結婚式で使用するアイテムを手作りするメリット、デメリット
結婚式に必要なアイテムを手作りすることには、大きなメリットと考慮すべきデメリットがあります。準備期間や労力など二人の状況と合わせてよく検討して、手作りするアイテムを検討しましょう。
手作りのメリット
結婚式のテーマやオリジナリティが演出しやすい
既成や市販のアイテムで自分たちがイメージしている式のテーマやオリジナリティを出そうと考えても限界があります。手作りすることで、結婚式の雰囲気やテーマなどを統一して打ち出すことができます。また、大切なゲストに自分たちのおもてなしの気持ちをダイレクトに伝えることもできます。
自分の理想どおりの演出ができる
他人に二人が描くイメージをすべて理解してもらうことは難しいのですが、自分たちで作ることで、理想や希望をある程度詰め込んで作ることが可能です。
費用節約になる
基本的に結婚式で使用するアイテムを会場に頼むと、会場側を仲介して専門業者に作成を依頼する経由が多いため、一般より相場が高くなる傾向です。そのため一般的には、会場を通しての注文に比べ、手作りすることによって費用を節約することが可能です。
結婚式の素敵な思い出になる
手作りしたアイテムは、当日の写真にも残りますし、家に持ち帰って飾ることも可能です。結婚式の素敵な思い出になるでしょう。
手作りのデメリット
制作期間と労力がかかる
結婚式アイテムを手作りするには、作業時間と労力を確保することが必要です。しかし、仕事をしながらの準備には、準備時間は限られてきます。また、もともとある器用さや技術力なども制作時間に大きく影響します。無理のない作業時間が確保できる手作りアイテムを選びましょう。
材料費を節約しずぎるとクオリティが低くなる
現在では通販や100円ショップで格安の材料を探すことができます。ただ、作るアイテムによって格安すぎる材料で制作すると、ゲストから見て「それなり」に見えてしまう恐れもあります。結婚式のイメージに合わせ、ある程度のクオリティを担保できる材料を選びまょう。
こだわり度が高いと節約にはならない場合もある
出来上がりのクオリティにこだわりすぎると、材料費や手間が非常にかかりすぎることもあり、最終的には節約にはならない場合もあります。既製品は問屋から材料を大量に購入して高いクオリティになるよう制作しているため、消費者が納得かる価格で市販できている側面もあります。
飲食物などの手作りは衛生上の問題も
ウェディングケーキを自分で作りたい、プチギフトなどに焼き菓子を作って持ち込みたいなどの希望がある場合は、ウェディングプランナーを通して会場側との相談が必須です。特にプロでない人が作る場合は、賞味期限の問題や衛生面の問題をどうクリアするか、最近増えているプロ以外の手作りが不得手な人がゲストにいないか…など、確認が必要なさまざまな問題があるからです。
結婚式準備で手作りできるペーパーアイテム
結婚式準備で、最も手作りされているのはペーパーアイテムです。すべてペーパーアイテムを統一したデザインにして、結婚式のテーマを伝えたり、二人のオリジナリティを演出できるため、ペーパーアイテムの手作りにはさまざまなメリットがあります。
結婚式で手作りすることが多いペーパーアイテム一覧
・招待状
・席札
・席次表
・メニュー表
・エスコートカード
・プロフィールブック
ペーパーアイテムは費用節約になる?
招待状などペーパーアイテムを手作りすると、多くの場合は結婚式費用の節約になります。
ただし、手間や時間がかかるため、どのような方法で作成するか考えましょう。すべて手作りにするか、工程の一部は業者に依頼するかによっても費用が変わってきます。
最も費用が安いく済むのは材料集めやデザインまですべて自分たちで行うことですが、非常に手間がかかるため、多くのカップルは一部は手作りにして、材料などは通販業者からキッドで購入するなど使い分けていることが多い傾向です。
手作りは結婚式費用節約になる?招待状、席次表、席札などペーパーアイテムの平均相場
結婚式で手作りできるウェルカムアイテム、高砂装飾アイテム
ウェルカムアイテムとは、結婚式の用意で当日ゲストをお出迎えできない新郎新婦にかわって、ゲストに歓迎の気持ちを伝えるアイテムのこと。海外のおしゃれなウェディングのアイデアから、さまざまなウェルカアイテムが日本の結婚式でもトレンドに。海外ではあまり結婚式にはお金をかけずに手作りすることが多いため、ウェルカムアイテムも手作りできるものが多い傾向です。
手作りできるウェルカムアイテム一覧
・ウェルカムボード
・ウェルカムドール
・ウェディングツリー
・ウェルカムブースの装飾
・芳名帳
・テーブルナンバー
・ガーランド
ウェルカムアイテムを手作りする場合は事前に飾り方などの確認を
せっかく手作りしたウェルカムアイテムが、スペースの問題や消防法の問題で飾れなかった…という問題が出てくる場合もあります。また、ウェルカムスペースはゲストが受付をする場所でもあるので、受付スペースを空けて、当日は式場のスタッフが飾りつけをします。
手作りするアイテムと大きさをウェディングプランナーに事前に伝え確認し、どのように飾りつけして演出して欲しいかなどのイメージをよく話し合っておきましょう。
手作りできる挙式で使うアイテム
挙式で使うアイテムは「サムシングフォー」などに代表される、手作りしたいアイテムがたくさんあります。
手作りできる挙式アイテム一覧
・リングピロー
・結婚証明書
・フラワーシャワー
・ウェディングフラッグ
挙式アイテムは手作りキッドなども充実している
二人が夫婦として認められるセレモニーが挙式。そのため、昔から挙式で使用するアイテムは手作りして用意する花嫁が多く、リングピローなどは簡単に製作できるキッドが充実しています。また、結婚証明書やウェディングフラッグなどは、型紙となる無料テンプレートの配布も多くあるため、デザインができなくても比較的簡単に手作りできるものが多いでしょう。
手作りで贈りたい両親やゲストへのギフトやプレゼント
結婚式ではゲストや両親などに、感謝の気持ちを表す場でもあります。
手作りしたいプレゼントアイテム一覧
・両親への記念品贈呈のギフト
・ゲストへのプチギフト
・新郎から新婦、または新婦から新郎へのサプライズのプレゼント
プレゼントの手作りにはさまざまな方法がある
プレゼントを手作りするのは敷居が高いと躊躇してしまいそうですが、最近ではプレゼントやギフト専用のワークショップなどが多く開催されています。箸置き、器、キャンドル、アクセサリーなど、キットや材料が用意され、作り方を教えてもらいながら楽しく製作することが可能なので、不器用だと気が引けてしまう人でも心のこもった手作りプレゼントを作ることができますよ。
結婚式で手作りできる披露宴の演出アイテム
披露宴のパーティでは用意が欠かせなくなってきた「撮影アイテム」。みんなでワイワイ撮影する時間は歓談時間を盛り上げるスパイスとして、重要な演出になってきています。
手作りできるパーティ演出アイテム一覧
・フォトプロップス
・フォトブース
・ウェディングタペストリー
・ジャンボフラワー
手作りには「無料テンプレート」活用を
今や大人気のフォト撮影用アイテム。そのため、多くのフォトアイテムがデザインの無理用テンプレートを配布しています。手作りキット専門のインターネット通販店では、無料テンプレートに合わせた大きさのキットを販売しており、「材料を探す、大きさに合わせて裁断する」手間を省くことも可能です。作業時間の確保に合わせて、上手に利用しましょう。
結婚式で手作りできる披露宴の演出ムービー
会場に依頼する製作費用に比べると非常に少ない費用で済むため、費用節約が期待できますが、編集時間の確保や、製作のための知識が必要になります。
手作りできるウェディングムービー一覧
・オープニングムービー
・余興ムービー
・生い立ちムービー
・エンディングムービー
ムービーを自作する場合は制作時間とクオリティに注意
ムービーを自作することが初めての場合、無料ソフトだけではそれなりのクオリティのものを作ることは難しいため、有料ソフトの購入なども検討したほうがいいでしょう。また、制作時間もできるだ多く見積もって置く必要があります。画像集め、編集業務などの労力などを考えた上で、制作にとりかかりましょう。
結婚式ムービーの費用相場は?撮影費用や余興ムービー作成費用を大調査
手作りできる?新郎新婦の衣装やアクセサリー
手作りできるアクセサリー一覧
・髪飾りや花冠
・ブーケ、ブートニア
・アクセサリー
・結婚指輪
・ベール
・蝶ネクタイ
・ウェディングドレス
・二次会ドレス
手芸や縫物の知識がない場合はワークショップ利用を
アーティフィシャルフラワー(造花)やドライフラワーを使った花冠や髪飾り、キットを使ったアクセサリー…など、新郎新婦が自ら身に着けるものを手作りする人も少なくありません。ただ、どれもある程度技術がいるため、初心者は最初はワークショップなどを利用して、作り方を教わりながら作ることもおすすめです。
結婚式のアイテムを手作りする際に利用したいショップ
100円ショップ300円ショップ
100円ショップを中心にした小銭で買えるショップの品揃えも今やさまざまです。おしゃれなアイテムが充実している店や、DIY用品中心に充実している店など、ショップによって品揃えの特色やクオリティ、バラエティが豊かになってきています。どのようなイメージで手作りしたいかを明確にして、どのショップに行けば材料が見つかりそうか、事前にインターネットやSNSなどでリサーチしておく必要があるでしょう。
大型ホームセンターや手芸店
結婚式だけに限らず、手作りやDIYブームがトレンドで、大型ホームセンターや手芸店では手作りするための材料や道具、キットが充実しています。また、手作り不慣れな人向けに、材料を買ってその場で店にそろっている道具を借りて作ることができるスペースがある店舗もあります。
作り方に困ったときは、お店の人が教えてくれるため、心配な人はぜひ利用してみましょう。
インターネット通販
現在はインターネット通販で、結婚式アイテムの「手作りキット」を扱っている店舗サイトが非常に多くあります。いくつかを組み合わせたり、一部使用することで、労力をあまりかけずにオリジナリティあふれる手作りアイテムができます。オリジナルデザインのアイテムを格安で製作してくれるショップなどもあるため、検討してみましょう。
問屋
ゲスト数が多い場合(50名、100名)は、ラッピング用品やペーパーアイテム、ギフトなどに問屋を利用することもおすすめです。問屋はロット数での販売になるため、ゲスト数とうまくロットがマッチしないと難しい場合もありますが、ラッピング用品などは格安で手に入る場合が多いようです。
まとめ
結婚式で手作りできるアイテムは多いが製作時間と労力の見極めを
結婚式で使用するアイテムを手作りで準備するアイデアは欧米のおしゃれな結婚式では主流です。手作りできる結婚式アイテムは増えており、簡単に作れるようキットなども用意されています。日本でも手作りで準備するカップルは今どんどん増えています。
ただ、結婚のための他の準備や、仕事と並行して手作りすることは、スケジュールが大変になってしまうこともあるでしょう。作業時間がきちんと確保できるかどうかをしっかり見積もって、無理せず楽しい準備時間になるように計画しましょう。