結婚式前日は何を食べる?避けるべき食べ物とおすすめの食事

結婚式前日は本番を笑顔で過ごすためにも、体調を整えることを第一に考え過ごしたいものです。そのためにも意識したいのが食事管理。翌日までひびきやすい夕食は特に注意したいですね。体調不良に繋がりやすい食べ物には何があるのか、前日の食事時間の過ごし方や優先するとよい食事内容も含めてご紹介します。

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    結婚式のために気を付けたい、前日の食事

    結婚式のために気を付けたい、前日の食事

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    明日はいよいよ結婚式本番。長かった準備期間も終盤です。

    結婚式前日は親への挨拶をはじめ、スピーチや余興をお願いしているゲストへの挨拶、持ち物など準備の最終チェック、お肌の手入れなど、やるべきことがいくつかありますが、中でも何よりも大切なのは、新郎新婦の体調を万全に整えること。

    結婚式当日は朝から準備に忙しく、本番中も立ったり座ったり移動したりと想像以上に体力を使います。風邪などを引かないように気を付けることはもちろんですが、少し胃腸の調子が悪いだけでもダメージ大。結婚式の主役の二人が体調を崩していては、これまで準備してきた時間も労力も台無しになってしまいます。

    そうならないために大事なのが、結婚式前日の食事管理。特別に体に良いものを食べる必要はありませんが、胃腸に負担のかかりやすい食べ物は避ける、お酒は飲みすぎないなど、ほんの少しの注意が結婚式当日の身体や肌の調子へと繋がってきます。

    具体的にどのような食事がよいのか、結婚式前日の食事時間の過ごし方や避けるべき食べ物なども含めて解説します。

    結婚式前日、誰とどんな食事をする?

    結婚式前日は本番への緊張や不安で気持ちが落ち着かないもの。明日への英気を養う意味も込めて、大切な人たちと楽しく賑やかに、またはゆったりのんびりと過ごしたいものです。あなたは独身最後となる大切な一日の食事時間を、誰とどのように過ごしますか?

    変わりない家族時間でリラックス

    結婚式前日の食事

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    家族とは結婚式後ももちろん会えますが、結婚式前日は娘として一緒に過ごせる最後の日。一緒に食事をしながら家族の思い出話をしたり、両親や兄弟姉妹に感謝の想いを伝える花嫁が多いようです。実際には、照れくさくて感謝の気持ち伝えられなかったり、胸がいっぱいで言葉できなかった花嫁もいるようですが、一緒に過ごしていれば想いは十分に伝わるでしょう。

    幼い頃から住み慣れた実家で食べ慣れた母親の夕食を家族みんなでいただければ、心身ともにリラックスした状態で結婚式当日を迎えられそうです。海外ウェディングやリゾ婚などでホテルに宿泊する場合は、新郎家族、新婦家族でわかれてお互い家族水入らずで食事を楽しむのもよいですし、披露宴のリハーサルディナーも兼ねて両家一緒に賑やかに食事をするのも親睦をより深められそうですね。

    友人たちと独身最後の思い出作り

    欧米では結婚式前日の花嫁の習慣となっている「バチェロレッテ・パーティ」。「バチェロレッテ」とは独身女性を指す言葉で、新郎が独身最後の夜を友人たちと賑やかに過ごす「バチェラー・パーティ」の女性版パーティのこと。

    バチェラー・パーティはクラブやバーで大騒ぎをするイメージですが、バチェロレッテ・パーティは食事をしながら会話を楽しんだり、宿泊先のホテルでパジャマパーティをするなどゆったりと過ごすのが一般的。

    バチェロレッテ・パーティを結婚式前日の夕食の食事会として開催するなら、身体に優しい食事のコースを選びましょう。また、女友達との会話は尽きないもの。あえて2時間制などの時間制限のある場所を選ぶと帰りが遅くならず安心です。

    独身最後のパーティー!バチェロレッテパーティーを日本で楽しむ方法

    新郎と過ごす最後の恋人時間

    結婚式前日の過ごし方

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    恋人時代は特別だった彼との夕食の時間。夫婦になると日常となる幸せ感はあるものの、ロマンティックな食事は必然的に回数が減ってしまいそう…。そんな現実的なカップルは、結婚の記念に恋人同士として過ごす最後のディナータイムを楽しんでみては。二人でゆったりとした優雅な時間を過ごしながら、結婚式への想いや夫婦での生活について語り合うのも素敵ですね。

    ただし、食事内容には贅を尽くさず、身体に優しい料理を腹八分目めに抑え、お酒は出来るだけ避けるようにしましょう。

    独身最後の一人時間を満喫

    結婚式前日の過ごし方

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    結婚式前日でも仕事はしっかり片付けてスッキリとした気持ちで結婚式を迎えたい、最後のブライダルエステに通ったり部屋でゆっくり肌の最終お手入れをして完璧な状態で明日に臨みたいなど、独身最後の夜だからこそ結婚式前日は一人で過ごしたい花嫁もいるでしょう。

    一人なら夕食も自分の好きな食べ物を好きなように決められるうえに、自分の身体や肌の状態に合わせたメニューを選ぶことができます。食事時間も自分のタイミングで決められ、自分のことだけを考えて過ごせる大切な時間。ベストなコンディションで結婚式本番を迎えられるよう、独身最後の一人時間を満喫するのもよさそうですね。

    結婚式前日に避けるべき食べ物

    結婚式前日の食事時間を誰とどのように過ごすかも大切ですが、その食事内容にも気を付けたいもの。食べ物によっては結婚式当日の体調や肌状態を悪くしてしまう場合もあります。どのような食べ物は避けた方がよいのか見ていきましょう。

    リスクの高い食べ物

    結婚式前日の食事

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    結婚式前日の食事で最も気を付けいたいのが、食中毒を引き起こしやすい食べ物。カキなどの二枚貝を十分に加熱しない状態で食べるとノロウィルスに感染する危険性があります。また、十分に加熱されていない肉もO157などの腸管出血性大腸菌に感染する恐れが。結婚式前日は生ガキは食べない、アサリやシジミを調理する場合はしっかり火を通すなどの徹底が大切です。レアステーキが好きでも、この日ばかりはしっかり火を通した状態で食べるようにしましょう。

    その他にも、十分に加熱していない卵やレバ刺しはサルモネラ菌に、お刺身やお寿司は腸炎ビブリオ菌に感染する可能性があり、感染してしまうと嘔吐や下痢といった食中毒症状が現れます。

    結婚式前日は生ものやレアで食べる食事は避け、しっかり火の通った食べ物をいただくようにしましょう。

    出展:子どもの食育/農林水産省

    刺激の強い食べ物

    結婚式前日の食事

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    辛い料理、美味しいですよね。代謝力を上げてくれたり冬は体を温めてくれたりと嬉しい効果もあり、普段から好んで食べている花嫁も多いのでは。しかし、結婚式準備に追われ疲れていたり翌日への緊張、不安などで神経が過敏になっている身体には普段以上に刺激となってしまう場合も。

    また、赤唐辛子などに含まれているカプサイシンを多く含む食べ物を食べ過ぎてしまうと、 辛味の刺激が気管支や消化器官全体に及んでしまうこともあります。 気管支が強い刺激を受けると息切れや咳が生じるため、喘息を持っている場合などは特に、食べすぎないよう注意しましょう。

    出展:カプサイシンに関する詳細情報/農林水産省

    においの強い食べ物

    ニンニクをはじめ、ネギやニラなどにおいの強い食べ物を使った料理は美味しいですが、気になるのは食べた後のお口のにおい。結婚式では多くのゲストが新郎新婦の元に挨拶や一緒に写真を撮ろうと集まってくれます。最高の笑顔で応えたい場面なのに口臭が気になって笑えない…なんて事態は、絶対に避けたいですよね。

    また、ニンニクは刺激物に分類される食べ物。辛い食べ物と同じく食べすぎると胃腸に刺激を与え体調に影響してしまう場合もあります。ニンニクやネギはさまざまな料理に使われる食材ですが、結婚式前日の夕食では特に意識して避けるようにしましょう。

    塩分の多い食べ物

    日常的な女性の悩みで上位にあげられるむくみ。塩分の多い食べ物を食べすぎると、体内の余計な水分を排せつしにくくなり、身体に溜まることでむくみが生じやすくなります。結婚式当日に顔や体がむくんでパンパン!なんて事態にならないためにも、結婚式前日は塩分の多い食べ物は避けたいもの。

    塩分の多い食べ物といえばラーメンやうどんなどの麺類、インスタント食品が思い浮かびますが、実はパンにも塩分が多く含まれています。結婚式準備の大詰めで忙しいと手軽に食べられるパンやインスタント食品に頼りたくなりがちですが、翌日の美容のためにも塩分控えめのおにぎりなどに置き換えるようにしましょう。

    塩分は控えていてもむくみが心配な場合は、塩分の排せつを促進するカリウムを多く含む野菜や果物を摂るとよいようです。

    出展:ナトリウム/e-ヘルスネット

    脂っこい食べ物

    結婚準備で疲れている時は胃腸もお疲れの場合が多く、胃の働きが悪くなりがちです。疲れを感じると唐揚げや焼肉などスタミナがつきそうな食べ物で体力回復を目指したくなりがちですが、脂っこい食べ物は胃酸の分泌を低下させ消化に時間がかかってしまうようです。食べ物が消化されないと胃に停滞している時間が長くなり、胃もたれを起こしてしまうことも。

    疲れると甘い食べ物もほしくなりがちですが、生クリームも脂質が高い場合が多いためケーキやシュークリームなどは避けると無難です。疲れている時に食べるスイーツには果物を選ぶようにしましょう。

    アルコールはがまん!

    結婚式前日のアルコール

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    バチェロレッテ・パーティや彼と恋人時代最後のロマンティックディナーではお酒を飲みたくなりますよね。家族との思い出話に花が咲き、つい飲みすぎてしまう…なんてことも。

    ですが、結婚式当日に二日酔いになってしまっては、体調不良に加えゲストからのお祝いのお酌も快く受けられず、食事も摂れずに体力が持たない…なんて事態になりかねません。アルコールによるむくみも生じやすく、腫れた目やむくんだ身体で晴れの日を迎えることになってしまったら、美しい花嫁になるため努力してきたダイエットも水の泡。また、アルコールのにおいが気になる人も意外と多くいます。お酒のにおいがする花嫁にならないように、結婚式前日のアルコールは飲まない、または飲んでもグラス一杯に抑えるようにしましょう。

    結婚式前日にオススメの食事

    結婚式前日にオススメの食事

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    結婚式前日は緊張や不安、準備疲れで食欲が出ない花嫁もいるかもしれません。でも、結婚式を無事終えるには体力が必要。当日は新郎新婦がゆっくり食事を摂れる時間がないことも多いため、結婚式前日は適度な食事を適量食べ、本番に備えるようにしましょう。

    前日に摂るとよい食事は、普段と同じ食べ慣れたメニューを腹八分目に抑えて食べること。特に夕食時はこのルールを気にかけるとよいでしょう。身体や肌に良いからと特別なメニューや食べ物を取り入れてしまうと、身体に合わなかった時、不調へと繋がりやすくなってしまいます。

    普段と同じメニューの中でも和食中心の食事や、冬なら身体を温めてくれる鍋やポトフなど野菜を中心とした食事にすると胃腸に優しく消化もスムーズに進みそうです。緊張や不安でお腹の張りが気になる場合は、ヨーグルトやバナナなど便通を促す食べ物をプラスしてみましょう。

    結婚式前日に外食する場合も、和食や温野菜を提供してくれるお店を選んだり、品数の少ないコースを予約すれば食べすぎ防止にもなります。女性同士で集まるバチェロレッテ・パーティでは甘いお菓子やケーキが準備されがちですが、疲れが溜まっている花嫁によっては、砂糖の摂りすぎにより肌荒れを引き起こしてしまう場合も。危険回避のためにも、スイーツは果物オンリーで準備してもらえるようパーティ主催者にお願いしておくとよいでしょう。

    なお、夕食は寝る3時間前までに済ませておくと熟睡しやすくなるようです。腹八分目の食事量も熟睡するための大切な要素の一つ。前日の夜にしっかり眠ることで体力を蓄え、肌も最良の状態に整えられそうですね。

    まとめ

    結婚式前日は身体に優しい食事で身体を労わって

    結婚式の前日を誰とどのように過ごすかによって前日に摂る食事内容も変わってきますが、どのように過ごすにしても気を付けたいのが食事内容。食中毒などが懸念される生の貝類や肉類は避け、お刺身やレバ刺しなどもできるだけ食べないと安心です。メニューを考える時はしっかり火の通った料理を優先して選ぶようにしましょう。

    胃腸に刺激となる辛い食べ物やにおいの強い食べ物、むくみへと繋がりやすい塩分の多い食べ物も避け、アルコールも飲まずに過ごせると無難です。夕食は特に野菜を中心とした温かく胃腸に優しい食べ物や余分な水分の排せつを促すカリウムを含む食材を意識できるとよいですね。

    結婚式前日は長い期間続けてきた結婚式準備により身体が疲れている花嫁も多く、翌日の本番に向け緊張や不安で神経が過敏になっていると胃腸も刺激を受けやすい状態に。身体に優しい食事を心がけ早めの就寝でしっかり休み、体調万全の状態で本番を迎えましょう。

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    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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