役所関係のやることリスト
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役所に婚姻届を出したら、できるだけ早めに役所関係のやることを済ませましょう。
年金手続き
厚生年金に加入している会社員・公務員で住所や苗字が変わった場合は、勤務先にその旨を伝えて変更手続きを行います。国民年金に加入している自営業者などは、居住している市区町村役場に変更届を出しましょう。会社を退職して配偶者の扶養に入る場合は、配偶者の勤務先に届け出申請をします。
公的医療保険の手続き
健康保険証の苗字を変更する際は、会社員や公務員なら勤務先に申請してください。自営業者など国民健康保険に加入している人は市区町村役場に出向いて変更する旨を説明し、必要書類を提出します。配偶者の扶養に入る場合は、配偶者の勤め先で加入の手続きを行ってください。
印鑑登録届と廃止届
印鑑登録をしている人は苗字が変わって転出届を出すと、自動的に印鑑登録が廃止されます。一部の自治体では廃止手続きが必要なので、廃止の届け出をする場合は役所に出向きましょう。
引っ越し後に住む市区町村で印鑑登録をしたい人は、新しい住所のある市区町村役場で登録届を出します。新しい姓の印鑑や本人確認書類などを持って登録に行ってください。
住所変更・引っ越しに関するやることリスト
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引っ越しをして住所が変わったら、速やかに住所変更手続きをします。
転出届と転入届
引っ越しによって居住する市区町村が変わったら、もともと住んでいた市区町村役場で転出届を出します。一般的に引っ越しの14日前から届け出ることができるので、早めに手続きをしておくと安心です。
そして、新しく住む市区町村役場には転入届を出します。転入届は引っ越し後14日以内に行うことが法律で定められているため、期限を守るようにしてください。転入届を出すと印鑑登録や住民票の交付申請ができるようになります。
公共料金の手続き
ガス、電気、水道など公共料金の手続きは引っ越し前に終わらせておきます。引っ越しの1週間前までにはガス会社と電気会社に、3日前までには水道局に連絡をして引っ越し初日からガスや電気、水道が使える状態にしましょう。
インターネット回線は申し込みから利用開始まで、しばらく時間がかかることがあります。公共料金の手続きとあわせて早めに行うことをおすすめします。
自動車登録手続き
車を持っている人は車関係の手続きも忘れないでください。免許証、車検証、自動車保険の住所変更、自動車保管場所証明書の申請を行います。自動車保管場所証明書は車検証の変更手続き時に必須です。
それぞれ警察署や陸運局、運転免許試験場・更新センターなどで手続きしてください。
苗字変更に関するやることリスト
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苗字が変わったら、氏名を登録しているあらゆるものの改姓手続きを行います。
運転免許証やパスポート
運転免許証やパスポートは名義変更と住所変更が必要です。運転免許証は警察署や運転免許試験場・更新センターに行き、住民票を提出して変更手続きを行います。
パスポートは各都道府県のパスポート窓口で申請してください。パスポートはハネムーンで海外を訪れる際必須となるので、できるだけ早めに手続きをしましょう。
クレジットカード・銀行口座・保険
クレジットカードや銀行口座、保険などの名義は各カード会社、銀行、保険会社に連絡をして変更手続きを行います。クレジットカードは銀行口座と合わせて名義変更をしないと引き落としができなくなることもあります。インターネットや電話で簡単に手続きできる場合もあるので、早めに変更してください。
会社での苗字変更手続き
苗字が変わると社員証や名刺などが変わります。社内の担当部署に連絡を入れ、改姓手続きをします。なかには旧姓のまま仕事をしたい人もいるでしょう。会社によっては旧姓のままでもかまわないところがあるので、希望する人はその旨を申し出てください。
まとめ
入籍後は順番にやることを済ませよう
入籍後は住所や苗字が変わり、役所関係手続きや住所変更、苗字変更などやることがたくさんあります。面倒に感じるかもしれませんが、優先順位を決めて順番に手続きを済ませましょう。入籍後の手続きはスケジュールを決めておくと、1日で関係各所を回ることができます。
市区町村役場は土日や祝日だと手続きできないことがあるので、事前にいつ行けばいいのかを決め、計画的に行動するといいでしょう。