カタログギフトとは?結婚祝いで喜ばれる人気ギフトと贈り方マナー
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カタログギフトというと、結婚した側が結婚式の引き出物としてゲストに贈ったり、結婚祝いのお返し(内祝い)として贈るイメージがありますが、「自分で好きな品物を選べる」というメリットから、結婚祝いとして贈るケースが急増し、現在ではとても人気の高い贈り物となっています。
カタログギフトとは?
贈り主が予算にあったカタログギフトを選び贈ると、そのカタログギフトを贈られた方が自分で好きな商品を選んで申し込みむことで、贈り物として商品が贈られた側に届くというサービスです。均一の予算内で、さまざまな招待客すべてにぴったりあった引き出物を選ぶのが難しいという新郎新婦の悩みを解決するために生み出され、1980年代後半からカタログギフトが広まりました。扱う商品数や価格の幅などが広がり、2000年に入った頃には、結婚式の「引出物」の定番となりました。現在では引き出物や内祝いだけでなく、結婚祝いを始め、快気祝い、父の日母の日、誕生日プレゼントなど、各シーンで選ばれる大人気の贈り物としての地位を確立しています。
カタログギフトの贈り方と贈った後の流れと仕組み
カタログギフトを結婚祝いの贈り物にする場合は、次のような流れで最終的に品物が贈った方に届くような仕組みになっています。
結婚祝いを贈る側
1. 新郎新婦の好みや年齢、生活環境などを考慮して、さまざまなメーカーが販売しているのカタログギフトの特徴や内容を検討
2. 新郎新婦との間柄や関係性に合わせカタログギフトの予算金額を決定
3. ウェブショップや店舗でカタログギフトを注文または購入
4. カタログギフトを新郎新婦に手渡しで贈る、または配送(メーカーから直送)する
結婚祝いをいただく側
1. カタログギフトが届いたら、カタログの中から好きな商品を選ぶ
2. 申し込みハガキ・FAX・インターネット申し込みから、選んだ商品の発注をカタログメーカーへ申し込む
3. 後日商品が自宅に届く
結婚祝いでカタログギフトが選ばれる理由は?贈る側、いただく側のメリット
カタログギフトが喜ばれるメリットとして、以下のような理由があります。
結婚祝いを贈る側のメリット
失敗がない
新郎新婦にとって不要な贈り物にならない、というのが一番大きなメリットです。結婚祝いを選ぶ際は、相手の好みが分からない場合や、好みを知っていても贈ったものがかぶってしまうおそれがありますが、カタログギフトから品物を選ぶことによって、もらった側がそういった状況を回避することができるのです。
予算価格とジャンルが充実している
現在ではお祝いとして適正なさまざまな価格帯のカタログギフトが用意されており、またカタログギフトのジャンル自体も非常に豊富であるため、どのジャンルを選ぶかによって、贈り主の個性やふたりへのお祝いの気持ちを伝えることもできます。
相手が気にするタブーに触れない
結婚祝いでは「縁起が悪いので送ってはいけない」タブーとされる品物があります。刃物や割れ物などはその代表的な品物ですが、現在では気にしない人も多く、誰がどのようにタブーを気にしているかを事前に判断するのは本当に難しいと言えます。その点、カタログギフトの贈り物であれば、新郎新婦が自分たちでタブーが気になる商品を避けて選ぶことができるので、安心して贈ることができるでしょう。
結婚祝いをいただく側のメリット
結婚祝いをいただく側のメリットとして、自分の好きな時間に、好きなものを選べるといった点が挙げられます。
カタログ自体はそこまで大きなものでなくかさばらないため保管もできますし、有効期限があるものも長くとられているため、じっくり選んで必要なタイミングで商品を申し込むこともできます。現在でははがきやFAXでの申し込み以外に、多くのカタログギフトでインターネットでの申し込みが可能なため、申し込みの手間もあまりかかることはありません。
結婚祝いでカタログギフトを贈るのは失礼?喜ばれる贈り方マナー
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カタログギフトはもともと結婚式の引き出物など、多数の人の多様な好みに合わせられるように考え出された贈り物という経緯があるため、個人から個人に贈ることは失礼だと感じる人もいるようです。贈る上で、注意する点をまとめました。
カタログギフトを失礼だと感じる人もいる
上記の通り、カタログギフトは結婚式の引き出物や内祝いとして贈るもの、というイメージをいまだ持っている人は少なくありません。贈り主の個性が感じられない、お祝いの気持ちが薄いと感じる人もいるようです。特に年上の方や礼儀やマナーを特に重んじる方の場合には、贈るのを避けた方が良い場合もあります。また贈る際には、相手のためを思って贈ったことが伝わるよう、必ず手紙やメッセージカードを同封して贈るなど配慮しましょう。
目上の方に生活ランクに合わないカタログギフトは失礼な場合もある
カタログギフトは豊富な価格帯があり、予算にあわせて選べるという大きなメリットがありますが目上の人に贈る場合には、価格帯が低い場合生活ランクに合わなない商品しかなく、「欲しいものがない」という、相手にとっては失礼になってしまう事態も考えられます。
そのため、目上の方、年上の方に贈る際には少し高めの予算設定で贈る配慮が必要なケースも出てくるでしょう。
結婚祝いでカタログギフトを贈る際には手紙やメッセージカードを事前に送る
結婚祝いでカタログギフト贈る際には、手紙やメッセージカードを必ず添えて贈りましょう。カタログギフトは人気の贈り物ではありますが、失敗なく合理的である反面、お祝いとしては贈り主の個性が感じられなかったり、そっけないと感じられてしまう心配もあります。そのため、手渡しする場合には、品物と一緒にお祝いの言葉を簡潔に書いたメッセージカードを添えて渡しましょう。
郵送する際にはお祝いの言葉と直接手渡せないお詫びを記した手紙や送り状を添えるか、贈り物より先に手紙がとどくように手配しましょう。
結婚祝いに添えるメッセージカードの書き方マナーや例文について詳しくはこちらかをご覧ください。
すぐ使える例文100選!結婚祝いのメッセージカードに添えるお祝いの言葉と書き方。友達、同僚、上司、先輩後輩、親戚、兄弟姉妹へ
結婚祝いに添える手紙や送り状の書き方マナーや例文について詳しくはこちらをご覧ください。
結婚祝いにはお祝いメッセージを書いた手紙や送り状を添えて贈ろう。例文と書き方マナー
結婚祝いでカタログギフトを贈る際の金額相場
結婚祝いを贈る際に関係性や状況を判断して、予算目安が1万円以下と判断した場合には、品物で贈った方がよいという考え方があります。そのため、結婚祝いのカタログギフトは、個人として贈る際の相場は1万円以下であり、目安として5000円程度で選ばれることが多いでしょう。ただし、新郎新婦との間柄や関係性の深さによっては、金額が上下します。また、職場や仲間内の有志一度として連名で贈る場合には、1万円以上、2万~3万円以上のカタログギフトを贈るケースも多く見られます。
カタログギフトの予算と価格帯
カタログギフトは現在、ちょっとした贈り物に便利な手軽なものだと2000円代の価格帯から探すことができます。また特に親しい人に祝福の気持ちを伝えたい場合にも活用できる5万円~10万円代の高額カタログギフトもあります。メーカーによって価格帯やコース数は異なり、500円刻みからはじまり幅広く設定されており、価格帯はかなり豊富な種類があるため、贈る相手との間柄や関係性の深さによって、相場の金額にぴったりなカタログギフトが見つけやすくなっています。
カタログギフトは一般的に高い価格帯になるほど、商品の種類が充実し、魅力的なアイテムが多い傾向にあります。
2000円以下
新郎新婦との関係性が薄いもののお祝いを贈りたい場合や、一般的な相場金額のギフトでは、貰った側の新郎新婦が恐縮してしまうのでは、という場合の相場です。一般的にはお返し不要の金額であり、貰った側にお返しなどで煩わせない金額目安になります。カタログギフトの内容も、日常雑貨や消耗品を中心に「すぐに使える嬉しいアイテム」が充実しています。
3000円~5000円程度
個人として結婚祝いで品物を贈る際の、一般的な関係性の場合の、結婚祝いの相場金額の目安です。友達、知人、同僚、上司、先輩後輩…など、幅広い関係性で、贈られる側も気兼ねなく受け取ることができる金額と言えるでしょう。
贈り物としては一般的な相場の金額のため、適切な価格帯でさまざまな種類のカタログギフトが用意されています。
7000円~1万円円程度
品物を贈る際の予算金額としては目安より高めの金額です。間柄としては、特に仲の良い友達やどう利用、直属で親しくしている上司から部下へ贈る場合、または部下から上司へなど、他の関係性と比べても親しいと考えられる間柄の場合にはこちらの金額が目安になつています。
カタログギフトも、ワンランク上のブランドのものや、一通りのものがそろっているツールセットなどが選べるため、親しい間柄ならではの、相手の好みやいま欲しいものを情報収集して、じっくり選ぶと良いでしょう。
2万円~3万円以上
結婚祝いを品物で贈る際、金額が大きくなると新郎新婦がお返しについて悩むことも考えられるため、親しい親族や、職場の有志一同など連名で贈る際の予算相場の目安金額です。
誰もが知っている有名ブランドカタログやオーダーメイドギフトカタログ、魅惑の体験ができるカタログなど、普段気軽には選べないアイテムが多数掲載されているため、記念の贈り物になるでしょう。
結婚祝いにおすすめのカタログギフトは?カタログギフトの種類と内容
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贈り物として人気が高まるカタログギフト。現在では食器・衣料品・グルメ・雑貨など、非常に幅広いジャンルのアイテムを掲載して取り扱っています。また、各種有名メーカーやブランドの商品など、クオリティや内容も充実度が上がっています。
カタログギフトの中には、ひとつのジャンルに特化したタイプ、旅行やアクティビティなど「体験型」のカタログギフト、頂いた側がオーダーメイドで発注できるカタログギフトなどもあり、カタログギフト自体の形態も多様化しています。
総合カタログギフト
豊富な商品点数と多彩なカテゴリーやジャンルのの商品が掲載された、性別や世代を問わずどなたにも喜ばれるカタログギフトです。一般的に「カタログギフト」というと、こちらを想像する人が多いでしょう。
ファッション・インテリア・キッチン用品・グルメ・スイーツ・キッズ&ベビーなど、贈り物の定番のアイテムが、多種多様に掲載されています。
ブランドカタログギフト
人気アパレルやインテリア、キッチンツールなどブランドの商品を、数ある種類の中から贈り物として選んで受け取ることができるカタログギフトです。新郎新婦の好きなブランドを知っている場合や、こだわりのある方に贈る際には最適です。
体験型カタログギフト
旅行や食事、アクティビティ、ワークショップなど「体験」を通じての楽しい特別な時間を贈るカタログギフトです。
旅行、温泉・宿泊・レストラン・クルージング・ゴルフ・乗馬・スポーツ・フィットネス・エステ・スパ・ネイル・習い事など、様々な体験の中から選ぶことができます。
グルメカタログギフト・スイーツカタログギフト
グルメ・スイーツなどの食品のみが掲載されているカタログギフト。
有名店の人気商品や、日頃味わえない贅沢な逸品など、食べることが大好きな方に喜ばれるカタログギフトです。
オーダーメイドカタログギフト
シャツ、スーツ、ネクタイ、靴、時計などを自分好みにオーダーメイドで作れるカタログギフト。チケットと冊子が入っており、事前にどのようなものがオーダーできるのかを確認した後、最寄りにある指定店に赴き、実際の素材を確認して選び、サイズ採寸を行って、世界にひとつだけ、自分だけのアイテムをオーダーメイドで作ることができます。
装丁が活用できるカタログギフト
カタログギフトが入ったボックスや装丁自体が「贈り物」として、活用できるものになっているカタログギフトです。カタログを抜いた後は、フォトスタンド、小物入れ、ジュエリーボックス、アルバム、手帳などに活用できる、思い出として残る商品仕様になっています。
結婚祝いでカタログギフトの選び方と贈る人への配慮ポイント
新郎新婦の思い出に残る、贈った側のお祝いの気持ちや二人のことを考えて選んだことが伝わる結婚祝いのカタログギフトの選び方のポイントをまとめました。数ある魅力的なアイテムの中から迷う楽しさ、選ぶ楽しさ、本当に欲しいものが見つかるよろこびを存分に感じてもらえるよう、カタログギフトを選ぶ際に工夫しましょう。
結婚祝いの候補となるカタログギフトの内容は必ず確認する
カタログギフトの内容は店頭でもインターネットでも、冊子の内容はすべて確認できるようになっています。そのため、予算金額を決めたら、その価格帯の中からカタログギフトを選ぶ際に、どのような内容でアイテムがあるか、必ずチェックしましょう。カタログメーカーによってギフト内容や特色、傾向は大きく異なります。
贈る相手と予算金額の価格帯に合わせてギフトジャンルを選ぶ
現在ではカタログギフトは多彩なジャンルがあり、ひと昔前の総合ジャンルカタログから、ひとつのジャンルに特化した個性の強いカタログまでさまざまです。
ある程度相手の好みが分かっている間柄なら、ひとつのジャンルに特化したカタログギフトがおすすめです。スイーツオンリーのカタログギフトや好きなブランドのカタログギフトなど、相手のことを考えて贈ったことが伝わりますし、ジャンルが絞られている分、価格帯以上に商品ボリュームも手厚く感じられます。
相手の好みが分からない場合や失敗を避けたい場合には、総合ギフトカタログがおすすめです。その際には必ず、手書きの手紙やメッセージカードを添えて、相手を思うお祝いの気持ちをしっかりと伝えましょう。
目上の方に贈る場合はワンランク上の価格帯を
目上の方にカタログギフトを贈る場合は、失礼と感じられてしまう恐れもあるため、カタログギフトを選ぶことを避けるか、予算相場をワンランク上げるか、個性が強く特別感のある体験型やブランドのギフトカタログを贈ることをおすすめします。
まとめ
結婚祝いでカタログギフトを選ぶ際にはジャンルと内容を要チェック
結婚祝いでカタログギフトを選ぶ際には、予算金額を決めることも大切ですが、豊富なジャンルの中から贈る人に合わせて選び、必ず掲載内容とアイテムを一通り確認してから選ぶ都が大切です。頂いた側に数ある魅力的なアイテムの中から迷う楽しさ、選ぶ楽しさ、本当に欲しいものが見つかるよろこびを存分に感じてもらえるよう、カタログギフトを選ぶ際の参考にしてくださいね。