結納に関する費用の相場はいくら?決め方・負担する人・具体的な金額

「結納」は挙式と同じく一生に一度のイベントのため、分からないことも多いですよね。実は結納といっても4つの項目に分けられることをご存知でしたか?本記事では、結納に関する4つの項目や費用の内訳をご紹介します。また、誰が払うのかや、結納金の決め方についても解説します。これから結納の行う予定のカップルはぜひ参考にして、結婚までスムーズに進めましょう!

この記事のINDEX

    結納に関する費用の内訳を確認しよう

    結納

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    この項目では、結納に関する4つのイベントとともに、費用の相場と割合や誰が払うのかについて解説します。

    結納金だけではない!?結納に関する4つのイベント

    まずは、結納に関するイベントの内容をご紹介します。

    結納式

    結納式は、カップルの婚約を正式なものにする儀式自体のことを指します。料亭やホテル、女性側の実家で行われることが多く、食事も一緒に摂ります。

    結納金

    結納金とは女性側が嫁に行くための支度資金のために渡すお金です。男性側から女性側に支払われます。

    結納品

    結納品とは結納式で婚約の証として用意する品物です。次の13品目が該当します。

    • 熨斗(のし)
      アワビを薄く伸ばしたもの。不老長寿の象徴
    • 寿恵廣(すえひろ)
      一対になった純白の扇子。純潔や純真無垢を示す
    • 小袖料(こそでりょう)
      結納金を包んだもの。宝金や御帯料と呼ぶ地域もある
    • 家内喜多留(やなぎだる)
      柳の樽に入れた祝い酒。現代の日本では現金を包むことが多い
    • 角樽(つのだる)
      お酒を入れる樽。本来の家内喜多留(やなぎだる)の代わり
    • 松魚料(しょうぎょりょう)
      食事代のこと。昔は実際に魚を贈っていた
    • 結美和(ゆびわ)
      婚約指輪のこと。縁起の良い当て字
    • 目録(もくろく)
      結納品の明細を書いたもの
    • 高砂(たかさご)
      白髪の対になった人形。「夫婦が白髪になるまで仲睦まじく」という意味を込める
    • 友白髪(ともしらが)
      白い麻糸の束。「夫婦ともに白髪になるまで」という長寿の願いと麻糸のような強い絆の意味
    • 寿留女(するめ)
      スルメイカの干物。日持ちし、噛めば噛むほど味が出ることから、幸せな家族、味のある仲の良い夫婦になるようにとの願いを込める
    • 子生婦(こんぶ)
      昆布のこと。昆布のような強い生命力で、子宝に恵まれ元気な子供を授かるようにとの意味
    • 勝男武士(かつおぶし)
      鰹節のこと。逞しい男の象徴として贈る

    結納品の数や内容は地域によっても異なります。男性側が用意するケースと、女性側も用意してお互いに交換するケースがあります。

    結納返し

    結納返しとは、女性側が男性側に対して贈る結納のお返しです。女性側もお金や品物を贈ります。品物の内容は次の通りです。

    • 現金
    • 腕時計
    • スーツ
    • 財布
    • カバン
    • 洋服
    • メンズアクセサリー、ジュエリー
    • カフスボタン
    • ネクタイピン
    • 電化製品
    • 筆記具
    • 旅行券
    • バイク、自転車

    結納に関する費用の相場と割合と支払いについて

    結納に関する費用の相場と割合をご紹介します。また、誰が払うのかについても詳しく見てみましょう。

    結納式の費用

    • 5~10万円未満:30.5%
    • 10~15万円未満:26.8%
    • 30万円以上: 13.3%
    • 5万円未満:10.1%
    • 15~20万円未満:7.2%
    • 20~25万円未満:6.8%
    • 0円:4.6%
    • 25~30万円未満:0.7%
    • 全国平均:23.1万円

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    結納式の費用は上記のような相場と割合になりました。全国平均は23.1万円という結果です。結納式の費用を誰が払うかは、2つのケースがあります。

    1.男性側と女性側の両方が負担

    • 料亭やホテル代、食事代のすべてを合算して男性側と女性側で折半する
    • 料亭やホテル代など場所代を女性側、食事代を男性側が負担する
    • 交通費や宿泊費が発生する場合は同額になるように調整する

    2.女性側が負担

    もともと結納は女性側の実家で行われていた儀式のため、古来のしきたりに従って女性側が負担するケースもあります。

    結納金

    • 100~150万円未満:67.6%
    • 50~100万円未満:23.3%
    • 200万円以上:4.6%
    • 50万円未満:3.4%
    • 150~200万円未満:1.0%
    • 全国平均:93.3万円

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    結納金の費用は上記のような相場と割合になりました。全国平均は93.3万円という結果です。結納金は嫁に行くための支度資金として、男性側がすべて負担するのが一般的です。婿養子をもらう場合は、女性側がすべて負担します。

    結納品

    • 10~20万円未満:31.7%
    • 5~10万円未満:28.8%
    • 5万円未満:16.8%
    • 50~60万円未満:7.7%
    • 20~30万円未満:5.5%
    • 60万円以上:5.2%
    • 30~40万円未満: 2.9%
    • 40~50万円未満:1.3%
    • 全国平均:18.1万円

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    結納品の費用は上記のような相場と割合になりました。全国平均は18.1万円という結果です。結納品も男性側がすべて負担します。男性側、女性側の両方で交換する場合は、両家がそれぞれで用意した結納品の費用を負担します。

    結納返し

    まずは、現金の場合から見てみましょう。

    • 50~60万円未満:33.0%
    • 10~20万円未満:29.2%
    • 60万円以上:14.9%
    • 30~40万円未満:10.3%
    • 20~30万円未満:8.1%
    • 10万円未満:4.0%
    • 40~50万円未満:0.5%
    • 全国平均:39.1万円

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    結納返しの費用は「現金の場合」上記のような相場と割合になりました。全国平均は39.1万円という結果です。次は、品物だった場合を見てみましょう。

    • 10~15万円未満:22.7%
    • 50万円以上:14.3%
    • 20~25万円未満:13.8%
    • 5~10万円未満:13.3%
    • 30~35万円未満:9.5%
    • 5万円未満:8.5%
    • 15~20万円未満:8.3%
    • 25~30万円未満:5.1%
    • 40~45万円未満:3.7%
    • 35~40万円未満:0.4%
    • 45~50万円未満:0.4%
    • 全国平均:21.8万円

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    結納返しの費用は「品物の場合」上記のような相場と割合になりました。全国平均は21.8万円という結果です。結納返しは女性側が結納のお返しとして贈るものなので、女性側がすべて負担します。

    金額はどのように決める?結納金の決め方

    結納

    Satoshi Mats – stock.adobe.com

    次は、結納金の金額の決め方について解説します。

    結納金の金額を決めるのは男性側

    結納金を収めるのは男性側なので、金額を決めるのも男性側です。収入や地域柄によって金額は異なります。実際には、男性側が家族で話し合って金額を決めたあと、女性側に打診して調整することが多いです。
     
    結納金の金額について両家の間でトラブルにならないためにも、さりげなく打診しておくことは重要といえます。

    具体的な結納金の金額を確認しておこう!

    では、具体的な結納金の金額を見てみましょう。

    50万円未満

    先に紹介したデータでも分かる通り、少数ですが結納金が50万円未満だった人もいます。50万円未満になった理由として挙げられるのは次の通りです。

    • 結納金を親に頼らず自分で用意した
    • もともと結納を行う予定がなく、簡素なものにしたから
    • 挙式費用を多めに負担することになったから

    50万円

    50万円というのはキリが良い数字です。また奇数で割れないというのも選ばれる理由です。結納返しと相殺することになったので、100万円から50万円に変更したという人もいます。

    70万円または80万円

    70万円も奇数で割れないという意味になります。80万円は末広がりという意味です。嫁入り道具の費用分をきっかり用意した人や、100万円を用意するのは難しいが50万円以上は贈りたいという気持ちが強い人が選んでいる金額です。

    100万円

    結納金として一般的な金額が100万円です。「一包み」や「一本」などとも呼ばれています。先にご紹介したデータでも、100~150万円未満を選ぶ人が半数以上を占めているので、100万円を用意する人はかなり多くいます。

    200万円以上

    200万円以上の結納金を用意するケースもあります。理由としては次が挙げられます。

    • 正式結納を行ったから
    • 地域柄、家柄で高額になった
    • 婿養子をもらったから

    まとめ

    結納に関する費用の相場を参考にして決めよう

    結納は基本的に、結納式・結納金・結納品・結納返しの4つの項目があります。特に重要な位置を占める結納金は男性側の負担で、金額は収める立場の男性側が決めます。みんなが支払った金額の割合を参考にして、自分たちの収入、親の意向、地域性を確認しながら結納に関する費用を決めていきましょう。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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