ナイトウェディングとは?
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ナイトウェディングとは、夕方から夜にかけて行われる結婚式のことです。夕暮れどきから夜にかけて景色が刻々と移り変わり、会場内も一気にライトアップされるので、お昼の時間帯では味わえない幻想的な雰囲気を楽しめるのが最大の魅力。広い窓のあるチャペルや披露宴会場であれば、よりロマンティックな結婚式になります。また、トワイライトタイムの美しい雰囲気の中での写真撮影は格別でドラマティックなショットを残せます。
お昼の結婚式と比べてお得なことも!
ナイトウェディングは、お昼の結婚式と比べてリーズナブルな価格で結婚式を挙げられることがあります。ナイトウェディングのプランは昼間のプランより価格帯を抑えたプランを組んでいる結婚式場が多く、結婚式費用をできるだけ抑えたいカップルにおすすめです。
また、どうしても人気の結婚式場で挙げたいけれど日にちが空いていない…という場合や、仕事が土日休みでない方は、ナイトウェディングを検討してもよいでしょう。
ナイトウェディングのタイムスケジュール例
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17時半ごろに受付、18時~18時半頃に挙式、19時~披露宴。結婚式場や季節によってナイトウェディングの時間帯が異なりますが、夕暮れどきに挙式が始まり、日没後に披露宴がスタートするケースが多いです。
ナイトウェディングならではのウェディングドレスを選ぼう!
新婦の衣装
ウェディングドレスは『照明に映える素材』のドレスを。光沢のある質の良いシルクは、花嫁が動くたびに陰影が感じられ、美しく映えます。また、ふわふわっと広がるチュールやオーガンジー素材のドレスもロマンティックな夜の雰囲気と合います。
そして、ドレスの装飾は華やかに施されたデザインよりも、装飾の少ないシンプルなデザインを。広々とした会場であれば、長めのトレーンのドレスで優雅な雰囲気を演出してみるのも素敵です。
これらのポイントを抑えておけば、Aライン、プリンセスライン、マーメイドライン、スレンダーラインなど、どのドレスラインを選んでもナイトウェディングに映えるでしょう。
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カラードレスお色直し用のカラードレスは、イルミネーションやキャンドルの暖かな色合いに映えるワインレッドやパープルなどの『ビビッドカラー』が人気。最近は大人上品なネイビーカラーも人気です。
カラードレスもできるだけレースなどの装飾が少ないシンプルなデザインで。ナイトウェディングなら、グリッターを散りばめたキラキラ輝くデザインがおすすめです。
和装和モダンな会場でしたら和装もおすすめです。シックな黒地の『黒引き振袖』、レトロチックで色鮮やかな『色打掛け』など、幻想的な雰囲気に合う和装姿でゲストを魅了させましょう。
新郎の衣装
タキシード新郎のタキシードは、白や光沢のあるグレーを。また、夜だから暗い色を避けたほうが良いというわけではなく、大人な男性の印象を与えてくれるブラックやネイビーのタキシードに蝶ネクタイのスタイルもおすすめです。お色直しの際、花嫁のカラードレスの色に合わせてネクタイやブートニアをコーディネートすると、統一感があるおしゃれな着こなしができます。
和装花嫁が白無垢、黒引き振袖、色打掛けを着る場合、黒五つ紋付き羽織袴(くろいつつもんつきはおりはかま)を選ぶのが一般的です。お色直しであれば色紋付き袴(いろもんつきはかま)もOKです。
ナイトウェディングならではの演出を楽しもう!
会場装飾
夕暮れどきから彩り始める夜景やイルミネーションとともに、キャンドルライトやランタンなどを装飾した大人のムード溢れるコーディネートを。ゲストをお迎えするエントランスやロビーに、チャペルのバージンロードや祭壇に、ゲストテーブルの装花と一緒に並べたり、会場にプールがあれば水面にキャンドルを浮かべるなど、会場のあらゆる場所に灯してロマンティックな空間を創りましょう。
演出
ゲストにキャンドルを持ってもらい、新郎新婦からゲストに灯りを繋いでいくキャンドルリレーなどの光の演出、パーティーの最後にサプライズとして打ち上げ花火の演出が人気です。披露宴の最中はジャズなどの生演奏を聴きながら食事や歓談を楽しむなど、昼間の時間帯とは一味違う夜の雰囲気にマッチする演出を入れてパーティーを盛り上げましょう。
LEDライトで照らしながら夜の撮影も昼間とはまた違ったロマンティックな1枚をおさめることができます。
ナイトウェディングを検討する際に考えること
たくさんの魅力やできることをご紹介してきましたが、ナイトウェディングを検討する際にいくつかの注意点をチェックしておきましょう。
まずは家族の意見を確認をする
「お祝い事は午前中にするもの」と考える方は今でも多いです。そのため、ナイトウェディングを考えていることを事前に両親や家族のご意見を確認して式の準備を進めたほうが、後々トラブルにならずに済みます。
また、遠方からのゲストがいる場合、帰りが遅くなるためホテルの手配が必要になります。ホテルなどの宿泊先を用意すると費用もかかりますので、結婚式全体にかかる費用はいくらになるのか、はじめに頭にいれておきましょう。
結婚式は今までお世話になった両親や親戚、友人を招く場所でもあるので、ナイトウェディングの場合、時間が遅くなることで考える必要があるゲストへの気配りを忘れないようにしましょう。
二次会を開催するか、しないか
二次会が同日に開催するのが難しいという点がナイトウェディングのデメリット。披露宴のお開きの時間が遅いため、それ以降に二次会を開催するとなると終わりが深夜になってしまいます。この場合、別日にお披露目パーティーのように二次会を開催することをおすすめします。また、事前に親しい友人に相談し、式同日に参加してくれるゲストが多数であれば当日でもOKでしょう。
まとめ
平日休みや大人少人数で結婚式を挙げる場合ナイトウェディングはおすすめ
ナイトウェディングは、昼間と違った非日常感とロマンティックなウェディングが叶います。ナイトウェディングのメリットを最大限に生かしたコーディネートや演出、そしてゲストへの思いやりを忘れずに、素敵な夜の結婚式を迎えてください。