花嫁の手紙が思いつかないあなたに!まず基本の書き方をおさらい

結婚式のクライマックス、両親やゲストに感謝と感動を贈る『花嫁の手紙』。結婚式の中でゲストがもっとも注目する大事なシーンだから、恥ずかしかったり、失敗したくないと思う人も多いはずです。だからこそ、何を書けばいいのか思いつかないと悩んでいる方は、まず基本構成を知って楽な気持ちで書いてみませんか?最低限のマナーを守りながら、自分らしい言葉を並べた感謝の手紙を贈るため、書き方をおさらいしてみましょう!

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花嫁の手紙をどう書けばいいかわからない・思いつかない

花嫁の手紙が思いつかない

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結婚式のクライマックス。最も感動的で深く印象に残るシーンと言えば、花嫁から両親への手紙ですよね。感謝の気持ちがこみ上げ思わず言葉につまる花嫁、娘の手紙を聞きながら涙する両親、そして会場全体が暖かい雰囲気と感動に包まれる最高の瞬間です。
 
花嫁の手紙は結婚式のクライマックスを飾るだけにこのシーンに対する期待も高く、実際に手紙を準備する花嫁によっては多少のプレッシャーを感じるところ。普段から長文の手紙を書く機会がなく、まして結婚式という晴れ舞台、会場にいるすべてのゲストに注目されることを考えれば、何を書けばいいか思いつかないのも無理はありません。
 
しかし、花嫁の手紙は自分の気持ちを素直に伝えればいいのです。ゲストに感動してもらおう!と重く考えるのではく気楽に臨みましょう。まずは、書き方やマナーをおさらいし、どのように書けばいいか基本の部分だけ理解しましょう。

花嫁の手紙の基本構成を知ろう!

花嫁の手紙が思いつかない

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花嫁の手紙は「導入→本題→結び」の流れが基本となっています。

導入

導入は、はじめの挨拶からです。手紙を読むことをゲストに断る文章や、自分の両親、家族への呼びかけなどからスタートします。「みなさま、本日はご多用のところ私たちの結婚披露宴にお集まりいただき、ありがとうございます。」などからはじめます。

本題

本題では、具体的なエピソードを盛り込みながら感謝の気持ちを伝えます。育ってきた中で、印象に残っているシーンや、人柄がわかるエピソードを文章にします。「お父さん、お母さん、学生時代は反抗的で、二人にはたくさん心配をかけてしまいました」などのような誰にでもおこる話でも問題ありません。

結び

結びの言葉は、両親への感謝の言葉やゲストへの挨拶で締めくくります。「今日この佳き日を迎えられたのは、ここにお集まりいただいたみなさまのお力添えあってのことと思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたします」などのような言葉です。

まず二人をお祝いしてくれたことに対する感謝の気持ちと心境を伝え、思い出やエピソードを振り返り、今後の抱負を述べてきっちりと締める。この順に従って書くようにすると、スムーズな流れの手紙を書くことができます。

書く・読むときのマナーと注意点

花嫁の手紙が思いつかない

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(1)自分の両親と相手の両親への感謝を入れる

両親への感謝の気持ちは幼少期や思春期のエピソードを入れて、当時を振り返りながら感謝を伝えるのが一般的。花嫁の手紙であることから、自分の両親への感謝だけに終始しがちですが、式場には両家の親がいることを忘れずに、必ず相手の両親への感謝を入れことも大切なマナーです。
 
また、花嫁の手紙でよく見かけるのが、母親への感謝ばかりになっている内容です。繋がりが深いのが母親であることから無理もないことですが、父親への感謝もしっかりと含めるようにしましょう。

(2)ゲストの存在を忘れずに

エピソードを考える際に注意したいのが、やはりゲストの存在。自分の家庭でのエピソードにせよ、自分たちだけしかわからない内容では飽きられてしまいます。ゲストの目の前で手紙を読み上げる以上、聞く人の立場になってエピソードを選ぶようにしましょう。

(3)手紙の長さに注意

次に注意したいのが、手紙の長さです。あまりにも長すぎると間延びしてしまう恐れがあり、反対に短すぎても内容の薄い手紙になってしまい感謝が伝わりません。一般的には「2~3分」程度が目安で、長くても「5分以内」におさまるようするのがマナーです。

(4)読む前に「断りの言葉」を述べる

手紙を読む前にゲストのことを考慮し、断りの言葉を述べるのがマナー。「本日は私たちの結婚披露宴にお集まりくださり、ありがとうございます。この場を借りて、両親に宛てた手紙を読ませていただくことをお許しください」などと、断りを入れるようにしましょう。

(5)読む速さに気をつけて

誰もが聞きとりやすくするために、普段よりも少しスローペースなぐらいで話すようにしましょう。

例文はあくまでも参考に!

まず手紙の準備に取り掛かるに当たって、いくつかの例文を参考にすることが助けになるはずです。本屋に行けば花嫁の手紙について解説した本を販売していたり、インターネットで検索すればあらゆる例文を見つけることができます。
 
しかし肝に銘じておかなくてはならないのは、両親への心からの感謝を気持ちを込めて伝えるということ。基本的な構成や言い回しを参考にしながら、自分なりの感謝の気持ちが100%伝わるよう、自分の言葉で表すようにしましょう。

書くタイミングはいつがベスト?

式前日の夜の方が実感が湧いて本当の気持ちを書けるかもしれませんが、できるだけ「式の1週間前」までに完成させるようにすれば、練習する時間も取ることができるので安心です。
 
もし前日に書きたいのであれば、手紙の内容については数週間前から思い巡らし、ある程度のアウトラインを作成しておくことをおすすめします。前もって手紙の書きだしやエピソード、感謝の気持ち、そして手紙の結びをまとめておくことで、前日でもスラスラと手紙を書きあげることができますよ。

品の良い便箋やレターセットを選ぶと書くモチベーションもアップ

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花嫁の手紙を読み終えたら両親に渡すのが一般的。手紙については派手な色やイラストがついた便箋は避け、無地で控えめな柄の入ったシンプルな便箋を選ぶようにしましょう。結婚式の雰囲気に合うデザインや、両親にちなんだモチーフが入ったものも記念になるのでおすすめです。
 
また、和婚の場合は手紙も和紙を選ぶことで、雰囲気がマッチして日本人としての美しさを表現することができます。

まとめ

式当日は感極まって、途中で涙を流してしまうこともあるかもしれません。新郎にハンカチを用意してもらったり、どうしても読みきるのが難しくなったら代読してもらうなど、万が一のためにあらかじめ方法を考えておくと安心です。
 
準備をしっかりと整えて、自分なりに感謝の気持ちを伝える、自分にとって心に残る花嫁の手紙にしましょう。

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この記事のライター

結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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