プロポーズされた!婚約したら上司に報告は必要なの?
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婚約が成立したら、タイミングをみて上司に報告をしましょう。
「結婚はプライベートなこと。会社や上司には関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、結婚によって姓が変わったり扶養家族ができたりすることもあります。また、結婚を機に退職をするケースも。
会社で住所変更や扶養、退職の手続きなどが必要になるため、婚約したらタイミングをみて上司に報告するようにしましょう。
上司に婚約を報告するタイミング
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上司へ婚約を知らせるタイミングは、結婚後に仕事を続けるのか辞めるのかを基準に次のように判断します。
結婚後も仕事を続ける場合
結婚後も、同じ会社で同じように仕事を続ける場合は、結婚式や入籍の3ヵ月前を目安に報告します。「結婚後も今まで通り仕事を続ける予定です」と一言添えると上司も安心してくれるでしょう。
授かり婚の場合は、妊娠で体調に変化をきたす可能性もあります。仕事は変わらず続けるつもりでも、両家両親への結婚挨拶の後、早めに上司に結婚を報告する方が良いでしょう。
結婚退職をする場合
結婚を機に退職をする場合は、就業規則にしたがって上司への報告時期を見極めましょう。
引継ぎが長引いたり、後任を選んだりするのに時間がかかれば、希望の日付で退職できない可能性もあります。
「大きなプロジェクトを任されている」「引継ぎに時間がかかりそう」と感じているなら、早めに上司に報告した方がよいかもしれません。
上司に婚約を報告する際のポイント
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上司へ婚約を報告する際は、失礼のない内容にしたいもの。上司へは、次のポイントを抑えた報告を心がけましょう。
上司に結婚報告する前に準備しておくこと
上司へ婚約を報告する際は、必要な情報をしっかり伝えることが大切です。
- 結婚後、仕事は続けるのか
- 結婚式は行うか
- 上司を結婚式に招待するか
- 結婚にともなう休暇を取得するか
- 職場で苗字は変えるか
などをおふたりで話し合い、上司への報告前に決めておくようにしましょう。
まずは直属の上司に報告する
直属の上司、その上の上司、役員…複数の上司がいる場合は、まず、直属の上司に婚約を報告するのがマナー。派遣社員として働いている場合は、派遣会社の担当へ伝えましょう。
就業時間外に直接伝えるのがベターですが、忙しくてなかなか顔をあわせられない場合は、メールや電話で報告してもOKです。
上司に婚約を報告する際の例文
結婚式に上司を招待するのか、結婚後も仕事を続けるのかなど、パターンごとに上司へ婚約を知らせる例文をご紹介しましょう。
基本の例文
1. お仕事中、お時間をいただきありがとうございます。
2. 私事で恐縮なのですが、このたび、かねてよりおつきあいをしている方と結婚することになりました。
3. 相手は大学時代の同級生です。
4. 入籍は●月で、結婚式は●月○日に(会場名)で行う予定です。
5. 結婚式にはぜひ○○課長にもご出席いただきたいと考えております。
6. 改めて結婚式の招待状をお渡しさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
7. 結婚後も、仕事は続けるつもりでおります。
8. 仕事と家庭を両立できるよう精進してまいりますので、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
結婚式に上司を招待しない場合は、4.5.6.を以下のように変更しましょう。
入籍・結婚式は●月に身内のみで行う予定です。
結婚後は今まで以上に精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
また、結婚を機に退職する場合は、4.5.6.7.8の文章を次のように変更します。
もう一つご報告があるのですが、結婚相手が仕事の都合で他県に住んでおりまして。
仕事をつづけることが難しく、●月○日で退職させていただきたいと思います。
現在進行中の仕事は責任をもって担当させていただきますので、退職までどうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
結婚が決まったら、マナーを守って上司に報告を
プロポーズ後は、両親への結婚挨拶、両家顔合わせ、結納、結婚式や新生活の準備など、さまざまなイベントが控えています。上司へ婚約を報告することもそのひとつ。
結婚後も仕事を続けようと考えている方は結婚の3ヵ月前を目安に、結婚を機に仕事を辞める方は就業規則に則ったタイミングで、まずは直属の上司へ婚約を報告しましょう。報告する際は、必要な情報を抜け漏れなく報告することが大切です。
しっかりマナーを守り、大人の対応を心がけてください。