家族のみや親族のみ!少人数結婚式とは何人ぐらいの結婚式か
少人数結婚式とは、ゲスト数が大体30人未満の結婚式のことを言います。結婚式のうち特にゲストが少人数のものを言います。
堅苦しいことは抜きにしたい、本当に大切な人だけで結婚式をしたい、派手なことはしたくない、費用をあまりかけたくないなど、さまざまな理由から年々選ぶ人が増加しています。
少人数結婚式のゲストの招待範囲
ふたりきりの結婚式から、両方の家族のみ、兄弟姉妹や祖父母まで招待する親族のみ、特に親しい友人まで招待して20人~30人規模など、さまざまな招待範囲が考えられます。
ゲストなし(2人)
新郎新婦二人だけの結婚式が、少人数結婚式では最小範囲です。
パーティの形式としては、挙式と撮影と二人だけの会食、写真撮影と会食のみ、挙式と撮影のみなど、結婚式として必要最小限の範囲にとどまっています。
両親のみ(~6人)
新郎新婦とその両家両親のみで行う結婚式です。結婚式の内容としては、挙式と撮影、または挙式・撮影・会食が行われることが多いでしょう。引き出物等の用意の必要はありませんが、両親に記念品を用意するなどの費用が必要な場合もあります。
家族のみ(10~15人)
新郎新婦と両親、一緒に暮らした兄弟姉妹や祖父母まで範囲を広げた結婚式です。結婚式内容は両親のみの結婚式とほぼ一緒ですが、引き出物の代わりに家族それぞれにギフトを用意することも。
親族のみ(10~20人)
招待の範囲を叔父や叔母など、親しい親族に広げた招待範囲です。人数規模が多くなるため、引き出物やお車代についてなどゲストへのおもてなしなしについても考慮に入れる必要があります。
親しい身内、親しい友人のみ(20人~30人)
パーティの内容は食事会ではなく、披露宴も十分考えられる範囲です。会食形式だけでは場がもたない場合も考えられるため、司会やちょっとしたイベントなどの演出についても考慮する必要があります。
少人数結婚式の費用相場はいくら?見積りの考え方
少人数結婚式は、結婚式の内容をどのようにするかで大きく費用が変わります。また、招待ゲストが家族や親しい身内だけということもあり、おもてなしを手厚くした場合には、ゲストひとりあたりにかかる飲食費用などは増加する傾向もあります。
自分たちの結婚式ではどのようことがしたいのかを、しっかり考慮して計画しましょう。
少人数結婚式の費用はパーティ内容で変わる
挙式料
平均33.4万円
挙式だけでも挙式会場を利用する料金は変わらないため、大人数で挙式を行う場合と費用はさほど変わりません。
衣装
新婦:ウェディングドレス 27.1万円、白無垢 18.3万円
新郎:タキシード 13.0万円、紋付袴 10.3万円
新郎新婦の衣装代は、選んだ会場やプランにっても大きいと考えられます。現在では持ち込みも可能な会場もあるため、格安な値段で済む場合もありますが、持ち込み可能かは会場側に確認が必要です。
少人数結婚式のプランが用意されている会場では、プラン内に衣装がセットになっている場合もあります。
会食・食事会・披露宴
パーティの規模やゲスト数によって費用は大きく変わります。また、招待ゲストとの親密度や関係性の深さによって、おもてなしをより重視する場合には、料理や飲み物のランクを上げたり、会場の設備をより充実したものにするなど、パーティ全体の質を上げる傾向にあるため、おもてなし費用がかかる場合もあります。
挙式やパーティ内での演出
例えばプロを招待しての生演奏やキャンドルサービスなどのテーブルラウンドを行う場合には、別途費用が発生します。また、ウェディングケーキなどを用意する場合には、ゲスト数に合わせた大きさのケーキ費用が発生します。
装花
挙式の後に食事会を行う場合は、ゲスト数に合わせたテーブル装花が必要です。披露宴のように高砂を用意する場合には、高砂用の装花代がかかります。
撮影(フォト・動画)
フォト撮影平均 22.4万円
動画撮影平均 19.7万円
結婚式を記録として残す場合には、会場専属のプロカメラマンにお願いして撮影をお願いします。外部の業者にお願いすることもできますが、会場によっては外部業者にお願いすることは難しい場合も多いようです。
ゲスト数へのおもてなしによっても費用が変動する
料理、飲み物
ゲスト1人当たり平均約1.9万円
ゲストをおもてなしするための料理や飲み物の平均費用です。会場やコースのランクによって変わってきますが、ホテルやゲストハウスで行う結婚式の料理や飲み物は高くなり、レストランでの費用は手ごろになる傾向です。
引き出物、ギフト
ゲスト1人当たり平均約7000円
ご祝儀をいただく場合には、招待ゲストに引き出物を用意する必要があります。特に親族のみの少人数結婚式の場合は、関係性の深さからご祝儀は相場より多く包んでくれることが考えられるため、引き出物もそれに合わせて1人当たりのランクや品数を上げる必要があります。
お車代や宿泊費
ゲストを遠方から招待する場合は、お車代を用意する必要があります。親族や身内など、特に親密なゲストを招待する場合は、お車代をどのように負担するかは、両親に相談するなどして失礼のないおもてなしをしましょう。
少人数結婚式のゲスト数による大まかな相場
こちらの金額はあくまで目安になります。実際には、格式あるホテルやゲストハウス、おもてなしを重視した結婚式や、少人数でも披露宴のようなパーティを行った場合には、もう少しかかる場合も考えられます。
ゲストなし(2人)
10万~50万円
両親のみ(~6人)
15万~50万円
家族のみ(10~15人)
30万~70万円
親族のみ(10~20人)
30万~100万円
親しい身内、親しい友人のみ(20人~30人)
70万~150万円
少人数結婚式の招待ゲストからのご祝儀相場
少人数結婚式では招待ゲストは少ないものの、その関係性の深さから、いただくご祝儀の金額は一般的な相場(約3万円)よりも多いことも考えられます。
土地柄や家族での考え方によっても違いますが、ご祝儀と関係性の相場は次のようになっています。
新郎新婦との関係 | 最多回答額 | 平均額 |
---|---|---|
兄弟姉妹 | 5万円 | 54,676円 |
叔父・叔母 | 5万円:10万円 | 72,711円 |
従兄弟・従姉妹 | 3万円 | 39,434円 |
その他の親戚 | 3万円 | 57,268円 |
勤務先の上司 | 3万円 | 33,872円 |
勤務先の同僚 | 3万円 | 28,424円 |
勤務先の部下 | 3万円 | 28,925円 |
取引先関係 | 3万円 | 28,333円 |
友人 | 3万円 | 29,598円 |
※最多回答額はアンケートで一番多く答えられた金額です。
※叔父・伯母の最多回答が5万円と10万円が同票でした。
データ出展:一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会
少人数結婚式の演出や余興の費用相場
少人数制結婚式ではアットホームで歓談中心のパーティであることが多く、そこまで派手な演出や余興は行わないようです。少人数制結婚式でよく取り入れられる演出や余興の費用相場をまとめました。
フラワーシャワー
1~2万円
挙式で行われる定番の演出で、少ないゲスト数でも行える演出です。本格的なキリスト教式教会では行えない場合もありますので、確認しましょう。
ピアノ演奏などの楽器演奏
プロ1名/3~6万円
プロに演奏をお願いする場合の費用は最低でも3万円以上から見積もっておきましょう。プロの友人に演奏をお願いする場合にも、お礼が必要になります。
プロ司会者
3万~7万円
20名以上のゲストを招待する場合には、食事会の場合でも式を進行する司会者をお願いしたほうがいいでしょう。プロにお願いしないで、身内の誰かや友人などにお願いする場合には、お車代などお礼を用意します。30名以下であれば、新郎新婦が自ら司会を行うケースも増えているようです。
ウェディングケーキ
おおよそ1,000円×人数
ウェディングケーキを用意する場合の目安です。ただし、人数が少ない場合には装飾代やデザイン料などでもう少し高くつく場合も考えられます。
ウェディングムービー作成
3万~10万
少人数結婚式では余興などがない場合に、簡単なムービーを流すなどイベントを新郎新婦が用意することが多いようです。外部業者に委託する、会場側に作成を依頼する、自作するなどさまざまな方法があります。自作する場合の平均費用は1万円~2万円ほどです。
まとめ
少人数制結婚式の費用相場はゲスト数とパーティ内容で変わる
少人数結婚式の費用相場は、どんな結婚式にするかパーティの内容やおもてなしの度合、演出内容によって費用が変わります。特に招待ゲストは範囲が限られている分、関係性が特に深い人たちと言えそうです。自分たちの結婚式にはどこまでの内容が必要か、おもてなしはどうするかを考えた上で、費用について検討していきましょう。