職場や取引先からの結婚祝いのお返し。品物選びや渡し方マナー、渡すタイミング…「こんなときどうする?」を解決

職場や取引先の方から結婚祝いをいただいたときは、必ずお返し(内祝い)をするのがマナーです。上司や先輩など目上の方から頂いた場合と、同僚や部署の方から連名で頂いたお祝いのお返しの選び方や渡し方では、配慮するポイントや渡す際のタイミングに違いがあります。内祝いのマナーについて知っておけば、感謝の気持ちをスムーズに伝えられ、今後も職場によい印象を残せるでしょう。この記事では職場で結婚内祝いを贈るときのマナーについて詳しく解説します。

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    職場や取引先から頂いた結婚祝いのお返し(内祝い)の返すタイミングやマナー

    職場や取引先から頂いた結婚祝いのお返し(内祝い)の返すタイミングやマナー

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    結婚祝いのお返しの予算は、1/3から半額程度が金額相場の目安です。
    また、結婚内祝いを送るベストなタイミングは結婚式を挙げてから2週間〜1カ月以内がベストな時期です。郵送なら届く曜日も考慮して準備しましょう。あまりにも早すぎる、または遅すぎるタイミングは失礼にあたるので避けましょう。
    結婚祝いを上司や同僚などから頂いた場合、関係性によってお返しの品物の予算目安、品物の選び方や贈るタイミングが変わるケースがあります。
    基本的なマナーについて、しっかりと確認しておきましょう。

    会社での前例や制度を確認。お返しを贈らなくていい場合も

    会社によっては結婚祝いを贈る制度があります。会社の福利厚生の一環として支給されるものなので、お返しをする必要はありません。
    また、部署によっては冠婚葬祭時には連名で贈るものの、全員同じ条件なのでお返しは不要の取り決めなど、職場独自のルールがある場合もあります。
    まずは、職場の前例やルールがどうなっているのかを相談できる人や先輩などに事前にそれとなく確認しておきましょう。

    上司・社長からお祝いをいただいた場合

    社長や上司など会社で目上の方から結婚祝いを頂いた場合は、一般的なお返し相場より少し少な目のお返し金額を目安に、また渡し方やタイミングに注意を払いましょう。

    結婚内祝いの金額目安

    上司や社長へのお祝いのお返しの金額目安は、一般的な半返しより少し少な目の、いただいた金額の3分の1程度が一つの目安です。
    高額なお祝いをいただくこともあるかもしれませんが、そのときは3分の1より少ない額にする場合もあります。

    結婚内祝いを渡すタイミング

    職場で直接渡すタイミングは、上司や社長が忙しそうな時間をなるべく避け、終業後や休憩中を見計らって渡します。目上の方の場合は、特に相手の迷惑にならないよう手短に渡すスムーズさを心がけましょう。
    また、渡す際はできるだけ他の人の目を避けて渡す配慮が必要です。結婚祝いを贈っていない人が渡すシーンを目にしたら、「自分もお祝いを贈らなければ」とプレッシャーを感じる可能性もありますし、万が一上司が送っていない人がいた場合などを想定し、なるべく人目につかない場所やタイミングを見計らったほうが無難です。

    「お返しはいらない」と言われたら

    社長や上司から結婚祝いをいただく際に、「お返しはいらない」と言われるケースもあるでしょう。この場合、部下に負担をかけないように本心で言っているのか、礼儀として言っているのか、慎重に見極める必要があります。頂いたお祝いの半額ではなく、1/3~1/4程度の金額にとどめ、「気持ちだけお返しさせていただきます」と伝える方法も一例です。
    ただ、お返し不要と言われた場合、基本的にはお返しをする必要はないと考えられます。
    上司との関係性や親密度などを検討した上で、お返しはしないとしても何らかの形で感謝の気持ちを表すことが大切です。手書きのお礼状をすぐに出す、新婚旅行のお土産を持参してお礼を述べるなど、できるだけ早めに感謝を伝えましょう。

    同僚・部下からお祝いをいただいた場合

    同僚や部下といった、仲の良い人から個人的に頂いた結婚祝いのお返しは、頂いた金額の2分の1から3分の1程度の金額が予算目安です。
    部下に対しては上の立場として、頂いた金額の2分の1程度の金額を目安に。
    結婚内祝いを渡すタイミングは、上司の時と同じく就業時間や人目を避けて渡す配慮が好ましいでしょう。

    取引先からお祝いをいただいた場合

    取引先の方からお祝いをいただいた場合は、上司同様目上の人に贈る金額を想定し、頂いた額の3分の1程度の金額が予算目安となります。
    内祝いを渡す際は直接先方に出向き手渡しするのがベストですが、お互いのスケジュールがかみ合わない場合や相手の多忙が想定できる場合には、無理をせず郵送や配送を手配して送っても問題はありません。
    郵送や配送で内祝いを送る際には、必ずお礼状を同封するか、別便で送りましょう。

    部署や同僚同期一同から連名でお祝いをいただいた場合

    職場の部署や同僚、同期の方々から連名で結婚祝いを頂いた場合は、まず誰からもらったのかを必ず確認し、全員にしっかり感謝の気持ちを伝えましょう。
    予算はいただいたお祝いの総額を人数で割り、一人当たりの負担額を出します。お返しはその2分の1から3分の1程度を目安に人数分用意するか、大人数であれば個包装になったお菓子の詰め合わせ職場でくばるなどの方法があります。

    職場の方に結婚内祝いをお返しする際の渡し方とタイミング。郵送や配送してもいい?

    職場の方に結婚内祝いをお返しする際の渡し方とタイミング。郵送や配送してもいい?

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    職場の方々や取引先の方々から頂いた結婚祝いに結婚内祝いのお返しをする際は、渡し方や渡すタイミングでいくつか気を付けておきたいポイントがあります。

    お祝いが届いたらまずお礼を述べる

    お祝いを頂いた場合はお返しの品物について考えるよりも前に、ひとまずお礼の言葉を伝えましょう。直接頂いた場合はもちろんその場で、配送などで受け取った場合も、先方へ早めに電話をするなどして、感謝の気持ちを伝えます。贈り主にいち早く「無事に届いた」と安心してもらうことも大事です。
    早めに連絡するのが望ましいとはいえ、メールでの連絡は礼儀にかなったものではないと見る向きもあります。
    連名の結婚祝いで直接手渡しではなく配送で受け取った場合は、配送を手配してくれた代表者の名前が送り主の住所に書かれているはずなので、その方にできれば電話で連絡しましょう。
    親しい同僚といったカジュアルな間柄の場合には、代表者にお礼を述べた後に、LINEなどのツールを利用したグループ一斉送信でお礼を伝えても問題はありません。

    1ヶ月以内までに結婚内祝いを贈るのがマナー

    結婚のお祝いをいただいてから1ヵ月以内に内祝いを贈りましょう。1ヵ月以上過ぎてしまうとタイミングが遅すぎて相手に失礼になるため、タイミングが過ぎた場合は必ずお詫び状も添えて送る必要があります。

    結婚式までのスケジュールを確認して内祝いの準備を

    結婚の内祝いはお祝いをいただいてから1ヵ月以内に、通常は挙式後1~2週間以内に贈ることがマナーです。結婚式までは式や新居の準備などで忙しい中、内祝いの手配もしなければなりません。やることもたくさんあるため、式前後のスケジュールを把握しておくことが大切です。
    式後にお祝いの品を探し始めるとタイミングを逃す恐れがあるため、挙式前に早めに決めておきましょう。ギフト選びの時間が作れない場合には、欲しいアイテムを贈る相手に選んでもらえるカタログギフトというアイデアもあります。

    職場で手渡しする際のタイミングと注意点

    職場の人へ結婚内祝いを渡すときは、基本的には手渡しがベストです。
    お祝いをいただいてから通常は1ヵ月以内のお返しがベストな時期ですが、職場なら常に顔を合わせる環境でもあるため、あまり日が経たない1週間後~2週間以内に贈りましょう。部署や同僚から連名で頂いた結婚祝いの場合は、職場で日常的に会う間柄の場合が多いので、就業時間以外の、朝の時間や昼休みを利用し職場で渡しても構いません。できれば連名の全員に面と向かってしっかり感謝の気持ちを伝えておきましょう。
    上司や特に仲がいい同僚から個別に結婚祝いを頂いた場合は、できるだけ人目につかないよう渡す注意が必要です。

    郵送・配送で送る際のタイミングと注意点

    相手と出勤日が一緒にならず、なかなか内祝いの品を渡せない場合は、相手の都合を確認したうえで、自宅に配送や郵送の手配をします。送付前にいつごろ送ればいいか、都合のいい時間帯、住所について聞いておきましょう。
    手渡しする場合には、お礼を口頭で伝えられるため、お礼状などを別途添える必要はありませんが、郵送の場合には、品物をそのまま送るのは失礼にあたり、内祝いの品物に感謝の気持ちや今後の抱負を綴ったお礼状やメッセージカードを添えるのがマナーです。

    郵送や配送の際にはお礼状を必ず添える

    結婚祝いのお返しを贈る際は、お礼の言葉とともに、直接手渡しで贈るのが最も丁寧な方法とされています。その際には、特にお礼状を品物に添える必要はありません。
    お礼状が必要になるのは、結婚内祝いを手渡しで贈れない場合です。郵送や配送する場合には、直接会ってお礼が伝えられないため、直筆でお礼と感謝のメッセージを書いて手紙を送るのです。もちろん、直接会って手渡す場合に手紙やメッセージカードを添えて贈るのはより気持ちが伝わる手段であるため、お礼状がなくても問題はありません。
    内祝いを一括でまとめて贈る場合は、個別にメッセージカードを添えるのもおすすめです。

    結婚祝いのお返し(結婚内祝い)に添える丁寧・堅苦しくないお礼状のメッセージの書き方や文例。マナー、出し方、出すタイミングまで詳しくチェック!

    職場や取引先から頂いた結婚祝いのお返しの予算の決め方と金額目安

    職場や取引先から頂いた結婚祝いのお返しの予算の決め方と金額目安

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    結婚祝いのお返しの予算は、1/3から半額程度が金額相場の目安です。
    職場や取引先から頂いた結婚祝いのお返しも、通常のマナーと変わらない相場で判断します。また、結婚祝いのお返しは、頂いたお祝いの半額程度を、現金や金券ではなく品物で用意をすることが一般的なマナーなので注意しましょう。

    上司や取引先には高額すぎるものを送らないこと

    内祝いの品にあまりにも高額なものを贈らないようにしましょう。内祝いの金額は半返しがマナーとなっています。お祝いのときに10,000円、または10,000円相当の品をいただいたら5,000円ほどのお返しをするというかたちです。
    いただいた金額と同等の額のものだったり、いただいた品の額より明らかに高すぎたりする品は、相手に気を遣わせてしまい、逆に失礼にあたります。お返しは半返しにするということを念頭に内祝いを選びましょう。

    連名で頂いた結婚祝いのお返しの予算の決め方

    職場から連名で頂いた結婚祝いのお返し(結婚内祝い)について、実は「絶対にこうしたほうが良い」といった厳密なルールやマナーはありませんが、頂いた結婚祝いの金額や連名の人数を判断基準として、ある程度お返しの品物選びや予算のめぼしがつけられます。
    ひとり一人に個別に贈るか、全員にまとめて贈るかは、予算に応じて判断する方法が一般的です。
    結婚内祝いをひとり一人に個別に贈るか、全員にまとめて贈るかひとつの目安は、上記で算出した連名メンバーの1人当たりの予算をもとに判断する方法です。

    【連名の結婚祝いのお返し選びの判断例】
    ・1人当たりのお返し予算が5百円前後の場合は個包装になった菓子折りなどまとめて送って問題ない
    ・1人当たりのお返し予算が1000円を超えるなら一人ひとり個別にお返しを贈るのが望ましい

    1人予算500円前後ならまとめて贈って問題なし

    1人あたりのお返し予算が500円以下になると、品物の選択肢が限られますし、人数が多い場合には全員に配る時間やラッピング料、配送料も考えなければなりません。
    そのため、ひとつの箱にまとまった個包装の焼き菓子詰め合わせやプチギフト詰め合わせを贈り、配る、または配ってもらう形で問題ありません。
    注意点として、ひとつの箱に入っていても、個包装になっていて配りやすいギフトを選びましょう。

    まとめて贈る場合のギフト例
    ・お菓子やスイーツの詰め合わせ
    ・職場全員が職場で飲めるお茶やコーヒーのセット
    ・個包装になったバスアイテムやアロマアイテム …など

    1人1000円以上なら個別に個包装で贈るのが望ましい

    1人あたりのお返し予算が1000円以上なら、選べる品物の範囲も広がり、またギフトセットで個包装になっている品物を選ぶのが難しい金額になるため、個別に個包装で送った方がよいでしょう。

    個別に贈る場合のギフト例
    ・ギフト用ボックスに入ったハンカチやタオル
    ・バスアイテムやアロマなどリラックスグッズ
    ・ギフトボックスに入ったクッキーなど焼き菓子 …など

    職場や取引先への結婚内祝いの「のし」選び方や表書きの書き方と注意点

    結婚祝いのお返し(結婚内祝い)を贈る際には、贈り物の包装紙の外側または内側に熨斗(のし)紙をかけるのがマナーになっています。
    連名で頂いた結婚祝いのお返しにも、のしをかけて贈るのがのぞましいでしょう。
    お菓子の詰め合わせなどを贈る場合はのしをかけられますが、部署の全員に個別にプチギフトなどを贈りたい場合には、ラッピングの形態や個包装の状況によってのしをかけられない場合もあるでしょう。そういった場合には、無理してかける必要はありません。

    結婚祝いのお返し(結婚内祝い)は手渡しの場合も配送の場合も『内のし』がベター

    のしには「内のし」「外のし」と2種類の掛け方があります。
    のしを品物にかける場合には、包装紙の内側ののしをかける『内のし』と外側にかける『外のし』があります。
    一般的には『外のし』は贈答品をお渡しする際に、表書きが贈り先にはっきりと見え、どような目的でギフトを贈ったかが明確に伝わるため、結婚・出産祝いなどは外のしが適切と言われています。
    使い分けの基本の考え方として、「宅急便などで配送をするときは内のし」「持参するときは外のし」と覚えておくと分かりやすいでしょう。たくさんのお祝いが同時に届く人に贈り物をする場合や、並べて置かれる可能性がある場合は、誰からのものかがわかりやすい『外のし』が良いとされています。
    しかし、頂いたお祝いのお返しである結婚内祝いの場合は『内のし』を選ぶのが一般的です。配送ではなく手渡しの場合も『内のし』を選ぶほうがベターです。

    結婚内祝いの「のし紙」の種類と「表書き」の書き方

    結婚内祝い水引の種類・書き方
    表書き内祝または結婚内祝
    水引紅白結び切り10本
    名前の書き方名字+名前の連名(入籍後)

    結婚祝いのお返しには、水引は紅白の「結び切り(10本)」のものを使用します。5本1組が主流で、それが夫婦2人分という意味があります。結婚は何度も繰り返すことが望ましくない慶事のため、一度結んでしまうとほどくのが難しい「結び切り」を選びます。表書きは「内祝」、名入れは結婚後の姓または夫婦連名で記載します。職場に送る場合は、誰が送ったか分かりやすいよう本人の名前も記入する書き方を選びましょう。

    旧姓を記入したい場合はどうする?

    結婚後も職場では旧姓で通すという方もいますが、結婚後、旧姓は「通称」の扱いになります。 のしには正式な本名である新姓を書くのが基本です。「配送で贈るので、誰からの贈り物なのか分からなくなるかもしれない」など、どうしても旧姓で贈りたい場合は受け取った人が分かりやすいよう工夫をして贈りましょう。

    ・のしには新姓を書き、配送伝票の依頼人の欄には旧姓を書く
    ・品物に添えるメッセージカードに旧姓を書き添える

    職場や取引先への結婚内祝いの品物の選び方と注意点

    職場の結婚内祝い,お菓子

    職場の人に内祝いをお返しする品物を選ぶ際には、必ず確認しておきたいポイントがあります。仕事の関係性では、お返し後にトラブルが起こるケースは絶対に避けたいものです。
    確認ポイントを必ずチェックして準備を進めましょう。

    結婚祝いでお返しする人数と金額を必ず確認

    連名で結婚祝いを頂いた場合は、内祝いの品を選ぶ前に、贈る人数と贈る人を把握しておきましょう。誰に何を贈るか、何人に贈るかを把握しておかないと、贈り忘れが発生するかもしれません。特に結婚内祝いの金額目安は送られてきたお祝いによって変わるため、より注意が必要です。贈り忘れると相手に大変失礼になりますので、内祝いを贈る人のリストを作っておくことがおすすめです。
    また、連名での結婚祝いは小分けできる菓子の詰め合わせなどを送るケースが多いのですが、連名の人数をあらかじめ把握しておかないと、個包装の数が足りていないといったミスが発生する場合もあります。
    お祝いをくれた人から順に名前、何をいただいたかを書いておけば準備の段階からチェックしながら進められて便利です。また直接手渡しできない人はリストに送り先の住所を記載しておけば、送付の手配もスムーズに進みます。

    職場で渡すなら持ち帰りやすいものにする

    職場で渡すなら持ち帰りやすいものを選ぶ配慮を。特に電車通勤の方に重すぎるギフトを贈ると相手の負担となってしまいます。
    お菓子の詰め合わせなど、紙袋やカバンに収まるサイズで、かつ片手でも持てるような重さのものを選びましょう。

    金券、商品券、ギフトカードは避ける

    商品券やギフトカードは実用性の高い品ではありますが、内祝いの品として避けたほうが良い品物とされています。しかし、現在では同僚や後輩などカジュアルな間柄の場合、さほど気にしない方も増えているようです。
    ただし、上司や取引先といった気を遣う間柄には避けたほうがよいでしょう。人によっては誤解を生むこともありますので、どのような相手に贈っても喜ばれる品を選ぶことがおすすめです。

    お菓子など食品の賞味期限に注意を

    お返しにお菓子などの食べものを贈るときは、賞味期限についても確認が必須です。
    送るまでに賞味期限が切れてしまうと、相手に対して多大な失礼になるだけでなく、もらったものの処分にも気を遣わせてしまい負担になってしまうでしょう。
    基本的には、内祝いで食品を送る場合は賞味期限が長いもの(少なくとも到着してから2週間以上は問題ないもの)を選びます。
    また、同じ職場であっても勤務日などの都合が合わず、手配後にすぐに渡せるとは限りません。食べものを贈る場合は、購入前に賞味期限はいつかをチェックしておきましょう。

    カタログギフトのラインナップと金額は贈る相手に合わせる

    内祝いにカタログギフトを選ぶなら、カタログギフトのラインナップをチェックし、カタログによってジャンルが大きく異なりますので、相手の好みによって選ぶことがおすすめです。
    グルメを中心に掲載しているカタログや人気ブランドのファッションアイテムやインテリアグッズを多数掲載しているもの、体験ギフトなど、現在は多種多様なカタログがあります。掲載ジャンルが多ければ多いほど選択の幅も広がるため、相手の好みがわからない場合はジャンルが多いカタログギフトを選んだり、相手の好みに予想がつく場合は専門ジャンルにするなど、贈る相手を考えて選びましょう。

    連名で大人数にお返しを贈る場合の結婚内祝いの選び方
    連名で大人数にお返しを贈る場合の結婚内祝いの選び方

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    連名でお祝いをいただいた場合の、結婚内祝いの品物を選ぶ際の注意点も併せて確認しておきましょう。

    好みがわからない場合は選択肢を多くする

    結婚内祝いを贈る相手みんなが喜んでくれそうなものを選ぶことが大切。お菓子を贈る場合には、なるべく味や種類のバリエーションが豊富な詰め合わせにすると、それぞれの好みで選んでいただけます。個別に贈る場合には、タオルハンカチなど、誰に贈っても良いアイテムを選ぶと良いでしょう。女性用、男性用など、異なる贈り物にしても素敵ですね。

    持ち帰りやすいものにする

    職場で結婚内祝いを渡す場合は、持ち帰りやすい大きさ・重さのものを選ぶようにしましょう。みんなで分けてもらうお菓子などの食べ物では、個包装になっていると配りやすく、すぐに食べられない人も、持ち帰ることができます。

    賞味期限をチェックする

    焼菓子や和菓子などの食べ物を贈る場合、なるべく賞味期限が長いものを選んでおくと安心です。会社の部署単位で贈る場合、出社日が異なるなど、渡せるタイミングが全員同じとは限らないからです。賞味期限が心配な方は、保存の効くゼリーや瓶入りのフルーツジュース、職場で使える個包装のドリップコーヒー、タオルなどを選ぶと良いでしょう。

    まとめ

    職場や取引先への結婚内祝いは渡し方や品物選びにも「仕事上の関係」を重視した配慮を

    上司や先輩など目上の方から頂いた場合と、同僚や部署の方から連名で頂いたお祝いのお返しの選び方や渡し方では、配慮するポイントや渡す際のタイミングに違いがあります。
    また、感謝の気持ちをスムーズに伝え、今後も職場によい印象を残すには、さまざまな配慮が必要です。
    職場や取引先の方から結婚祝いをいただいたときは、まず必ずすぐにお礼を伝え、内祝いのマナーについて知っておけば、スムーズに内祝いの贈り物を準備できるよう、事前にしっかりと確認をしておきましょう。

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    結婚式準備.com編集部

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