結納をしない人が増えている|結納を行った人の割合
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この項目では、結納を行った人の割合をはじめ、誰が結納を行うか判断するのか、また結納をしない場合のメリット・デメリットについてご紹介します。
結納を行った人の割合は全体の12.9%
結納・両家の顔合わせの実施状況のデータを見ると、結納を行った人の割合は全体の12.9%だということがわかりました。
- 両方行った:10.0%
- 結納のみ行った:2.9%
- 両家の顔合わせのみ行った:82.6%
- どちらも行わなかった:4.2%
「両家の顔合わせのみ行った」が82.6%と大部分を占めている通り、最近は結納を行う人が少ないことが分かりますね。
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ
結納をする・しないは誰が決める?
では、結納をする・しないは誰が決めるのでしょうか?最近は、カップルの決定権が強い傾向といえます。昔は親、特に男性側の家長の意向が強く影響していましたが、時代は移り変わり、結婚をする2人の意見を尊重する流れになっています。
結納をする・しないは、まずカップルで相談しましょう。親世代や地域柄によっては、昔からのしきたりを重要視していることもあるので、親に自分たちの意向を伝えて調整することを強くおすすめします。
結納をしない場合のメリット・デメリット
結納をしない場合のメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。両方を把握して、結納をする・しないを決めてくださいね。
結納をしない場合のメリット
- 結婚に関する費用を抑えることができる
最大のメリットは、結婚に関する費用を抑えられることです。結納のお金を新婚生活の費用に充てることができます。 - 顔合わせ程度なら堅苦しい雰囲気にならない
結納は「嫁をもらう・嫁に行く」という形を儀式にしたもので、堅苦しさを感じる人も多くいます。一方。顔合わせ程度なら、儀式的にはならず、和やかな雰囲気で進められます。
結納をしない場合のデメリット
- 一生に一度だけのイベントを経験できない
結婚を一生に一度と捉えると、結納も人生で一度きりしか行うことができません。 - けじめをつける・結婚するという意識が少し弱くなる
結納は「嫁をもらう・嫁に行く」という認識を高めるイベントです。結納をしない場合は、お互いの人生に対してけじめをつける意識が少し弱くなります。 - 親族同士の親交が薄れる
結納はお互いの金銭感覚や住んでいる地域の文化を認識できる側面があります。結納をしない場合、お互いの考えを汲み取る機会がなくなるため、親族同士の親交が薄れるデメリットも考えられます。
結納をしない場合は両家の顔合わせの機会を設ける
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結納をしないと決めたカップルが、実際にどうしているのかをご紹介します。
結納をしないと決めても食事会を設けるカップルが多い
結納をしないと決めても、両家の顔合わせの機会を設けているカップルが多いです。では、実際にどのような場所で顔合わせを実施しているのか、割合とともにご紹介します。
- 【両家顔合わせの実施場所】
- 料亭:46.8%
- レストラン:23.9%
- ホテル:15.5
- 妻の家:4.9%
- 夫の家:1.5%
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ
両家の顔合わせを行っている場所は料亭が約半数を占めており、レストランやホテルが続いています。結納を行わない場合でも、きちんとした会場で顔合わせを行っていることが分かりますね。
また、食事を含めた両家の顔合わせの費用も見てみましょう。
- 【食事を含めた両家の顔合わせの費用】
- 5~10万円未満:43.2%
- 5万円未満:36.1%
- 10~15万円未満:12.6%
- 0円:4.3%
- 15~20万円未満:1.8%
- 20~25万円未満:1.0%
- 30万円以上:0.8%
- 25~30万円未満:0.1%
- 全国平均:6.7万円
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ
食事を含めた両家顔合わせの費用の割合は上記の通りになり、全国平均が6.7万円となりました。食事を含めた結納式の費用の全国平均が23.1万円なので、約1/4の金額で収まることが分かります。
さらに、両家の顔合わせの実施時期もご紹介します。
- 【両家の顔合わせの実施時期】
- 挙式の6ヵ月前:13.2%
- 挙式の13ヵ月以上前:12.0%
- 挙式の7ヵ月前:11.0%
- 挙式の5ヵ月前:9.7%
- 挙式の8ヵ月前:9.7%
- 挙式の10ヵ月前:7.1%
- 挙式の9ヵ月前:6.9%
- 挙式の4ヵ月前:6.9%
- 挙式の12ヵ月前:5.9%
- 挙式の3ヵ月前:5.4%
- 挙式の11ヵ月前:4.4%
- 挙式の2ヵ月前:3.7%
- 挙式の1ヵ月前以内:3.0%
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ
両家の顔合わせの実施時期で一番多かったのは挙式の6ヵ月前です。結納も同じく、挙式の6ヵ月前が多いという結果が出ています。また、挙式の13ヵ月以上前に行うカップルも多くいます。結納をせず両家の顔合わせのみ行う予定のカップルは、実施時期についても参考にしましょう。
結納をしない場合は基本的に「結納金もなし」になる
結納をしない場合は、基本的に「結納金もなし」になります。しかし、結納を行わない分、男性側が結婚費用を多めに負担することがあります。
また、男性側の親が気を使って、両家の顔合わせの際に結納金を持参するケースもあります。結納をしない場合、結納金の有無や結婚費用の負担など、話し合いをして両家が納得する形を取りましょう。
まとめ
結納はなくても良いが、両家の顔合わせの機会を設けよう
最近は、結納を実施しないカップルが増え、結納がなくても非常識ではなくなっています。しかし、親世代や地域によっては昔のしきたりを大事にしている人もいるため、必ずカップルの意思を親に伝えて結納をする・しないを調整することが大切です。
結納をしないと決めても、両家の顔合わせの食事会を設けて、親族同士が打ち解ける機会を作りましょう!