フォトウェディングを格安料金で撮影したい。安い費用で節約するベストな方法

フォトウェディングや結婚式の費用を、希望を叶えながらもできるだけ安い費用におさえたい、節約したいと考える方に、フォトウェディングプランの料金の内訳や、希望を叶えながらもできるだけ安い料金に抑えるための方法や打合せでの確認するポイントを解説します。フォトウェディングの打ち合わせ前に費用で不明瞭な部分を解消しておけば、得られる満足感が大きくなり、撮影時間もより楽しめ、幸せな結婚の思い出作りができるでしょう。

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フォトウェディングを安く済ませるために知っておきたい費用の構成と内訳

フォトウェディングを安く済ませるために知っておきたい費用の構成と内訳

twinsterphoto – stock.adobe.com

フォトウェディングや結婚式前撮りでは「フォトウェディングをおこなうために最低限必要な基本料金」と「フォトウェディングの内容をより充実させるための追加料金」で費用が成り立っています。

フォトウェディングに基本的に必要な料金

・撮影料金
・スタジオまたはローション使用料金
・衣装料金(上限あり)
・衣装小物料金(無料範囲あり)
・着付け、ヘアメイク料金(新婦のみ)
・データ料金(データ納品数上限あり)

フォトウェディングや結婚式前撮りの「基本プラン」では、上記のものがセットになっているケースが多いでしょう。
基本料金「撮影した画像のデータ」に関しては注意が必要です。
フォトウェディングや前撮りのサイトを見ていると、格安料金のプランを目にすることが多いでしょう。一般的には、格安プランで1万円代~3万円代のプランに『撮影データ』は含まれておらず、『撮影の中から選んだ1~数枚のカットを台紙に貼って渡してくれるサービス』のみが含まれているのです。
プラン料金の内訳に撮影データの記載がなければ、撮影データの渡しは含まれておらず、撮影データが必要な場合には、別途買取料金が必要になります。
また、「〇カット撮影保障」の表記の場合にも、撮影してくれる枚数のみの表記であり、データ渡しは料金に含まれていないことに注意してください。

追加でよく発生するオプション料金

・土日祝日料金
・衣装グレードアップ料金
・小物レンタル料金
・データ枚数追加料金
・アルバム制作料金
・新郎のヘアメイク料金
・データ修正料金(美肌加工・体形補正など)

フォトウェディングや結婚式前撮りの撮影内容を、より充実させるために必要な料金で、通常の基本料金には含まれていません。
フォトウェディングでは通常撮影前に「打ち合わせ」と「衣装試着」の時間があり、その際にこれらのサービスと追加料金の説明がされるため、希望サービスを追加すると「予想していたより費用が高くなった」と思ってしまうケースが多いようです。
基本的にはどの撮影業者やスタジオでも、料金体系はほとんど変わらないため、事前にどんなオプションサービスがあるのかを理解しておき、追加料金が発生するケースが多いことを見込んで予算立てをして申し込みすると安心です。

フォトウェディングの基本料金を安い費用で節約するために事前に確認しておくこと

フォトウェディングの費用を安い料金で抑え、節約するには、どのサービスにいくらかかるか理解し、予算上限を決めてから打ち合わせに臨めるよう、事前にふたりの希望や事情のすり合わせが大切です。

スタジオ撮影とロケーション撮影の違いと費用相場。安い料金で済ませるには

ロケーション撮影 スタジオ撮影
費用相場 16.8万円
(ボリュームゾーンは10万~25万円)
16.4万円
(ボリュームゾーンは5万円~15万円)
人気シーズン 衣装やロケ地によって、季節や気温に左右され、人気が集中するシーズンがある。 どのシーズンも季節や気温に左右されることなくいつでも快適な撮影が可能なため、人気か集中するシーズンは特にない。
天候 雨天の場合は撮影プランを変更し室内プランにするか、撮影日を延期するか、そのまま撮影するかの対応がとられる。雨天保障が無料、または有料である場合もある。 室内スタジオの撮影のため、天候に左右されることなくいつでも安定した撮影が可能。
衣装 動きのあるポーズやカットを希望する人が多いため洋装を選ぶ割合が高い
また、衣装チェンジに手間がかかるため衣装は1着のみを選ぶ割合が多い
衣装チェンジやヘアメイクチェンジが容易であるため、衣装を2着以上着用する割合も高い。和装を選ぶ人の割合が高い
予約申し込み 人気シーズンは予約が埋まってしまうことも多い。予約申し込みの平均期間は撮影希望日の2~3カ月前 どの時期も比較的予約はとりやすい。
予約申し込みの平均期間は撮影希望日の2~3カ月前

フォトウェディングや結婚式の前撮りでは、ロケーション撮影の人気がスタジオ撮影に比べ高くなっていますが、費用的にはスタジオ撮影のほうが1~2万円ほど相場が安くなっています。
ロケーション撮影にはスタジオ撮影には必要ない、ロケーション使用料、移動交通費、アテンド料金が加算されているためです。
どちらの撮影場所にも、それぞれメリットがあります。費用面以外にもふたの希望や忙しさなどをすり合わせてから撮影場所を決定しましょう。

スタジオ撮影をできるだけ安い料金で節約するには

スタジオ撮影はもともと最も安い費用設定がされているため「費用を安くしたい」と考えるならスタジオ撮影を選びましょう。それ以上の節約を希望する場合は、お気に入りのスタジオのホームページやSNSをマメにチェックして、お得な特典期間や割り引き期間を狙って申し込むことがおすすめです。

ロケーション撮影をできるだけ安い料金で節約するには

ロケーション撮影を安く撮影したい場合、ふたりが希望するロケ地からできるだけ近くにあるスタジオを選ぶことが大切です。ロケ地が近いほど交通費や出張費がかからず、安い費用で撮影ができます。また、ロケーション撮影には一般的は向いていない時期やオフシーズン(真夏・真冬・正月など)はロケーション撮影プランが割引をしていたり、お得な特典付きフェアをおこなっている場合もありますので、撮影時期にこだわりがない場合には問い合わせやホームページを確認してみましょう。

土日祝日料金と平日料金の違い・シーズン料金と費用相場。安い料金で済ませるには

土日祝日は予約の競争も高く、平日の撮影に比べると1万円~2万円ほど割増し料金にしているスタジオがほとんどです。
また、ロケーション撮影希望の場合、春・秋の人気シーズンには「シーズン料金」が加算される場合もあります。
申し込み前には、土日祝日の料金やシーズン料金の加算について確認をしましょう。ふたりの仕事のを調整できるかを話し合い、平日撮影が可能かやシーズン調整が可能かを検討しましょう。
平日撮影には特典つきの限定プランなどを用意しているスタジオもあります。

フォトウェディングの和装と洋装による料金の違い。安い料金で済ませるには

フォトウェディングの和装と洋装による料金の違い。安い料金で済ませるには

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フォトウェデングの衣装は基本的には婚礼衣装となり、和装と洋装から選ぶことができます。和装プランは通常、洋装プランに比べ1万円~2万円ほど高く設定されているケースが多いでしょう。

和装プランの料金を安く済ませるには

和装を希望していて、できるだけ費用を安く済ませたい場合には、和装プランの料金内に和装小物やヘアアクセサリーといった付属で必要な小物が、どこまで含まれているのかを確認しておく必要があります。
結婚式の和装には和装小物といった付属の小物が必ず必要なのですが、スタジオによっては「小物もすべてプラン料金に含まれる」場合と「小物はレンタル」のケースがあるからです。基本プラン料金で小物がどこまで含まれるかは、必ず確認しておきましょう。

洋装プランの料金を安く済ませるには

洋装の基本プラン料金は和装の基本プラン料金より、通常は1~2万安く組まれているため、できるだけ費用を安く済ませたい場合には、洋装を選ぶ方が予算を抑えられる可能性は高くなります。また洋装は和装と異なり、基本的には着用に必須の小物はそこまでありません。通常は衣装に合わせる靴やアクセサリーは衣装料金に組み込まれていることが多いのですが、有料レンタルのケースもあるため必ず確認しましょう。

フォトウェディングで着替えたい、和装洋装両方着用したい場合に安く済ませるには

フォトウェディングの衣裳レンタル料金は通常の結婚式衣装のレンタル料金に比べ格安料金であるため、衣装の着替えやお色直しがしたいと希望する方も多いでしょう。
特に和装と洋装両方着たい場合は、最初から『和装・洋装着用プラン』を持っているスタジオや業者を探したほうが料金的には安く済みます。
スタジオによっては和装のみ、または洋装のみの取り扱いというスタジオも多いため、希望衣装が着たい場合にはどんな衣装の種類を取り扱っているかも含め確認しましょう。

衣装持ち込み料金は多くのスタジオが必要なケースが多い

「衣装を持ち込めば安い料金で済むのでは?」と考えている方も多いのですが、現在ほとんどのスタジオや撮影業者では、衣装持ち込み不可か、衣装持ち込みには持ち込み料金がかかるケースか、または衣装を持ち込んだとしてもプラン料金から衣装代は値引きされないケースがほとんどです。衣装持ち込み料金の相場は通常3万円~5万円ほどで、撮影プラン料金+衣装持ち込み料金がかかる計算になります。
一部スタジオでは衣装を自由に持参したり私服で撮影可能な「私服プラン」を用意しているスタジオもありますので、衣装持ち込みを考えている場合にはまずスタジオに相談してみましょう。

撮影小物やアクセサリーのレンタル料金や持ち込み料金。安い料金で済ませるには

結婚の記念になるような、オリジナリティのあるカットを撮影するためにアクセサリーや撮影小物にこだわりたい方も多いでしょう。
費用を安く済ませるためには、撮影小物やアクセサリーレンタルが無料でレンタルできるのかや、持ち込みは可能か、持ち込みに料金は必要か…といった、事前確認が必要です。

アクセサリー、ブライダル小物の料金を安く済ませるには

結婚式の衣装を着用する際には、和装であれば和装小物や草履、洋装であれば靴やネックレスといったアクセサリーやブライダル小物が必要です。また、ベールやブーケをつけて撮影したいと希望する方も多いでしょう。
多くのスタジオでは基本的な小物は無料でレンタル可能ですが、一部小物や最新入荷のアクセサリーは有料の場合、またはアクセサリーや小物は別料金でレンタルといったケースもあります。
小物やアクセサリーのレンタルはどこまで無料なのかを確認しておきましょう。

撮影小物の料金を安く済ませるには

撮影にオリジナリティを出したり、ふたりの表情を豊かにするために、小物を使った撮影が人気です。人気アイテムのフラッグ、アルファベットオブジェ、フォトプロップス、フレームなどはスタジオでレンタル可能なことが多いのですが、料金は無料、一部無料、有料など、スタジオによって規定が変わります。撮影小物を使った撮影を考えている場合には、どんな小物の用意があるか、料金はどうなっているのかを打ち合わせで確認しましょう。
手作りでの持ち込みを考えてたる場合は、持ち込みが可能かどうかも併せて確認を。ほとんどのスタジオは大きすぎたり破損の恐れがある撮影アイテム以外は持ち込みは無料でOKですが、事前申告が必要です。

フォトウェディングの衣装のグレードによる料金の違い。安い料金で済ませるには

フォトウェディングの衣装のグレードによる料金の違い。安い料金で済ませるには

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多くのフォトスタジオが用意している衣装には、衣装グレードのランクがあります。
基本のプラン料金でレンタルできる範囲は限られており、通常は洋装和装とも選べるのは各2~5着程度です。

衣装料金のグレードと追加料金が発生する仕組みとは

衣装のレンタル料金のグレードは1着5万円~30万円程度の範囲があり、「無料で選べるのは5万円の範囲まで。それ以外を選ぶ場合は、レンタル料金の差額を払う」といった料金体系になっています。

衣装料金を安く済ませるには

衣装にこだわりがなければ、基本プラン料金で選べる範囲内で衣装を選べば追加料金はかかりません。
しかし、衣装の追加料金の平均相場は5万円~10万円と、ほとんどのカップルが衣装グレードを上げて選んでいます。衣装予算を抑えたい場合には、事前に出せる費用を担当者に伝え、予算内で選べる衣装のみ見せてもらうなど工夫しましょう。
また、事前に衣装の種類や値段の書かれたドレスブックが確認できるかも問い合わせてみましょう。

フォトウェディングのデータ購入とカット数

データの購入料金はプラン内でセット料金になっていて、通常100カット~200カット渡しが見込まれ、料金は5万円~10万円が相場です。

元からデータ付きプランを選んだ方が一般的にはお得

通常、どのスタジオでも「データ付きプラン」と「データが含まれていないプラン」を用意しており、ふたつのプランを比べると料金には5万円~10万円ほど変わります。
一般的にはデータなしプランを選んでデータを後から購入するより、データ付きプランを選んだ方が1万円以上お得なケースが多いでしょう。

撮影カットの追加には費用がかかる

撮影時間内で100カット~200カットを撮りきることが一般的ですが、プラン以上に撮影シーンを増やしたい場合、1シーン、または1カット追加で通常5000円~1万円の追加料金がかかるのです。

フォトウェディングのアルバムは依頼する?外注する?安い料金で済ませるには

フォトウェディングを取り扱っているスタジオでは、撮影データを使ってアルバム制作するオプションサービスが用意されています。
アルバム制作料金は2万円~10万円か相場と高額になるため、費用を安く済ませたい場合には、アルバム制作をどうするかの検討も事前に考えておきましょう。

フォトブックを外注制作

データを買い上げて自分でアルバムではなくフォトブック制作を外注する方が、料金は3000円から1万円程度とかなり安い相場で作れます。
オプションでアルバム制作を依頼すると、かなり料金がかかる場合が多いため、全データを買い上げてアルバムは自分でフォトブックを制作する、というカップルも多いようです。フォトブック制作を他の安い業者に依頼すると、紙質などはアルバムに劣るもののかなりの節約が可能です。また、フォトショップなど専用ソフトを使って自作するという方法もあります。

アルバム制作依頼かフォトブックを自主制作かは使う用途で決定を

最近はデータのみ買取し、格安料金で制作できるフォトブックを他社に依頼するケースも増加していますが、フォトブックの制作は編集を自分でやる必要があるため、制作期間に2週間~1カ月ほど時間を割く必要があります。そのため「後でアルバムを作ろう」と考えても、そのままになってしまっているケースも多いようです。
また、印刷の画質や紙質はアルバムの方がクオリティが高いため、両親への記念品としてプレゼントする場合や、ふたりの記念として残したい場合には、高額ではあるもののアルバムを選択する方が後々良い場合もあります。

アルバムなどにこだわりがなければデータを買い取る必要はない

アルバムにこだわりがなければ、特にデータを買い取る必要はありません。基本プラン内の格安料金での撮影でも、ヘアメイクと衣裳の着付けをして、丁寧に通常カット数を撮影してくれ、撮影時間いっぱいその中から出来上がりに納得がいくものを選んで台紙にして渡してくれます。

まとめ

フォトウェディンク費用はどんな部分に費用がかかるか知ったうえで安く済ませる節約方法を考えよう

フォトウェディングや結婚式前撮りの費用はいくらでも安く済ませる方法はあります。しかし、結婚の思い出作りは1回きりのもの。後悔のない選択をするために、どんなサービス内容にどのくらい費用がかかるのか、あらかじめ理解しておくことで、希望を盛り込みながらの自分たちにあった節約ポイントが見つけていきましょう。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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