結婚の挨拶の女性の服装でパンツスタイルを選ぶのはOKか
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彼の親に、結婚の挨拶に伺うための服装マナーの情報を調べると、パンツスタイルの情報はほとんどなく、ワンピースやスカートのためのマナーとコーデ画像ばかりが出てきます。しかし、結婚挨拶の場にパンツタイルを着用してはダメなわけではありません。女性らしさ、清楚さをパンツスタイルに取り入れるよう工夫してコーディネートをすれば、結婚の挨拶の場にふさわしい服装になります。
結婚の挨拶での基本の服装はワンピースまたはスカートスタイル
結婚の挨拶に着ていくための服装は、結婚相手の親がどんな服装を望んでいるかに配慮して選ぶ必要があります。親の年代の女性像を考えると「清楚さ」「優しさ」「女性らしさ」が分かりやすい服装であることが求められるでしょう。そのため。結婚挨拶での女性の服装はきれい目できちんと感が分かりやすい、ワンピースやスカートスタイルのほうがコーディネートしやすいとも考えられます。
結婚の挨拶でもフェミニンなパンツスタイルなら問題ない
現在ではオフィスカジュアルでも着用可能なフェミニンなデザインのパンツや、女性らしさをコーディネートに取り入れらしいブラウスなどのトップスが豊富に出ているため、「清楚さ」「優しさ」「女性らしさ」を盛り込んだパンツスタイルのコーディネートがしやすくなっています。
きっちりしたパンツスタイルでは「パンツスーツ」のイメージが親世代に強いため、あまり強すぎるようなスタイリングやボーイッシュなコーディネートを避けたアイテムを選びましょう。
結婚の挨拶での女性のパンツスタイルでの服装マナーと注意点
結婚の挨拶の場でパンツスタイルで服装をコーディネートする際に、女性が注意すべき服装マナーをまとめました。訪問の際のマナーをしっかり守って、アイテム選びを行いましょう。
・ノースリーブの着用には羽織ものは必須
・素足は厳禁。ストッキング着用。靴下は控える
・靴はヒールのあるパンプスで。ブーツ、ミュール、サンダルは避ける
・固すぎるデザインのスーツは避ける
・デニム素材のパンツは避ける
・ボリュームのあるワイドパンツは避ける
・ワーク系、スポーティ系、アウトドア系パンツは避ける
・丈の短いカジュアルパンツは避ける。(5分~7分丈)
結婚の挨拶で春夏秋冬の女性のパンツスタイルのコーディネートを画像で紹介
結婚の挨拶でおすすめのパンツスタイルのコーディネートを季節別で画像で紹介します。
春、秋の結婚挨拶での基本の女性のパンツスタイルのコーディネート
結婚の挨拶の服装についての説明で、「フォーマル」という表現を目にしますが、結婚式のお呼ばれのような服装ではありません。ドレッシーな装いで実家に訪問するのは場違いなこともあるため、あくまでオフィスカジュアルを基準にワンランク上の、女性らしい服装を想定してください。
きれい目できちんと感のあるパンツスタイル
服装はホテルやレストランでのお食事会に行くような、「控え目なきれい目」「コンサバティブ(トレンドを抑えた保守的なコーディネート)」をイメージしてスタイリングしましょう。
パンツスーツは強すぎないものを選ぶ
パンツスーツはマニッシュになり、強そうな女性のイメージが強すぎる場合もあるため、カラーやインナー選びに注意して、優しく見えるコーディネートを心がけましょう。
夏の結婚挨拶での女性のパンツスタイルのコーディネート
夏のトップスは一枚で着られるフェミニンブラウスがおすすめ
夏のパンツスタイルのトップスは、一枚で着ることができ、フェミニン要素が高いブラウスやサマーニットがおすすめです。肩や背中の露出がある、透け感があるものは避けましょう。
ジャケット着用の場合は暑苦しくない七分袖を
パンツスーツやノースリーブに一枚羽織を選ぶ場合は、七分袖で清涼感のあるジャケットを選びましょう。
パンツスタイルに併せるカーディガンはきちんと感のあるものを
パンツスタイルの夏の羽織ものの定番といったらカーディガンですが、きれい目で、オフィスカジュアルに対応できるデザインのものを選びましょう。
冬の結婚挨拶での女性のパンツスタイルのコーディネート
パンツスタイルに合わせバランスの良いコートを選ぶ
パンツスタイルではコートのバランスも大切です。かといってあまり短すぎるコートは避け、長すぎない、腰回りからヒップが半分ぐらいの丈の長さのコートやボリュームで出ないすっきりしたロングコートがバランスよく落ち着いて見えるでしょう。
ニットはきれい目ハイゲージ、落ち感のある綺麗なシルエットを選ぶ
ニットは冬らしい温かそうなざっくりニットやローゲージニットはカジュアルに見えるため避けましょう。きれい目で編み目の細かいハイゲージニットでのコーディネートがおすすめです。
カジュアルな重ね着は不可。一枚で着て寒く見えない服装を。
寒いからインナーにハイネックを重ね着るなどの着こなしはカジュアルに見えるため避けましょう。寒いかもしれませんが、パンツスティルの場合は首回りはすっきりした襟元のほうが女性らしく見せるコツです。
年代別、20代、30代、40代、女性の結婚挨拶のパンツスタイルコーデと注意点
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20代女性のパンツスタイルコーディネートの注意点
結婚挨拶のような場に適した服装の「きれい目」「かっちり感」の加減が分からない場合は、母親や年上の同性の友人、かっちりした服装を売っているショップの店員など、信頼の置ける人に相談しながらコーディネートを選ぶことをおすすめします。若さから溢れるフレッシュさで十分魅力的なので、当日はできるだけ落ち着いた服装を選び、相手の親に「若いけどしっかりしている」と思ってもらえる服装コーデを目指しましょう。
スポーティすぎ、カジュアルすぎに気を付ける
20代ではパンツスタイルのコーデの中心はどうしてもカジュアル、スポーティなイメージになりがちです。少し背伸びと思っても、かっちり見えるスタイルを中心に選びましょう。
トップスは適度にフェミニン要素を取り入れたものを選ぶ
トップスで可愛すぎる、フリフリすぎるものは避け、適度な女性らしさが感じられるものを選びましょう。
30代女性のパンツスタイルコーディネートの注意点
かっちり、きっちり見せるために黒やグレーなど、比較的落ち着いた色の服装を選びがちな30代ですが、挨拶のような場には、パステルカラーやくすみ系カラーなど、優しい綺麗な色をできる限り取り入れ、清楚で明るい雰囲気をコーディネートで演出しましょう。
明るめで清涼感のあるカラーは積極的に取り入れる
理知的で、きっちりこなれたパンツスタイルがおすすめです。白やベージュなど清涼感のあるカラーを積極的に取り入れましょう。
華やかさ、フェミニンさは小物使いで取り入れるテクニックも
30代は自分の好きな着こなしがわかってくる年頃のため、どうしてもトレンド要素を取り入れたくなりますが、ぐっと我慢しておとなしめにコーディネートしましょう。トレンド要素はバッグや靴、ベルトなど小物でさりげなく取り入れると嫌味がありません。
40代女性のパンツスタイルコーディネートの注意点
40代では選ぶ服装のアイテムも比較的「良いもの」を着用することをおすすめします。
といってもブランドがひと目で分かるようなものではなく、ノーブランドでも仕立てや縫製の良い上質なものを選びましょう。
ワイドパンツのボリュームに注意
気になる部分を隠したくてワイドシルエットのパンツを選びがちですが、ワイドパンツは裾のボリュームがないほうがすっきり見えます。
トップスのバランスには工夫が必要な場合も
ふんわりしたデザインのブラウスを選びがちな傾向の年代ですが、あまりざっくりしたシルエットの洋服は、仕立てが良くてもカジュアルに見えてしまうこともあります。ウェストをベルトでシェイプするなど、全体的にすっきりとしたシルエットを意識して選びましょう。
まとめ
結婚挨拶でパンツスタイルは「清楚さ」「女性らしさ」「優しさ」がキーワード
結婚の挨拶の場で女性がパンツスタイルを選ぶ場合には、ワンピースやスカートを選ぶよりも多少配慮したほうがよい部分もありますが、ポイントを抑え、どのような場であるかが理解できていれば、失礼なことはありません。気になる画像をチェックして、挨拶の日を安心して迎えられるよう準備してくださいね。