挙式なしでも、結婚報告はする?
結婚報告の必要性
結婚の報告は、結婚が決まったことを報告することです。両親や親族はもちろんのこと、友人や会社の人に、改めて結婚することを伝えますが、それだけでなく、新しい家族となってからのお付き合いもお願いすることの意味も含まれています。
結婚するにあたって、新たな名字や住所を伝えられる節目の報告にもなりますので、大人として可能な限り結婚報告をするようにしましょう。
結婚報告をするタイミング
結婚報告をする際に気をつけたいのが、タイミングと順序です。結婚の報告をする相手に失礼のないように、すすめていきましょう。
両親には、結婚が決まった時点で結婚の挨拶にいくのがベスト。その一方で、職場には入籍する日取りが決まった時点で報告するのがのぞましいです。会社での手続きや長期休暇をとる際など、早めに報告をしておいた方が、迷惑をかけずにすみます。
勤めている会社によっては、様々な手続きがありますので、まずは社員規則をみておくとスムーズです。
友人には会社への報告が済んだあとがよいでしょう。
結婚報告をすべき相手
結婚の報告をする・しないは、後々の関係性にも影響してくるため、何かしらの付き合いがある人には報告するのがマナーです。親族や友人、会社の上司や同僚など、結婚報告をする順場には気をつけたいもの。
親しい友人や同僚にすぐに報告したい気持ちもありますが、まずは親族や上司など、目上の人や関係性を考えながら報告をするようにしましょう。
挙式をしない場合の結婚報告とは
ハガキを送る
ハガキでの報告は昔からおこなわれている、スタンダードな報告方法です。なかなか会えない人や、伝え忘れのないようにするのもハガキで報告するのはおすすめです。それでいて丁寧な印象をもたれるので、目上の人や親族には、ハガキでの報告が向いています。ハガキには二人の写真を添えたり、新居の報告を兼ねると喜ばれます。
ハガキを出す際には、文例や出す時期にも気をつけて出しましょう。最近では、インターネットで専門のサービスもありますので、文章や手書きに自信のない人はこのようなサービスを利用するのもいいでしょう。
食事会を開く
形式的になりがちな結婚式をしたくない場合は、食事会をひらくのはどうでしょうか。親族や親しい人にお披露目ができますし、アットホームな雰囲気の中で行えます。
結婚式と比較してもリーズナブルな価格になるので、ハードルも低く、準備もしやすいメリットがあります。
メールやSNSを使う
多くの人に結婚報告をする場合、時間や手間もかかってしまいます。どうしても時間がないという人は、メールやSNSを使う方法もあります。メールやSNS用の文例もあるため、参考にしやすくすぐにできます。
ただし、関係性によっては、失礼にあたる場合もあるので注意してください。SNSでも報告をする順序に気をつけましょう。また、FacebookやInstagramなどのSNSは、思っている以上に閲覧されたり、拡散されたりするケースもあるので、送信する際は閲覧の設定を見直しておきましょう。
挙式をしない場合の結婚報告で気をつけるべき点
ハガキを出すタイミングやマナーに気をつける
結婚報告をハガキでする場合は、正式なものとなりますので、入籍後の1ヵ月~3ヵ月後が目安です。できるだけ早く投函するのがベストです。
親しい友人であっても、時節の挨拶やきちんとした文章を入れるようにしましょう。
入籍を秋から冬の間にかけてする人は、年賀状に結婚報告を兼ねて作るケースも多くあります。暑中見舞い等もそうですが、季節の挨拶の際に報告ができれば、さりげなくできますし、季節感も出せるのでおすすめです。
食事会の開催をするなら、準備は余裕をもって行う
結婚式と比べてカジュアルにできる食事会ですが、内容や演出によっては準備に時間がかかるケースもあります。特に司会者を準備する場合には、ひととおりの流れや希望を伝えるのに前もって打ち合わせする必要があります。
また、ご祝儀をいただく場合は、引き出物を用意する必要があります。結婚式よりも準備することが少ないといっても、すべきことはたくさんありますので、早い段階から食事会の準備をすすめていくようにしましょう。
SNSで一斉に配信する前に、親しい人は事前に報告する
SNSで報告や心境を綴ることは一般的にはなっていますが、いくらカジュアルに報告したいからといって、いきなり拡散するのはマナー違反です。まずは、メールやダイレクトメッセージでもいいので、親しい人に先に連絡しておくのがのぞましいです。
また、大勢の人に見られる公式の場のため、結婚の報告は入籍後にするようにしましょう。他にも、タイムラインでの連投を避けたり、報告する前にいきなり名字を変えたりするなどをせず、SNS上でも大人としてのマナーを守り、結婚報告をしてくださいね。
まとめ
結婚式なし(挙式なし)でも結婚報告はしよう
結婚は人生の中でも、大きなイベントです。これまでお世話になった人に、感謝の気持ちをこめて報告をすることが大切。結婚報告をされる相手の立場にたって考えれば、おのずと失礼のない結婚報告ができるはずです。会って直接伝える場合はもちろんのこと、ハガキやSNS、食事会など、それぞれにあったマナーで大切な人たちに結婚の報告をしましょう。