたっぷり集めればふわっとボリューミーになり、ロマンティックな雰囲気を楽しめます。
かわいらしい小花を咲かせる『かすみ草』の花言葉
白の花言葉
白いかすみ草の花言葉:清らかな心、無邪気、親切、幸福、夢見心地、切なる喜び、清らかな恋、感謝、永遠の愛、無垢の愛
ピンクの花言葉
ピンク色のかすみ草の花言葉:切なる願い、感激
かすみ草の基本情報について
かすみ草は、寒さには強く暑さや湿度には弱いウクライナやイラン、コーカサス地方などが原産のナデシコ科の植物となっています。
花の色は白やピンクで、枝の先に小さな花を咲かせ、見た目もかわいらしく結婚式ではブーケや花束、会場装花などに使わています。
日本でよく見かけるものとしては『パニクナータ』という品種が多く、結婚式に参列したことがある方は、このかすみ草を結婚式でよく見ているはずです。ちなみにピンク色のかすみ草はエレガンスと言う品種で、花びらが少し大きいのが特徴。
基本情報
科名:ナデシコ科
呼び名:かすみ草・宿根かすみ草・ジプソフィラ
原産地:アジア、地中海沿岸
大きさ:背丈15~120cm 横幅20~50cm
主な時期:5~8月
主な種類
パニクラータ
小さく可愛らしい白い花を咲かせます。花束やブーケでアクセントになります。
エレガンス
少々大きめの白やピンクのお花を咲かせます。花言葉も白とは違い特別感があります。
ムラリス
かすみ草の中でも小型で花が小さい種類になります。
育て方
風がよく通り、乾燥しやすい場所で育てることがポイントなります。かすみ草を育てる場合は高温多湿は枯れやすくなるので気を付けてください。
タネまき
基本的には種のまま土にまきます。湿気に弱いので風がよく通る場所に定植させましょう。発芽、育苗とも比較的簡単になります。
管理方法
水の与え過ぎには注意が必要で、土が乾いたときに水やりする程度で十分。また、肥料は与えなくても花を咲かせてくれます。
病害虫
アブラムシやハダニが付きやすく、春先から秋までは、注意が必要になります。また、立枯病にかかりやすいので、多湿の時期には、育てる環境を出来るだけ乾燥させてあげることがポイントとなります。
結婚式によく選ばれているワケとは?
細い枝に小さな白い花をつけ、雪化粧のようなキレイさをもつかすみ草は、単体ではあまり目立たない花ですが、たっぷり使うことでボリューミーにアレンジしたり、他の花と合わせるとベールに覆われたようなイメージでアレンジするなど、結婚式のブーケや会場装花にも多く取り入れられるようになってきています。
花言葉では、「永遠の愛」や「純潔」など、まさに結婚式にふさわしい意味が込めれてれいます。花嫁たちに人気を集めている理由がわかりますね。そんなロマンティックな花を取り入れて、素敵な花束やブーケで結婚式さらに華やかにしましょう。
まとめ
かわいらしい雰囲気でありながらも独特な香りがするかすみ草。ブーケや装花にかすみ草を使いたいけれど香りが苦手という方には、造花(アートフラワー)をブーケや花装に取り入れると良いでしょう。また、花言葉には感謝や恋心などを表しているものが多く、トスブーケや両親への花束贈呈にも適しています。
以前までの花と花の間を埋めるだけの存在ではなく、花束やブーケ、会場装花などの可憐にボリュームをあげることができる人気のお花『かすみ草』を、ぜひ結婚式にプラスしてみてください。