4コマ漫画 バージンロード
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バージンロードとは
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チャペルの入り口から祭壇に向かうまでの通路に敷かれた布のこと。カトリック教会は赤か緑の布が敷かれ、プロテスタントの教会では白い布を敷きますが、現代ではドレス姿を美しく映える青の布や、高級感ある大理石の床になっているところもあります。オリジナルなら、お花たっぷりのフラワーカーペット、手作りのアイルランナーがおすすめです。ちなみに「バージンロード」は日本ブライダル業界によってつくられた和製英語。外国では「ウェディングロード」あるいは「ウェディングアイル」と呼ばれています。
古くから伝わるバージンロードの話
欧米では古くに『悪いものが教会の床下に潜んでいて、幸せそうな花嫁を妬みさらってしまう』という言い伝えがありました。そこで、お清めや悪いものを祓うという意味がある『フラワーガール』や『ベールダウン』を行い、敷いた布の上を歩くことで花嫁を守ったと言われていたことが『バージンロード』の始まりと言われています。
入場
神様の前で新郎と出会うための道
新郎が登場し、いよいよ新婦入場。
新婦が進むその道は、新婦のこれまでの人生であり、『入場神様の前で新郎と出会うための道入場。新婦が父と腕を組み、“誕生“の意味をするチャペルの“扉“が開く。最初の一歩は新婦が生まれた日、次の一歩は初めて立った日、思い出を振り返りながらゆっくりと歩いていく。そして祭壇の前で新郎に託すという感動的な瞬間です。
退場
新しい人生を歩き出すための道
愛を誓ったふたりが今度は一緒に退場。その道は、新郎と新婦が“新しい人生を歩き出すための道“。夫婦として初めて歩く道「バージンロード」。みんなの祝福に包まれ、ふたりは真っ直ぐにゆっくりと歩き出します。
バージンロードでおこなう演出
ベールダウン
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バージンロードを歩く前にお世話になった方(おもに花嫁の母親)に花嫁のベールをそっとおろしてもらう演出です。チャペル挙式では定番の演出で、花嫁支度の最後の仕上げといえます。
ベールダウンはカメラマンのシャッターチャンスでもあるので、花嫁は姿勢よく、母親より下に腰をかがめるのがコツです。本番は感動のあまり気にしなくなってしまうと思うので事前に姿勢にしっかり注意しておきましょう。
フラワーシャワー
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挙式を退場する時にゲストから祝福の言葉と同時に花びらを振りかけてもらいます。
最近では花以外に、リボンシャワーやバルーンシャワーなど違うアイテムでおこなうことも増えています。
まとめ
バージンロードの意味を知って挙式前と後の大切な時間を過ごそう
花嫁の父親がたくさんの愛情で育ててきた娘を神の前まで導き新郎を出会わせ、ふたりの第一歩を見送るという意味が込められている幸せの道。ぜひ結婚式前に、父親にもこの素敵な話を教え、今までの思い出を感謝を感じながら歩いてみてはいかがでしょうか?