結婚式費用の「自己負担」平均相場とは?予算からの手出し金額の計算方法

結婚式の費用を支払う際に、実際の手出し金額「自己負担」の相場はどれぐらいになるか、結婚式を計画する前から気になっている方も多いでしょう。結婚式費用の支払いはゲストからのご祝儀や親からの援助を支払いに充て、残りを新郎新婦が負担する形が多いようです。平均的な手出し相場はどのくらいかを知るには、まずは二人が計画する結婚式の規模や、ゲスト数などを予測する必要があります。

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    結婚式の自己負担の計算方法

    結婚式の自己負担の計算方法

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ

    結婚式の費用は、全額自分で払うわけではありません。
    結婚式の自己負担額がどれぐらいなのかを事前に予測し、算出するには次のような方法が必要です。

    結婚式(挙式・披露宴)の費用
    自己負担ゲストからのご祝儀親からの援助

    結婚式費用の見積りを出してもらう

    見積りとは、結婚式会場の下見やブライダルフェアで「この会場で結婚式を行うとしたら」という仮定のもと、時期や日取り、ゲスト数や二人の希望の演出などを盛り込んで、仮の明細書を作ってもらうことです。
    結婚式はさまざまなアイテムやそれぞれの演出、装飾に費用がかかり、その値段も会場ごとに異なります。

    結婚式にかかる費用とは?見積りと料金明細を徹底解説

    ゲスト数からご祝儀金額を予測する

    招待したいゲストをリストアップしてゲスト数を確認し、そこからおおよそのご祝儀で集まる金額を計算します。
    単純な計算方法は「ゲスト人数×3万円(ご祝儀の一般的な相場)」で計算します。親族や上司、友人など新郎新婦との関係性によってご祝儀で包む額は変わってくる場合もあるので、より正確に計算したい場合は次の資料の平均額(1人あたり)を参考にしてみましょう。

    新郎新婦との関係最多回答額平均額
    兄弟姉妹5万円54,676円
    叔父・叔母5万:10万72,711円
    従兄弟・従姉妹3万39,434円
    その他の親戚3万57,268円
    勤務先の上司3万33,872円
    勤務先の同僚3万28,424円
    勤務先の部下3万28,925円
    取引先関係3万28,333円
    友人3万29,598円

    ※最多回答額はアンケートで一番多く答えられた金額です。
    ※叔父・伯母の最多回答が5万円と10万円が同票でした。

    データ出展:一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会

    両家両親の援助や負担してくれる費用を相談する

    結婚式だけでなく、結婚全体にかかわる物事に関して、親からの援助があったと答えた人はアンケート結果では70%ほど。結婚式費用はすべて自分たちの貯金から出す、と方針を決めているカップルもいるでしょうが、そうでなければ両家の親は何かしら援助しようと考えている人も多いようです。
    結婚式の費用については、会場決定前の、見積りを出したタイミングなどに、一度相談してみることをおすすめします。

    「見積り金額」から「ご祝儀総額」「親からの援助」を差し引く

    ゲスト数から計算したご祝儀総額と、親からの援助額をもとに、下見で見積りしてもらった結婚式費用の総額から引くと、残った金額で自己負担ができます。最終的に新郎新婦二人が負担するお金です。

    結婚式の見積り費用-(ご祝儀総額+親からの援助)=自己負担

    結婚式費用の自己負担の相場と支払い方法

    結婚式費用の支払い方法

    自己負担の相場

    アンケートの結果では、結婚式費用(挙式費用・披露宴費用)の平均357.5万円に対して、ご祝儀のゲストからのご祝儀総額の平均は232.8万円でした。
    単純に計算すると、ご祝儀を差し引いた自己負担金額は平均142.8万円になります。
    親からの援助があったカップルの割合は70.7%もいるため、このうち何割かは、親からの援助でまかなえることも多いと考えられます。

    結婚式費用の自己負担分の支払い方法

    今まで結婚式の費用を会場に支払う方法は、現金払いまたは一括利振り込みで前払い、といったイメージが浸透してます。
    ですが現在では、さまざまな支払い方法や期限の選択肢が増え、カップルの事情に合わせられるようになってきました。自己資金が少なく心もとない場合も、お祝い金やご祝儀での支払いが可能な後払いOKの会場も増加しています。どの方法がとれるかは、会場ごとに違うため、必ず契約前に確認をしてください。
    自己負担分の費用の支払い方法は、現在では選ぶことも可能です。

    支払い方法

    ・銀行振り込み決済
    ・現金一括払い、または二回払い
    ・クレジット決済
    ・ブライダルローン決済

    支払い期限

    ・結婚式の前日の前払い
    ・結婚式の当日払い
    ・結婚式の後日の後払い

    貯金が足りなくても自己負担分を支払うことも可能

    結婚式を挙げたカップルのうち、結婚のための二人の貯蓄額の平均は317.2万円ですが、二人合わせて貯金が200万円以下というカップルも30%近くいます。
    また、親からの援助がなかったという人も30%近くいます。
    結婚式費用の自己負担を無理なく支払うためには、いくつかの方法があります。

    見積りの見直しをウェディングプランナーにお願いする

    結婚式をそれなりの形式で行うためにはさまざまなアイテムが必要です。そのため、単に結婚式の費用をご祝儀内で納めるといっても、どの部分をどれぐらいつ節約するかというのは、簡単に決めることは難しいでしょう。現在ではご祝儀だけで結婚式を行うプランを用意している会場もあります。二人の希望の額でおさまるよう、ウェディングプランナーにしっかり相談しましょう。

    無理のない支払い方法を考える

    現在では支払期日を後にできる後払いや分割払い、カード払いやブライダルローンを組むなど、会場によっては支払いに融通が利く方法が用意されています。
    自己負担金額を事前に知っておき、無理のない支払い方法を選択することで、貯金をすべて使うことなく、無理のない支払い方法を選ぶこともできるでしょう。

    まとめ

    自己負担分の手出し平均相場は結婚式の規模や親からの援助で異なる

    結婚式の費用の中で、自己負担金額がどれぐらいかかるのかを知ることは、事前の計画的な貯金や、結婚式の計画の全体的な見直しなどにもつながります。また、早めに手出し金額を知ることで、両家の親からの援助についての相談や、生活に合わせた支払い方法の検討などにもつながるでしょう。自己負担金額をできるだけ正確に算出できるように、考え方を押さえておきましょう。

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    結婚式準備.com編集部

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