海外挙式のウェディングドレスは購入とレンタルどちらがよい?

海外挙式で着るウェディングドレスは、レンタルと購入、どちらがよいのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットがわかれば、自分たちのウェディングスタイルに合った手配方法を選ぶことができそうですね。エリア別のウェディングドレスの選び方も参考にしながら、自分の好みに合った、会場やロケーション映えするドレスを着られるよう準備を進めていきましょう。

この記事のINDEX

    海外挙式で着るウェディングドレス、みんなの手配方法は?

    海外挙式で着るウェディングドレス

    憧れの国での海外挙式。挙式をはじめ美しいロケーションの中ウェディングフォトなどでたくさんの思い出を残す分、自分の好みやこだわりを叶えたウェディングドレスを着て過ごしたいですよね。

    そこで気になるのが、ウェディングドレスの手配方法。海外挙式で着るウェディングドレスはどのように選び、準備をすればよいのでしょうか。

    先輩花嫁たちはどのような方法を選んでいたのか調査してみると、一般的には約9割の先輩花嫁が事前に国内でウェディングドレスを決定しており、うち半数が購入またはレンタルして現地に持ち込み、残り半数が国内で決定し現地でレンタルする方法をとっているようです。

    海外挙式のウェディングドレスの手配方法は、大きくわけて下記の4パターンに分けられます。

    1. 国内で購入し現地へ持ち込み
    2. 国内でレンタルし現地へ持ち込み
    3. 国内で選び、現地でレンタル
    4. 現地でレンタル

    海外挙式を行う国や地域、新婚旅行も含めたウェディングスケジュールの他、こだわりたいポイントなどによって準備の仕方は変わってくるようです。それぞれのメリットとデメリットを確認し、自分たちのウェディングスタイルに合う準備方法を選びましょう。

    データ出展:ゼクシィ 海外ウエディング調査2018調べ

    マイドレスで挙式ができる!国内購入

    国内でウェディングドレスを購入する

    自分だけのウェディングドレスに憧れはあるものの、「ウェディングドレスを購入する」となると敷居が高いイメージがありますよね。ですが、国内で衣裳を決定し現地に持ち込むカップルのうち、衣装を購入しているカップルは半数を占めています。国内購入にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

    国内購入のメリット

    誰も着ていないマイドレスで挙式ができる

    憧れる女性も多い、自分だけのウェディングドレス。誰も袖を通していない真新しいドレスであることはもちろん、セミオーダーで購入すれば自分のサイズに合わせた細かい仕立ても可能となり、より美しい着こなしが叶います。

    その他にもトレーンの長さやネックラインを変更できたり、タキシードも生地変更ができたりとカスタマイズやオリジナルなアレンジが加えられるのもセミオーダーの魅力。アクセサリーなどの小物も自分たちで準備しているカップルが多く、こだわりのコーディネートで行う挙式やフォトツアーは、より素敵な思い出として残すことができそうです。

    着用回数や旅行期間によってはレンタルよりもリーズナブル

    海外挙式を行ったカップルのうち40%が帰国後にお披露目パーティなどを開いていますが、同じ衣裳を2回以上着るのなら、選ぶドレスによってはレンタルするよりも購入した方がリーズナブルな場合もあるようです。

    また、国内でレンタルをするとレンタル期間が長くなればなるほど費用がかかりますが、購入であれば期間など気にせず過ごせるのも大きな魅力。海外挙式と新婚旅行を一緒にやりたいと考えているカップルにとっては見逃せないメリットですね。

    国内購入のデメリット

    持ち運び用の道具が必要

    ウェディングドレスやタキシードを購入した場合は自分たちで現地へ持ち込むことになるため、ドレス専用の持ち運び用バッグや小物を入れる道具が必要となります。通信販売などでも購入できるので、出発日までにしっかり準備するようにしましょう。

    海外挙式のプロデュース会社の中には、挙式申し込みと併せてセミオーダードレスを購入すると持ち運び用キャリーバッグをプレゼントしてくれる場合もあります。会場選びの段階から衣裳の購入について調べてみると安心できそうですね。

    メンテナス料や持ち込み料が発生する場合も

    現地にサロンを設けていないショップで購入したウェディングドレスやタキシードを持ち込むと、挙式前の衣裳のメンテナンスを受けるために別料金が発生したり、メンテナンス自体を受けられない場合もあるようです。

    ドレス専用バッグに入れていても畳んで持ち運ぶためどうしてもシワはついてしまうもの。新品のマイドレス、せっかくならシワのない綺麗な状態で着たいですよね。そのためにも、現地メンテナンス状況は事前にしっかり確認しておきましょう。

    また、挙式会場によってはウェディングドレスやタキシードに持ち込み料が発生する場合もあります。プロデュース会社などによって変わるため、こちらも事前に確認できると安心ですね。

    国内レンタルで好みのドレスをしっかり予約!

    ウェディングドレスをレンタルする

    国内で衣裳を決定し現地へ持ち込むカップルのち、購入派以外の半数は国内で事前にレンタルし現地へ持ち込んでいます。選ぶウェディングドレスや旅行期間によっては購入よりも費用がかかるケースもあるようですが、国内レンタルにはどのような特徴があるのでしょうか。

    国内レンタルのメリット

    好みのドレスを自由に選べる

    会場や挙式地に合わせて「こんなウェディングドレスが着たい!」というイメージを具体的に持っていても、ドレスの購入は費用が高く現実的ではないこともあるでしょう。

    高額なドレスでもレンタルであれば手が届きやすく、さらに自分たちで持ち込むので「プロデュース会社の提携先ドレスショップの衣裳のみ」などといった縛りもなくなり、希望のウェディングドレスに出会うまでじっくり選ぶことができます。アクセサリーやベール、タキシードなどに合わせるタイやチーフなどの小物類も合わせてレンタルできると、手間をかけずに素敵なトータルコーディネートができそうですね。

    また、帰国後のお披露目パーティでは海外挙式と違うドレスを着たい場合もレンタルであれば叶えやすく、挙式とは違った雰囲気の記念写真を残すことができます。

    ドレスショップによっては海外持ち出しができない場合もあるので、衣裳を選ぶ際には海外持ち出しが可能かどうか、事前に確認するようにしましょう。

    持ち運び用の道具もレンタルできる場合も

    購入ドレスと同じく、自分たちで衣裳を現地に持ち込むため、ドレス専用の持ち運び用バッグや小物を入れる道具が必要となります。

    ドレスショップによってはウェディングドレスやタキシードのレンタルと併せて持ち運び用バッグや小物用ケースを貸し出してくれる場合もあるようです。出発前は何かと慌ただしいもの。持ち運び用の道具だけでも自分たちで準備する必要がなくなるのは嬉しいですね。

    国内レンタルのデメリット

    旅行期間の長さによってはレンタル料が高額に

    国内で衣裳をレンタルし海外に持ち込む場合、レンタルした日から帰国し返却する日までレンタル費用が発生します。そのため、旅行期間が長ければ長いほどレンタル費用がプラスされることになります。

    海外挙式は新婚旅行と合わせたスケジュールで組むカップルが多く、旅行期間が長いカップルだと2週間近く海外に滞在することも。こだわりのウェディングドレスを選べたはいいけれど購入したほうが安かった…とならないよう、レンタル料金と自分たちの旅行スケジュールをよく確認し決めるようにしましょう。

    また、帰国後のお披露目パーティでも同じ衣裳を着る場合はさらにレンタル料が発生することも念頭においておく必要があります。ショップによっては2着目以降は割安でレンタルできるサービスもあるので、衣裳選びの際に確認するとよいでしょう。

    持ち込み料の発生やメンテナンス方法の確認が必要

    購入派の場合と同じく、挙式会場によっては持ち込み料が発生する場合があります。プロデュース会社や会場によって変わるため、事前に確認するようにしましょう。

    ウェディングドレスやタキシードのメンテナンスに関しても、現地にサロンを設けていないドレスショップでレンタルした場合はオプションとして料金が発生したり、メンテナンス自体を受けられない場合もあります。

    メンテナンスが受けられない場合は自分でアイロンがけすることを考えておきましょう。ただしドレスの生地によってアイロン掛け方法が違ったり、アイロン掛けがNGの場合もあるので、ウェディングドレスを選ぶタイミングでショップの人に確認できるよう、現地でのメンテナンスに関しても前もって調べておけると安心です。

    自分たちで衣裳を現地に持ち込む際の注意点
    自分たちでドレスを現地に持ち込む場合、飛行機に搭乗する際にはロストバゲージを避けるため、ウェディングドレスやタキシード、小物類など衣裳に関する荷物はすべて、必ず手荷物として機内に持ち込むようにしましょう。

    航空会社によっては現地に着くまで機内で吊るして保管してくれる場合もあるようです。少しでもウェディングドレスのシワを防げたら嬉しいですよね。

    航空会社には対応してもらえるか、事前に確認をしたり早めの搭乗手続きで相談してみるとよいでしょう。

    身軽で行ける!国内試着&現地レンタル

    国内で試着ウェディングドレスを試着する

    国内で試着し同じデザインのウェディングドレスやタキシードを現地のサロンでレンタルできる、身軽さが魅力なプラン。海外挙式を行うカップルの約半数がこのプランを選んでいます。手間が省け費用も抑えられる一方で、こだわり派には譲れないデメリットもあるようです。

    国内試着&現地レンタルのメリット

    衣裳の持ち運びがなく身軽に行ける

    国内試着&現地レンタルの一番のメリットは、自分たちでウェディングドレスやタキシードを持ち運ぶ必要がないこと。

    海外挙式と新婚旅行を併せてスケジュールを組んでいると、旅行の荷物だけでも多くなりがちですよね。宿泊先を複数予定していたり帰りにはお土産もプラスされることを考えると、手荷物を少しでも減らしたいと考えるカップルも少なくないでしょう。

    移動中の紛失や汚損に対する心配もなく、衣裳のメンテナンスに気を揉む必要がないのも嬉しいですね。

    レンタル期間を抑えられリーズナブル

    国内試着&現地レンタルの一般的なスケジュールは、現地サロンで挙式日に合わせて衣裳や小物を受け取り、挙式やパーティ、フォトツアーなどを終えたらサロンや宿泊先のホテルから返却となります。レンタル期間を最小限に抑えられるため、レンタル料がかさんでしまう心配がありません。

    国内でウェディングドレスを試着する際にコーディネートしたアクセサリーやベール、グローブ、パニエなどの基本小物も、ショップによっては同じものを無料で現地レンタルすることができ、自分で追加で探したり準備する必要がなく手間も省くことができます。

    もちろんタキシードも、ショップによってはタイやチーフ、カフス、シューズなどの基本小物を無料で現地レンタルすることができます。こだわり派の新婦がドレスを持ち込みたい場合でもタキシードのみ現地レンタルができるケースもあるため、自分たちの希望を相談してみるとよいでしょう。

    国内試着&現地レンタルのデメリット

    地域や選べるデザインが限られる

    国内で試着したウェディングドレスやタキシードと同じデザインの衣裳を現地でレンタルするためには、海外にサロンを設けているプロデュース会社やドレスショップで衣裳を決める必要があります。

    ハワイやグアムなどの南国リゾートやパリ、イタリアなどの人気エリアであれば海外サロンを設けているショップや会社も複数ありますが、それ以外の地域になると現地にサロンがなく現地レンタルができない場合もあるので注意しましょう。

    また、現地レンタルできる衣裳のデザイン数は限られている場合がほとんど。国内のドレスショップに並んでいるドレスの中から自由に選べるわけではないことも、こだわりたいカップルにとっては悩むところでしょう。アクセサリーなどは自分たちで準備をするなど小物でアレンジを加え二人だけのコーディネートを考えられるとよさそうですね。

    衣裳の状態を事前に確認できない

    国内で事前に衣裳を決定していても、実際にレンタルする衣裳を確認できるのは現地に行ってから。海外挙式を行うカップルのうち81%のカップルが挙式と併せてフォトツアーを行っているため、人気エリアの人気デザインドレスであればあるほど、手入れされていても使用感を感じてしまうのは否めないでしょう。

    また、国内で試着したものと全く同じドレスをレンタルするわけでなはいため、サイズ感が若干異なったり、スカートのボリュームが足りないと感じてしまうこともあるようです。

    ただ、何に重点を置くかはカップルによって異なるため、衣裳よりも挙式後のパーティや、ビーチや街中でのフォトツアーを思いきり楽しみたいカップルであれば、国内試着と現地レンタルのプランで存分に満喫できそうですね。

    現地レンタルでその土地のウェディングスタイルを楽しむ!

    海外挙式を行った先輩花嫁の約9割が国内で事前に衣裳を決定していますが、実際に現地に行ってみると挙式会場やロケーションの雰囲気に選んだドレスがマッチしない…と感じてしまうカップルもいるようです。

    こうしたミスを避けるために、現地に行ってから挙式までに時間があるようなら、現地のドレスショップでウェディングドレスやタキシードを選びレンタルするのもひとつの方法です。ハワイやグアムなど日本人の挙式数が多い地域であれば、日本人向けのサイズ展開がされていたり、日本語のわかるショップスタッフが対応してくれるケースも多いでしょう。

    実際にドレスショップに行くまでどのようなデザインがあるのかわからないことがデメリットとして挙げられますが、その土地に合うデザインが豊富に揃っていることも。候補のドレスショップをいくつか事前に調べ効率的にショップ周りができれば、現地のウェディングスタイルに合った衣裳をレンタルできそうですね。

    現地レンタルをする場合は、どのようなデザインのウェディングドレスにも対応できるように、背中の開いたブライダルインナーを準備しておくと安心です。ストッキングなどは自分で準備しておきましょう。

    まとめ

    二人のウェディングスタイルに合った準備方法を選ぼう

    海外挙式に着るウェディングドレスやタキシードを決めるとき、国内で事前に選んでいるカップルが9割を占めていました。予め決めることで安心できるのはもちろんですが、事前にじっくり選ぶことで自分たちがイメージする海外挙式やフォトツアーを実現できるメリットは大きいようです。

    憧れの海外挙式だから衣裳も妥協したくないカップルは国内購入や国内レンタルし自分たちで持ち込む場合が多く、身軽さを重視し海外挙式でのイベント自体を思いきり楽しみたいカップルは現地レンタルを選ぶなど、何にこだわるかはカップルによってさまざま。新婚旅行などを併せた旅行スケジュールや挙式前のメンテナンスなども費用や身軽さに関わってきます。

    自分たちのウェディングスケジュールやスタイルに合わせて選べるよう、会場を決めるタイミングからプロデュース会社などに相談しながら準備を進めていきましょう。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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