海外挙式の費用相場はいくら?
旅行費用の相場は?
航空代金や宿泊代といった旅行そのものにかかる費用の平均は、77.9万円。
割合で見ると、100万円~110万円未満が16%ともっとも多く、50~60万円未満が15%と続きます。
結婚式を挙げる国・地域別でかかる費用相場の平均は、ハワイがもっとも高く、その次にヨーロッパ、そしてグアムの順番です。
挙式費用の相場は?
会場料、衣装、ヘアメイク、写真など、挙式には様々な費用がかかります。
これらの挙式費用の総額は、平均111.9万円と出ています。
100~120万円未満がもっとも多く17%、続いて140~160万円未満が15%です。
200万円以上かけた新郎新婦も、全体の13%いました。
国・地域別でみた挙式費用の平均相場がもっとも高いのはグアムで126万円、次がハワイで112.1万円、ヨーロッパ106万円と続きます。
挙式費用の相場が高いイメージのあるヨーロッパやハワイが上位になっていないのは、ハワイは格安プランが用意されていること、ヨーロッパは2人だけで挙式を挙げる場合が多いことから平均が少し低くなっています。また、グアムは旅費が他の国と比べて安くなる分、招待ゲスト、多くしたり挙式を豪華にするカップルが多いことも理由のひとつです。どこの国でもプランの選び方次第で安く挙式をあげることが可能です。
その他にかかる費用の相場は?
海外挙式で意外とお金がかかるのが、お土産代やショッピング代。
お土産費用の平均は7.1万円でした。もっとも多かったのは2~4万円未満で28%、次いで10~12万円未満で15%です。
一方、自分たちのためのショッピング費用の平均は13.8万円でした。
割合別では10~15万円未満が31%、5~10万円未満が23%と続きます。
お土産代とショッピング代を合わせると、平均して20万円程度使っている人が多いことが分かります。
データ出展:ゼクシィ 海外ウエディング調査2018調べ
海外挙式を格安で挙げるためのポイント
格安の挙式プランを利用する
海外ウェディング専門の会社や旅行会社で格安のウェディングプランを用意しています。旅行とセットになって結婚式を挙げられるプランがあるので、インターネットや店頭に行って調べて依頼することで格安で挙式を挙げられます。
ただ、格安プランは結婚式でほしいオプションが入っていないことがあります。例えば、記念に残したい写真撮影は別料金などにして費用を抑えている場合も多いです。プランの内容をしっかり確認してから申し込みしましょう。
二人だけで挙式をする
費用負担を抑えたいなら、思い切って二人だけで式を挙げるのも手です。
データによると、海外で挙式をしたカップルの約20%が、二人だけでの結婚式を選んでいます。
列席者の数が増えれば増えるほど、かかる費用も大きくなる傾向にあります。特に列席者の旅費については、海外で挙式をしたカップルの約半数が一部あるいは全額を負担しています。
招待客を家族のみに絞る
二人だけでの挙式は現実的に難しいという人は、ゲストを家族のみに絞ってはいかがでしょうか。実際に、ゲストを呼んで海外挙式をしたカップルの66%が、親や兄弟などの親族のみを招待しています。
グアムなどの渡航費が安い国を選ぶ
挙式そのものにかける費用を妥協したくないという人は、グアムなどの渡航費が安い国を選ぶこともおすすめです。航空代金と宿泊代を合わせた旅行そのものにかかる費用は、ハワイが平均81.1万円なのに対し、グアムの場合は60.5万円で、約20万円の差があります。これなら、節約した分、挙式を豪華にするという方法も取れそうです。
日程はオフシーズンを選ぶ
海外挙式での費用に影響してくる重要なポイントの1つが、渡航の時期です。時期によっては航空券に倍以上の差が出ることもあります。
航空券が安いオフシーズン(比較的観光客が少ないとされる時期)は、ハワイは1月中旬~2月中旬、ヨーロッパは年末年始を除いた12月~1月、グアムなら雨季の6月~7月、台風が多い9月~10月などです。
航空券を早めに取っておく
ウェディングプロデュース会社に手配を依頼せず、二人で旅行の手配をする場合、飛行機の航空券は、早めに取っておく方がお得です。正規航空券なら早期割引も使えます。格安航空券を利用する場合も、日程ギリギリになると値上がりすることが多いです。
航空券を購入する時期は、挙式を予定している日程の6~4ヵ月くらい前がおすすめです。
反対に出発の2ヵ月前以降になると、航空券は値上がりする傾向にあります。
海外挙式を格安で挙げる時の注意点
格安プランの内容をしっかり確認する
格安という費用だけで契約してしまい、実際現地に行ってみたら思っていた挙式をおこなえなかった…ということがないように、費用内にどんなアイテムが含まれているかはしっかり確認し、何社か比較検討しましょう。
海外旅行保険に加入しておく
万が一の時の心強い味方になってくれるのが、海外旅行保険です。
海外で体調を崩して入院し、保険に入っていなかったために高額な医療費を払うことになった…という話も。
節約を頑張ったのに、万が一の出費で水の泡になってしまっては悲しいですよね。
また、保険に加入していなければ受け入れてくれない病院もあります。もしもの時の安心のために、少し高いと感じても海外旅行保険に入っておくと良いでしょう。
挙式を行う場合、挙式用のブライダル保険も検討した方がよいでしょう。式場やチャペルは日程をずらすことができない為、飛行機の遅延等で遅れた場合、挙式をおこなえないこともあります。
招待しなかった人にも配慮する
列席者が国内挙式に比べて限られる海外挙式では、親しい友人や親戚でも招待しないことがあります。招待しなかった人たちにも、結婚の挨拶等はきちんと済ませておきましょう。
結婚式はどういうメンバーで行うのかも伝えておくと安心です。
式には呼ばないものの日頃お世話になっている人には、お土産を渡したり、後日国内での披露宴にも招待したりすると良いでしょう。
まとめ
挙式において、こだわりたいポイントと妥協してもよいポイントは、人によって様々です。海外挙式を計画する際は、この2点をあらかじめ明確にしておくと、無理なく費用を抑えることができます。
今回お伝えした方法だけでなく、お二人に合った節約法を取り入れてみてください。
また、海外挙式だからこそ注意や配慮が必要になる部分もあります。事前準備をしっかりと行い、トラブルのない楽しい海外挙式にしましょう。