顔合わせ食事会の服装に合わせるバッグの選び方
顔合わせ食事会のバッグ選びは、会場の格式や雰囲気、顔合わせのために選んだ服装に合わせて選びましょう。
会場となる場所の雰囲気に合わせる
顔合わせ食事会の会場として選ばれるのは、静かに外食を楽しめる場所がほとんどで、どちらかの自宅で行うケースは現在あまり見られないようです。
料亭、レストラン、ホテルのレストランなど、普段よりワンランク上の、少し特別な食事ができる会場を選んでいる割合が非常に多くなっています。そういった場所に合う服装と、それに合わせたバッグを選ぶことが選び方の基準となります。
服装の格式とドレスコードに合わせる
服装に合わせたバッグ選びの基準として、会場に合わせたドレスコードが目安となります。食事会に選ばれる多くの会場は、インフォーマルからもう少しラフなスマートカジュアル、スマートエレガンスが基準です。
顔合わせはビジネスの場ではなく、お祝いの場であることも含めて、配慮してバッグを選びましょう。
顔合わせ食事会のバッグ選びの注意点
バッグの大きさ
食事会の場の雰囲気に、あまり大きな荷物はマナー的にも適さず、食事をとる場(個室など)に大きな荷物を持ち込むことはマナー違反と見られます。
荷物をクロークに預ける場合
ホテルや料亭、レストランには多くの場合手荷物を預かってくれるクロークがあります。
どうしても荷物が大きくなってしまう場合は大きな荷物をクロークに預け、それ以外の貴重品や化粧直しの道具などを入れた小さなバッグのみを持ち込みましょう。
荷物を預けない場合
手荷物はできるだけ、スマートな大きさのバッグにまとめましょう。バッグの大きさの目安として、食事をする際の椅子の背もたれと背中にバッグを挟むように置いても、落ち着いて食事がとれる大きさが判断の基準になります。
ブランドのバッグ
ひと目でブランドがわかるようなロゴ入りのものや、派手な仕様のものはできるだけ避けるのが望ましいでしょう。両家の格を揃えるために、一見して価値がわかるようなものを避ける配慮は必要です。
アニマル柄、ヘビ柄などは避ける
顔合わせ食事会はお祝いの席でもあるため、お祝いの席では避けたほうがいいと昔から言われている、ヘビ柄やクロコダイル柄などの爬虫類を思わせるのや、アニマル柄、いかにもレザーだとわかるバッグは避けたほうが無難です。
派手な仕様、ビジュー、ラメ付きの仕様のバッグは避ける
食事会を昼に行うか、夜に行うかも重要ですが、食事会の時間は昼に設定されることが多い傾向があるため、夜向きのビジュー付きバッグやラメ入りのバッグは、マナー的にも避けたほうが無難です。
顔合わせ食事会の女性用のバッグ
顔合わせ食事会でよく選ばれるバッグについて、いくつかご紹介します。
ハンドバッグ
食事会用に荷物をひとつにすっきりまとめ、大きさもスマートなバッグにはハンドバッグが挙げられます。適度にマチがついているため、見た目より荷物が多く入るデザインのものも多いでしょう。
また、和装と洋装、どちらでも合わせやすいデザインのものも多く、ベージュ、グレー、ネイビー、黒などシンプルな色を選べば、比較的何色の洋服でも合わせやすいのも特徴です。
エナメル製ハンドバッグ
コーティング加工を施したエナメル製ハンドバッグは光沢感、ツヤ感があり、清楚な中にも華やかさが出る素材です。
布製ハンドバッグ
シャンタンやベロア、ツイード、うっすら控えめなラメ糸などが入った布製のハンドバッグは、改まった場であれば、もつ場を選ぶことなく非常に重宝します。和装や洋装にも合わせやすい素材でもあるため、ひとつあると便利でしょう。
クラッチバッグ
持ち手がないシンプルなバッグです。パーティ仕様だけでなく、普段使いできそうなクラッチバッグも現在は多く出ています。
布製のクラッチバッグ
メッシュタイプのクラッチバッグ
パーティパッグ
本来は結婚式やパーティのためのバッグです。そこまで華やかなものでない、シンプルなパーティバッグであれば、食事会の服装に合わせられるでしょう。大きな手荷物はクロークに預け、食事会で必要なもののみバッグに入れ替えましょう。
布製のパーティバッグ
控えめなラメ入りの明るいパーティバッグ
顔合わせ食事会の母親向けのバッグ
顔合わせ食事会の際、新郎新婦となる二人の母親は、どんな点に注意してバッグを選んだらいいでょうか。
新婦よりも華やかにならないバッグ
新郎新婦が顔合わせの主役です。新婦となる人より、母親が目立つことがないよう、服装だけでなくバッグにも配慮をししまょう。
季節感を素材に取り入れたものを
服装は完璧でも、バッグの素材まで気が回らない…ということがないように配慮をしましょう。特に布製のバッグでは、冬の素材であるベロアやウールツイードを使ったバッグを持つ時期は秋〜2月末までが目安で、それ以外の季節であればもう少し涼しげな素材を選びましょう。
ツイードでも、麻混のサマーサイドなどを使った、春夏用の涼しげなバッグもあります。
バッグは服装の中でも季節感が出やすいアクセサリーとも言えますので、大人の経験を生かした配慮を。
まとめ
顔合わせ食事会のバッグは、会場の格式を調べ、両家の服装の格を合わせた上で、状況に合わせたバッグを選びましょう。レストラン、ホテル、料亭で食事をする際には、会場に持ち込むバッグの大きさとバッグに入れる持ち物にも工夫が必要です。
女性らしい細やかな配慮のあるバッグを選ぶことで、服装のセンスや魅力もぐっとアップするでしょう。