子どもが結婚相手を連れて結婚の挨拶に。迎える親の服装の考え方
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自分の子どもが結婚相手を紹介したい、と言われたら、さまざまな思いや気持ちが駆け巡るでしょう。「結婚の挨拶」の際には、迎える側の親の服装はどのような服装を心がけたら良いのでしょうか。結婚の挨拶は生まれ育った実家に結婚相手が訪問し、親に挨拶をするのが一般的ですが、最近ではさまざまな事情からレストランや料亭などの外食先を選択するケースも増えいます。
結婚の挨拶の場に応じた親としての服装を整え、子どもが選んだ結婚相手を気持ちよく出迎えましょう。
自宅(実家)で結婚の挨拶に来る二人を迎える場合の親側の服装
挨拶に来る結婚相手は、一般的にはけじめの場であることを意識して男性ならスーツやジャケットスタイル、女性はワンピースやツーピースで来訪します。
迎える側である親は自宅で出迎えるため、そのような服装でなくてかまいませんが、父親、母親ともに「きれい目カジュアル」を意識した服装がおすすめです。目安として、家族で街へ買い物に出かける服装などをイメージしてコーディネートしましょう。カジュアルといってもデニムなどの着用やTシャツは避けましょう。真夏でも自宅で素足でいることは避け、男性は靴下、女性はストッキングを着用しましょう。
レストランなど外食先で結婚の挨拶を迎える場合の親側の服装
選んだ外食先やレストランの格に服装を合わせ、レストランなど外食に行く際のドレスコードを守った服装を選びましょう。ドレスコードとしてはスマートカジュアル、またはスマートエレガンスが一般的です。父親はスーツやジャケパンスタイル、母親はワンピースまたはツーピースなど、きちんと感、きれいめ感のある服装を選びましょう。
結婚の挨拶を迎える側の父親の服装
結婚の挨拶では、父親として子どもの結婚相手を気持ちよく迎えられるよう、清潔感があり落ち着いた服装を整えましょう。
自宅で結婚挨拶を迎える父親の服装
実家(自宅)で結婚の挨拶を受ける場合は、スーツでは大げさであるため、休日に街へ買い物へゆく、家族で外食に行く際の服装をイメージしたきれい目のカジュアルな服装でコーディネートします。
服装やコーディネートで注意すべき点
Tシャツにデニムといった、いかにもカジュアルな服装は避けましょう。トップスであれば襟付きの服(シャツやポロシャツ)、ボトムであればきれい目のチノパンなどがおすすめです。真夏でも素足は避け、靴下の着用をしましょう。
春、秋の服装
長袖シャツやきれい目のニットを着用し、清潔感と少しきちんと感のあるカジュアルコーデを意識して服装を選びましょう。また、自宅でも軽めのジャケットを着用するコーディネートもおすすめです。
夏の服装
ポロシャツや半袖シャツ+チノパンという夏の定番ココーディネートがおすすめです。カットソー一枚ではカジュアル感が気になる場合は、ジレやベストを羽織るというコーディネートもこなれたきれい目感が出ます。
冬の服装
ニットベストやニットにシャツを重ね着するコーデや、ニットカーディガンのコーディネートが定番です。トレーナーなどカジュアル過ぎるアイテムは避けましょう。
レストランなど外食先で結婚挨拶を迎える父親の服装
外食先のレストランや料亭の格式に合わせ服装を選びましょう。選んだ場が割烹や小料理屋、ビストロなどカジュアルなレストランの場合は、ジャケパンスタイルを少しカジュアルに崩したスタイリングでもOKです。
外食先での一般的な服装はスーツ
格式ある料亭やホテルのレストランなどの場合は、スーツスタイルが無難です。
ジャケパンスタイルもきっちり目にコーディネート
ジャケパンスタイルを選ぶ場合は、きちんとした服装をして挨拶に訪れるであろう結婚相手に合わせ、ネクタイがあると良いでしょう。
カジュアルな服装でもジャケットは着用する
割烹やビストロなど、比較的アットホームなスタイルのレストランの場合でも、ジャケットを着用したきれい目スタイルを心がけましょう。
夏はノーネクタイで爽やかに。相手に「ノーネクタイで」と伝える配慮を
夏のジャケパンスタイルはクールビズが浸透している現在では、外食先でのノーネクタイでも問題はありません。結婚相手が男性の場合、真夏でもスーツで来ることが予想されるため、「ノーネクタイでもいいよ」「暑いので堅苦しくない服装でいいですよ」と配慮して声をかけてあけるのも良いでしょう。
結婚の挨拶を迎える側の母親の服装
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母親の服装も父親同様、相手の結婚相手を気持ちよく迎えられるようきれい目を意識した服装を心がけましょう。
自宅で結婚挨拶を迎える母親の服装
実家(自宅)で結婚の挨拶を受ける場合は、ワンピースやツーピースなどよそ行きの服装では少し大げさに感じられるため、男性同様休日に街へ買い物へゆく、家族で外食に行く際の服装をイメージしたきれい目のカジュアルな服装でコーディネートします。途中お茶やお菓子を出したり、食事の支度をするなどの動作もおおくなることが考えられるため、袖回りがすっきりした、動きやすい服装でコーディネートしましょう。
服装やコーディネートで注意すべき点
普段家にいるスタイルよりワンランクよそ行きで、人を出迎える際のきれい目カジュアルを意識してコーディネートしましょう。夏でも素足を避け、ストッキングまたはタイツなどの着用が望ましいでしょう。
春、秋の服装
優しい色のカットソーやスカート、パンツでコーディネートしましょう。あまりだぼっとしたシルエットより、すっきりしたシルエットの方が初見では相手に対してコンサバで好印象です。
夏の服装
自宅の室内ではきっちりジャケットを羽織った結婚相手に合わせ、冷房を強めることも考えられます。軽いカーディガンなどを羽織って、冷房に対応したスタイリングを心がけましょう。
冬の服装
女性は寒さ対策で自宅ではどうしても厚着、重ね着になりがちですが、重ね着はせず、一枚ですっきり着こなしたスタイリングが見た目がスマートです。
レストランなど外食先で結婚挨拶を迎える母親の服装
外食先のレストランや料亭の格式に合わせ、服装を選びましょう。ホテルのレストらのような場所では、ワンピースやツーピースなどフォーマル寄りの服装を、選んだ場が割烹や小料理屋、ビストロなどカジュアルなレストランの場合は、よそ行きのきれい目コーディネートが良いでしょう。
外食先での一般的な服装はワンピースやスーツ
よそ行き用のスーツやワンピースを着用しましょう。今まで持っているもので、特に新調する必要はありませんが、迷った場合は自分の子どもにも相談、確認をとるなどして服装を決めると良いでしょう。
パンツスタイルは上品かつフェミニンに
よそ行きのパンツスタイルは、トップスに少し女性らしいフェミニンな要素のあるニットやブラウスを取り入れるとグッときれい目感が増します。
夏は涼し気なブラウスや薄手のボレロがおすすめ
夏のよそ行きスタイルは、室内での冷房避けについても配慮して、袖付きのブラウスやボレロ、ジャケットを合わせたスタイリングがおすすめです。
まとめ
結婚の挨拶で迎える側の親の服装は場の雰囲気に応じて決める
結婚の挨拶で、迎える親側の服装は、挨拶の場が実家で行うかレストランなど外食先で行うかによって変わってきます。親として、子どもの結婚相手を気持ちよく迎えられる、きちんと感のある服装を整えておきましょう。