挙式のみの結婚式にも招待状は必要?
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結婚式の招待状には、披露宴の内容が記載されているのが一般的です。そのため、挙式だけで結婚式を行うのに招待状を用意するのは、「挙式だけなのに大げさかな?」「親しい友人だけなので、口頭で伝えればいいかな?」と心配になりますよね。
実際に、挙式の内容を口頭で伝えたり、SNSやメールを招待状代わりにしたりするカップルも増えているようです。招待状は必ずしも必要なものではなく、口頭やメール等で招待してもマナー違反になるものではありません。
ただ、招待された側の立場になってみると、口頭だけだと忘れてしまいやすいですし、ドレスコードなどでも戸惑うことが予想されるため、招待状を用意した方が親切だといえるでしょう。
招待状を書く際のポイント
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挙式のみの結婚式の招待状は、通常の招待状とは少し異なる点があります。ゲストを混乱させないためにも、招待状を作成する前にきちんとポイントをおさえておきましょう。
披露宴を行わないことを明記
一般的な招待状は、披露宴の内容が記載されているものですので、披露宴を行わないことを記載しないと、誤解を招いてしまう可能性があります。挙式だけの結婚式の場合であれば、「なお 誠に勝手ながら 披露宴は行いません」という一文を添える必要があります。
また、「挙式のみを行います」等の内容でも、ゲストに誤解を与えてしまう恐れがありますので、招待状の文章も十分に考慮して作成しましょう。
ご祝儀を辞退することを明記
挙式だけで結婚式を行う場合、ご祝儀は辞退するのが通例となっています。このことは口頭だけで伝えるのではなく、「ご祝儀などのお心遣いは慎んでご辞退申し上げます」などの一文を入れておいた方がいいでしょう。
それでも、ご祝儀をいただくことはありますので、その際には内祝いとして個別に返礼すれば、特に問題はありません。
ドレスコードの詳細
挙式のみの結婚式を行う場合、所要時間は30分程度となります。挙式自体がカジュアルな内容であったり、気軽に参加できるようにしたりしたい場合には、「ぜひ平服でお越し下さい」など、ドレスコードの詳細を記載してください。
ただし、会場によっては平服がそぐわない場合もあるため、あらかじめゲストのドレスコードの確認を、会場側にしておくようにしましょう。
出欠席の返信ハガキはなしでもOK
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挙式だけの結婚式の場合、料理や引き出物を人数分用意しなくていいので、正確な人数を把握する必要がありません。そのため、出欠席を確認する返信ハガキを用意しなくても大丈夫です。
ただ、せっかく参列してくれるのだから、プチギフト程度は用意したいとも思いますよね。その場合は、人数の把握をしておく必要がありますので、返信ハガキを同封しましょう。
招待状のマナーに沿って作成を行う
招待状は、マナーに沿って作成されています。例えば、一般的な文章に使う句読点は、終わりや区切りを意味する記号です。そのため、結婚の終わりを連想させるものとして、招待状では使わないのがマナーとされています。
また、手紙のはじめと終わりに使用する「頭語・結語」ですが、謹啓・謹白を使うことで深い敬意を表せますので、迷った際には謹啓・謹白で作成するのがおすすめです。特に、新郎新婦の両親が主催者である場合には、謹啓・謹白を使うのが通例とされています。文章に関してのマナーは、一般的な結婚式の招待状と変わりませんので、十分に考慮して作成するようにしましょう。
挙式だけ行う場合の招待状の文例
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謹啓 ◯◯の候
皆様におかれましては
ご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚することとなりました
つきましては 親しい皆様に 私たちの門出の立会人となっていただきたく
教会式(または神前式)にて挙式を行いたいと存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ぜひ ご出席をお願いいたしたく 謹んでご案内申し上げます
なお 誠に勝手ながら披露宴は行いません
当日は気軽にご出席いただきたいと思っております ぜひ平服でお越し下さい
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう くれぐれもお願い申し上げます
謹白
令和○○年○月吉日
新郎名
新婦名
記
日時 令和○○年○月○日 (○曜日) 挙式 午後○時
場所 ○○教会
住所 ○○県○○市○○町○-○○
電話番号 ○○○-○○○-○○○
まとめ
結婚式のスタイルに合った招待状を送ろう!
挙式のみの結婚式は所要時間が短いこともあり、親しい人だけ招いて行うケースも多いようです。そのため、口頭だけで伝えることもできますが、せっかくの結婚式をスムーズに進行したいですよね。招待状はマナーとしてだけでなく、ゲストへの配慮でもありますので、挙式だけの結婚式であっても招待状を送ることをおすすめします。招待状を活用して、素敵な結婚式にしてくださいね。