顔合わせ食事会の「しおり」とは場を和やかする必須アイテム
顔合わせに知らせたい情報をまとめた「しおり」
顔合わせ食事会のために作成するしおり。
両家の両親は、顔合わせの場が初対面になります。限れた時間内でお互いの家族について知ってもらうために、内容には家族プロフィールや写真などを盛り込みます。、また、結婚式が決まっている場合は、結婚までのスケジュールや会場などの情報を盛り込んでおくことで、顔合わせの場で両家の会話が弾むように一冊の小冊子にまとめておきます。
昔は結納の際に「家族書」という両家家族・親族の簡単なプロフィールを綴ったものを交換していましたが、結納の習慣は縮小・簡略化の傾向で、どのタイミングで両家のことを知らせたらいいのかが曖昧になっています。両家両親が顔合わせの際に知りたいと思っている情報を一冊にまとめ「しおり」を用意するとスムーズに伝わるでしょう。
しおりを効果的に準備するために
顔合わせ食事会でしおりを効果的に利用するために、用意する意図を明確にして、しおりを作成しましょう。
顔合わせのしおりを作る目的
- お互いの連絡先や家族構成など、両家に後々必要な情報を記載する。
- 新郎新婦やお互いの家族のプロフィールを掲載し、、相手家族の情報を知らせる。
- 食事会の歓談の際の会話の話題のネタやきっかけになり、会話が弾むようなネタを入れておく。
- 結婚式の日取り、会場、当日までの入籍、転居、打ち合わせなどのスケジュールを両親が一通りわかるようにしておく。
- 顔合わせの場で結婚式についての両家の話し合いや確認がスムーズに進むような内容にする。
顔合わせ食事会のしおりを渡すタイミング
顔合わせのしおりを作成し、食事会では次のようなタイミングで両家の両親や参加者の手に渡るように手配しましょう。
当日に配布する
顔合わせ前または顔合わせ当日に、会場にしおりが届くよう手配します。、お店側には事前に家族が入室前にしおりをテーブルにセッティングしてもらうようにおねがいしておきましょう。
事前に両家に郵送しておく
しおりだけでなく顔合わせの招待状も作成し、しおりと一緒に事前に両家に郵送しておきます。しおりの内容・ボリュームが多い場合や、顔合わせ当日に結婚式について話し合いたい内容があれば、郵送して先に読んでもらっておいたほうがスムーズです。
顔合わせ食事会のしおりの簡単な作り方と手順
顔合わせのしおりはどのように作るのでしょうか。現在では、簡単に作れるキッドやテンプレートも販売、配布されています。簡単に作れる作り方や手順をご紹介します。
しおりのテンプレートや手作り用キットを利用する
ウェディング用のアイテムを取り扱っているお店のサイトでは、顔合わせ用のしおりのテンプレートをダウンロードして必要な情報を入力して印刷するだけで作れるテンプレートを配布しています。また、テンプレートに合わせ、印刷するだけで簡単に冊子を自作できる手作り用のキットを販売していますので、これを利用してしおりが作成できます。
作り方の手順は以下になります。
(1)テンプレートとキットを探す
しおりのテンプレートやキットを探して購入しましょうう。
テンプレートは有料と無料のものがあります。、盛り込みたい内容や作成の予算を考えて選びましょう。
(2)テンプレートに沿って表紙、中身の内容を入力
ダウンロードしたテンプレートに沿って、必要な項目の内容を入力していきます。
内容や盛り込みたい項目は、ある程度自由度が高いので、両家に伝えたい内容や楽しんでもらえるように工夫しましょう。
(3)印刷を行う
自宅のプリンタで印刷します。キット以外の紙を利用する場合は、印刷設定ゆやデザインによって余白ができる場合も。失敗してもいいよう予備の紙を用意します。
(4)テンプレートに沿ってしおりを製本
真ん中で折り、必要に応じて糊付けや組紐通しをして製本します。
一枚で収まる場合は、三つ折りや丸めてリボンで結ぶ、バインダーに閉じるなど、、いろいろなデザインを楽しんでください。
パワーポイント、エクセル・ワードで編集して手作り
マイクロソフトのプレゼンテーションソフト「パワーポイント」を使用して作成できます。
パワーポイントがない場合は、ワードやエクセルでもっと簡単にシンプルに作成できます。上級者の場合はillustratorやPhotoshopなどを使用して、さらにハイクオリティなしおりを作ることも。
完全に手書きで手作り
バソコンがない場合や、手作りの温かさを生かしたい方は、バインダーや台紙・アルバムを利用して作成したり、手書きで手作りするなどのな気持ちが感じられる温かいしおりも素敵です。
顔合わせ食事会のしおりに必要な内容と盛り込みたい項目
簡単に作りたい人は、当日の流れと今後の予定だけの記載でもしおりが作成できます。両家の話題作りになりそうな情報や、二人が家族にしっかりと伝えたい内容や項目を選んで、オリジナルのしおりを作成しましょう。
表紙・題名
表紙に記載する例文
両家顔合わせ食事会
20××年〇月〇日大安吉日
午前11時30分
〇〇(レストラン名)にて
新郎新婦から開催の挨拶
食事会に来てくれたお礼と食事会の趣旨の挨拶文を加えます。両家家族が食事会を楽しみにしてくれるよう、温かく素直な言葉で挨拶文を構成しましょう。
挨拶の例文
本日はお忙しいところお集まりいただきまして ありがとうございます
両家のお許しをえて二人が結婚するにあたり 互いの家族が親睦を深めるよい機会になればと ささやかではございますが このような席を設けさせていただきました
このお食事会を機に 両家の親睦がより深まればと思います
美味しいお食時とともに 楽しい時間をごゆっくりお過ごしください
顔合わせ食事会のプログラム
顔合わせ食事会のプログラムを入れておくと、参加者全員が流れを知っておけるので、進行がスムーズになります。
プログラム内容例
1. 始まりの挨拶
2. 両家の紹介
3. 記念品贈呈
4. 乾杯
5. 歓談
6. 記念撮影
7. 結びの挨拶
食事会のお店の場所と紹介・メニュー内容
お店の場所の詳細、アクセス方法も掲載できれば入れておきましょう。お店の特徴や当日のメニュー選びで配慮した部分があれば、食事への期待が膨らむようお知らせしましょう。
新郎新婦のプロフィールや出会いなど
お互いの両親には結婚の挨拶で会っていますが、深く知っているわけではありません。お互いのプロフィールや出会いなど、両親にパートナーについて知っておいて欲しいことを楽しく掲載しましょう。
両家の両親・家族のプロフィール紹介
両親だけでなく、一緒に育ってきた家族についても紹介すると話題作りにもなるでしょう。イラスト入りや写真付きの家系図を入れて、兄弟や祖父母、仲の良い親戚なども紹介するなど工夫するとどんな雰囲気の家庭なのか相手に伝わりやすくなるでしょう。
家族、結婚する二人の思い出の写真
小さいころの写真や家族旅行の写真、二人が付き合ってからの写真など、両家の思い出が伝わる写真を入れておくと、顔合わせの話題作りだけでなく、両家の親睦を深めるきっかけになりそうですね。
結婚までの段取りや結婚式についての情報
顔合わせをスタートとして、結婚までの入籍予定や転居、結婚式までのスケジュール・日取り・会場の場所と紹介・ゲスト数・どんな結婚式にするつもりかなど、基本的な内容について両家に知らせておきましょう。
新郎新婦と両家の連絡先、電話番号
両家の住所や連絡先は直接聞きづらいといった声もあります。今後のお付き合いのために、新郎新婦の新居や両家の連絡先は記載しておきましょう。
新郎新婦からの結びの挨拶
今までの感謝や、結婚に向けての抱負を盛り込んだ内容を記載して、しおりを締めくくりましょう。
挨拶の例文
本日はお忙しい中お集まりいただき 誠にありがとうございました
これからふたりで力を合わせ 温かい家庭を築いていきたいと思います
未熟なふたりですが 今後ともあたたかく見守ってくださいますよう 末永くよろしくお願いいたします
まとめ
顔合わせ食事会のしおりで両家親睦のきっかけに
顔合わせ食事会のしおりを作成することで、結婚式までに両家に知らせておきたいお互いの家族の情報などを、一冊にまとめて伝えられます。また、顔合わせの歓談の会話のきっかけづくりに役立ち、両家の親睦がスムーズに深まることにも役立つそうです。現在は簡単二作れるテンプレートもりますので、ぜひ探してみましょう。