親への結婚報告とは?結婚挨拶とは違うもの
プロポーズ後のステップとして「結婚報告」と「結婚挨拶」が挙げられます。似たような言葉で、同じものだと思っている人もいますが、この二つは異なるもの。親への「結婚報告」とは、「プロポーズされた(した)」ことを自分の親に伝えるものであり、結婚の承諾を得るため相手の親から会いに行くのが「結婚挨拶」です。
そのため、プロポーズの次に行なうのは自分の親への「結婚報告」であり、結婚報告では「プロポーズされた(した)ので、相手に会ってほしい」ということを伝え、結婚挨拶の日程を調整します。
電話でも良い?親への結婚報告の仕方
結婚報告は、プロポーズ後できるだけ早めに行ないます。しかし、親が遠方に住んでいる、忙しくてなかなか実家に足を運べない場合は電話で結婚報告を済ませようと考える人もいるのではないでしょうか。
直接会って話すのがベスト!遠方の場合は電話でもOK
親に直接会って結婚報告をするのがベストではありますが、遠方でなかなか会いに行けない場合は、電話で結婚報告をしても大丈夫です。仕事が忙しくて休みをとれない場合も、結婚報告は電話で行ない、結婚挨拶のために休みを温存しておきましょう。直接会って結婚報告をするかどうかよりも、プロポーズから時間をあけずに伝えることを優先させてください。
ただし、自分の親とはいえ、メールやメッセージアプリなどで結婚報告をするのはマナー違反です。「直接話す」ようにしましょう。
結婚報告の切り出し方やおすすめのタイミング
親が忙しそうにしているときなどに結婚報告をするのは避け、食事中やテレビを見ているときなど、話をしても親の迷惑にならないタイミングを見計らって話を切り出すようにしてください。
また、「プロポーズされたんだけど…」などといきなり本題に入らず、「話があるんだけど…」とワンクッション置き、相手の心の準備を待ってから話すとよいでしょう。
親への結婚報告で伝えることと結婚報告の例文
結婚報告で親に伝える基本的な内容は、次のとおりです。
- プロポーズされた(した)こと
- 結婚の意思があること
- 相手のプロフィール(氏名・年齢・職業・出身地・家族構成など)
- 相手の人柄
- 相手に会ってほしいことと日程調整
結婚報告を切り出す際の例文を見てみましょう。
お付き合いしている人がいることを親が知らない場合の結婚報告例文
突然なんだけど、お付き合いしている人がいて、結婚しようと思っています。○○さんという人で、○○に勤めていてね…(相手の紹介)…一度、会ってもらいたいので挨拶に連れて来たいのだけれど、時間をつくってもらえる?
お付き合いしている相手を親に紹介したことがある場合の結婚報告例文
この間、○○さんからプロポーズされました。今度、家に挨拶に来たいので時間を作ってほしいって言っているんだけど、いつならいいかな?
我が子が結婚するというのは、親にとって重要なことです。お付き合いしている人がいることを知らなかった親ならば、相手がどんな人なのか不安に思うこともあるでしょう。そのため、相手のことをできるだけ詳しく伝え、親からの質問には誠実に答えるようにしてください。
家族への結婚報告はどうしたらいい?
兄弟姉妹がいる人や祖父母が同居している人なら、親への結婚報告だけでなく家族への結婚報告についても気になるのではないでしょうか。
嬉しさのあまりできるだけ早く家族に結婚を知らせたいところではありますが、結婚挨拶で親に結婚を反対される可能性もゼロではありません。そのため、家族への結婚報告は両家の親への結婚挨拶が済んでからがおすすめです。
しかし、一緒に住んでいる兄弟姉妹などには自分の親に報告した時点で伝わることも少なくありませんし、何かの拍子に親が話してしまうこともあります。結婚準備に協力してもらう可能性もあるため、親に相談しながらタイミングを見てできるだけ自分で伝えるようにしましょう。親同様に、遠方に住んでいる兄弟姉妹には電話で結婚報告をしてもOKです。
親戚への結婚報告は親に相談する
親戚への結婚報告は、伝えるタイミングや伝え方を親に相談してから行ないます。
「結婚は家(家族・親戚)にかかわることである」など、親や親戚が昔ながらの考えを持っている場合、「親戚への結婚報告は親からする」というルールがある可能性もあります。親戚の慶事・弔事のタイミングなどもあると思いますので、親の判断を仰ぎましょう。
また、親戚への結婚報告も直接会って伝えられると丁寧ですが、遠方に住んでいる場合は電話で報告したり、関係が薄い親戚なら結婚後にはがきで報告してもかまいません。親戚の誰にどのように伝えるかも親に相談して決めるようにしましょう。
まとめ
親への結婚報告は電話でもOK!
親への結婚報告は、できるだけ会って伝えるようにしたいものですが、遠方に住んでいるなどの事情がある場合は電話で報告してもマナー違反ではありません。ただし、メールやメッセージアプリでの報告は避け、相手の反応を確かめながら自分の言葉で直接伝えるようにしてください。
結婚報告では、プロポーズされたこと・結婚の意思があること・相手の情報などを伝え、結婚挨拶の日程を調整します。結婚挨拶でおふたりの結婚を快く承諾してもらえるよう、結婚報告のマナーを守って誠実に対応しましょう。