婚約指輪の平均予算はどのくらい?みんなが費やした金額・人気の素材

カップルが結婚する証として贈られる婚約指輪。男性がプロポーズする際に渡すケースも多いです。これから婚約指輪を購入予定の男性、またはカップルにとって平均予算も気になりますよね?本記事では、結婚したカップルが婚約指輪にどのくらい費やしたのかをご紹介します。また、婚約指輪で使う人気の種類・素材・材質なども合わせて解説。婚約指輪の平均予算が知りたい人は、ぜひチェックしてみてください!

この記事のINDEX

    婚約記念品として婚約指輪を用意するのは定番

    喜ぶ女性

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    婚約が決まったら婚約指輪の購入を考える人が多いと思います。婚約記念品は指輪以外にどんなアイテムがあるのでしょう。また、婚約記念品として指輪を選んでいる人はどのくらいいるのでしょう。

    婚約記念品を用意した人は結婚したカップルの半数以上!

    婚約記念品とは「婚約を記念して贈る贈り物やプレゼント」のことを指します。婚約記念品は男性から女性に贈るのが一般的です。本来は結納の際に結婚する証として結納金とともに婚約記念品も贈っていました。

    しかし、近年は結納を行わないカップルが増えてきているため、プロポーズの際に贈るケースが増えています。婚約指輪は婚約記念品の1つに当たり、結婚したカップルで婚約記念品を用意した人は70.5%です。半数以上が婚約記念品を用意しています。

    婚約記念品の中でも婚約指輪を選んでいる人は89.8%

    「婚約記念品=婚約指輪」という決まりはありませんが、婚約指輪を選んでいる人は89.8%に及びます。

    • 婚約指輪:88.9%
    • ネックレス: 7.2%
    • 時計:2.3%
    • ピアス・イヤリング:0.9%
    • その他:3.6%

    婚約記念品としてネックレスなどを選ぶカップルもいますが、婚約指輪を用意するカップルが圧倒的に多いことが分かります。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    婚約指輪の平均予算!みんなが費やした金額を見てみよう

    結婚指輪

    New Africa – stock.adobe.com

    結婚したカップルはどのくらい婚約指輪に費やしているのでしょう。平均予算と比較しながら自分達で購入する婚約指輪の予算を決めましょう。

    婚約指輪の購入費用の割合

    • 30~40万円未満:27.7%
    • 20~30万円未満:20.8%
    • 40~50万円未満:14.4%
    • 10~20万円未満:11.4%
    • 50~60万円未満:8.6%
    • 10万円未満:5.3%
    • 60~70万円未満:3.8%
    • 100万円以上:3.4%
    • 70~80万円未満:2.8%
    • 80~90万円未満:1.3%
    • 90~100万円未満:0.3%

    30~40万円未満の婚約指輪を購入したカップルが多いことが分かります。全国平均は35.5万円になります。

    女性の年齢別で見る購入費用の割合

    【24歳以下の女性】
    20~30万円未満:33.3%
    30~40万円未満:23.8%
    10~20万円未満:19.0%
    ※全国平均は25.2万円です。

    【25~29歳の女性】
    30~40万円未満:26.1%
    20~30万円未満:19.6%
    40~50万円未満:16.6%
    ※全国平均は36.9万円です。

    【30~34歳の女性】
    30~40万円未満:34.4%
    20~30万円未満:18.9%
    40~50万円未満:15.6%
    ※全国平均は39.1万円です。

    【35歳以上の女性】
    30~40万円未満:24.1%
    20~30万円未満:20.7%
    40~50万円未満:13.8%
    10~20万円未満:13.8%
    ※全国平均は39.0万円です。

    婚約指輪をつける側の女性の年齢によって購入費用の割合は若干異なります。結婚する相手の年齢が高くなるほど収入が増える傾向があるのも理由のひとつですが、婚約指輪の用意を考えている男性、またはカップルは自分の彼女の年齢と照らし合わせて参考にしましょう。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    婚約指輪の種類や、人気の宝石の素材、指輪の材質

    結婚指輪

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    婚約指輪には既製品やオーダーメイドなどの種類、石の材質、指輪の素材が多くあります。選ぶものによって費用が変わってきますので注意しましょう。

    既製品かオーダーか?婚約指輪の種類

    フルオーダー

    フルオーダーとは、世界で一つだけの自分の思い描く婚約指輪を作れる注文方法です。デザイナーが指輪のデザインを一から新しく起こして制作してくれます。完成まで1ヵ月半~3ヵ月ほどかかります。
    また、店舗のデザイン料や使う素材、オプションでつける加工によって価格は変わります。

    フルオーダーの場合選ぶ内容で費用が変わる

    プラチナとゴールドの比較

    採掘量・比重・純度・加工の難しさでプラチナの方がゴールドよりも価格が高くなる傾向です。ゴールドの中でも純度よって価格が異なります。

    ダイヤモンドや好きな宝石の装着

    参考価格で1個約3000円~になり、装着代は1個約1700円~です。

    表面加工

    つや消し(マット仕上げ)、フィンガープリント、手彫り彫刻、槌目模様(ハンマーで打ちつけた模様)など、リングの表面に施すデザインです。
    参考価格で約7000円~になります。

    文字や絵文字

    リングの表面や裏面に文字や絵文字を描くデザインです。
    参考価格で1文字約500円~になります。

    婚約指輪を購入した人でフルオーダーを選んだ人の割合は全体の8.0%という結果がでています。選ぶオプションで費用がどんどん高くなる計算なので、婚約指輪にかける予算が多い方はオーダーメイドという選択肢もよいでしょう。

    セミオーダー

    セミオーダーはあらかじめ用意されている指輪から、気に入ったデザインを購入者に選んでもらいます。選ばれた指輪のデザインを元に、アレンジを加え制作する方法です。完成まで10日~2ヵ月ほどかかります。
    フルオーダーと同じく、選ぶ素材やオプションによって価格が変わります。

    婚約指輪を購入した人でセミオーダーを選んだ人の割合は37.2%という結果がでています。

    既製品

    用意されている指輪から気に入ったデザインを選ぶ方法です。店舗やブランドによって選べるデザインが異なります。既製品の場合でも、プラチナやゴールドなど素材の違い、宝石の種類・大きさ・数、表面加工の有無によって価格が異なります。即日受取りも可能です。

    婚婚約指輪を購入した人で既製品を選んだ人の割合は52.3%という結果がでています。約半数以上の方が既製品を購入しているようです。既製品も値段は幅広くあります。欲しい指輪と用意できる予算を比較して検討しましょう。

    手作りの婚約指輪

    金属の棒から指輪の成形や、WAX素材から指輪の原型を作るところからスタートするのが手作りです。基本的に一から自分で作ることになるので、喜んでほしいという思いを強く込めることができます。職人によるサポートを行う店舗も存在します。最短即日で作成が可能です。
    店舗や使う素材によっても異なりますが、金属の棒から指輪の成形をスタートさせるより、WAX素材から指輪の原型を作る方が高い価格になります。

    婚約指輪を購入した人で手作りを選んだ人の割合は0.7%という結果がでています。特別な思い入れがある人が手作りを選んでいるのか、数は少ないようです。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    婚約指輪で選ばれている主な素材

    ダイヤモンド

    炭素でできている鉱物です。原石をカッティングすると美しく輝くことが特徴になります。宝石言葉には純潔・純愛・永遠の絆・清浄無垢などがあり、婚約指輪の素材としても人気が高いです。
    ダイヤモンドは「4C」と呼ばれる項目の中でランクづけがあり、ランクが高いほど価格が高額になります。

    ダイヤモンドの価格が変わる基準

    カラット(CARAT)

    ダイヤモンドの重さの単位です。「1ct=0.2g」で計算されカラット数が大きいほどダイヤモンドも大きくなり、価格が高くなります。結婚したカップルがもっとも選んでいる婚約指輪のダイヤモンドのカラット数は「0.2ct~0.3ct未満」です。

    カット(CUT)

    ダイヤモンドの研磨状態を表し、次の5段階で評価がされます。婚約指輪のダイヤモンドは「Excellent」か「Very Good」のカットがおすすめです。

    (1)Excellent
    (2)Very Good
    (3)Good
    (4)Fair
    (5)Poor

    カラー(COLOR)

    ダイヤモンドの中でも無色透明なタイプから少し黄色みがかったタイプまで色味にバリエーションが多いです。カラーは透明で美しいタイプをDで表し、アルファベット順でランクがZまで下がります。婚約指輪ではFランク以上のカラーが選ばれることが多いです。

    クラリティ(CLARITY)

    ダイヤモンドの透明度、傷や欠けの有無を表すのがクラリティです。無傷なタイプをFLで表し、一番上のランクです。SI以上であれば肉眼では傷などがわからないとされています。

    (1)FL
    (2)IF
    (3)VVS
    (4)VS
    (5)SI
    (6)I

    婚約指輪を購入した人でダイヤモンドを選んだ人の割合は93.7%とでています。購入したほとんどの方がダイヤモンドを選んでいます。価格が変わる基準を参考にしながら予算を検討しましょう。

    パール

    貝から生み出される本真珠(宝石の一種)です。本真珠以外にも人工的に作られたイミテーションタイプが存在します。宝石言葉には健康・無垢・円満・長寿・富などがあり、冠婚葬祭などさまざまなTPOに合わせやすい宝石です。
    パールは照り、巻き、形、傷、大きさ、色の6つで評価されます。

    パールの価格が変わる基準

    • 照り
      パールの輝きや光沢のことで、表面ではなく内側から光沢を放つタイプが価値が高いです。
    • 巻き
      パールは貝の分泌物によって作られますが、分泌物で覆うように巻かれているタイプ(真珠の層が厚い)ほど良質です。

    • パールの形には真円(ラウンド)、やや丸い(セミラウンド)、変形(バロック)の3つに分けられています。真円(ラウンド)に近いパールほど採るのが難しいため、価値が高いです。

    • パールの表面に傷が少ないほど価値が高くなります。
    • 大きさ
      パールが大きいほど価格が高額です。

    • パールにはホワイト、クリーム、ピンク、ゴールド、ブラック、ブルー、シルバー、グリーンなど展開が豊富です。色によって価格が大きく変わることは少ないです。

    婚約指輪を購入した人でパールを選んだ人の割合は全体の0.3%とでています。

    ルビー

    ルビーは、コランダムという鉱物の一種です。異元素クロムが結晶内にを取り込まれることで赤色に見えることが特徴です。ルビーの中でも透明~不透明なタイプが存在します。宝石言葉には、情熱・勇気・威厳・活力などがあります。
    ルビーは色と透明度、カラット数で価格が変わります。色に関しては次の5つで評価されます。

    ルビーの価格が変わる基準

    (1)ヴィヴィッド・レッドまたはピジョン・ブラッド
    (2)ピンク
    (3)橙
    (4)紫

    透明度に関しては、針状の模様が少ないタイプが価値が高く、カラット数が大きいほど高額になります。

    婚約指輪を購入した人でルビーを選んだ人の割合は全体の0.1%とでています。

    サファイア

    サファイヤは、コランダムという鉱物の一種です。結晶になる過程で金属元素チタンが微量に混入すると、鮮やかな青色になります。宝石言葉には誠実・慈愛・真実・忠実という意味があります。
    サファイヤは色、内包物、輝き、産地、処理方法で評価されています。

    サファイアの価格が変わる基準


    • サファイヤは1番評価されているカラーが「コーンフラワーブルー」で次に「ロイヤルブルー」が続きます。青色が濃くなるほど価値が上がり、黒味を帯びると価値が下がります。
    • 内包物
      サファイヤが作られる際に入り込む異物です。内容物がなく透明度が高いほど価格が高くなります。
    • 輝き
      サファイヤの輝きとは「カットの美しさ」です。カットバランスが取れているタイプほど、美しさの評価が上がります。
    • 産地
      色で1番評価の高い「コーンフラワーブルー」はカシミール産です。2番目の「ロイヤルブルー」はミャンマー産になります。また、マダカスカル産のサファイヤも近年評価が高まっています。
    • 処理方法
      サファイヤは非加熱と加熱処理の2種類に分けられます。非加熱は天然の状態でも十分に美しいため、評価が高くなります。色味が良くないサファイヤを加熱処理をすると青色が強くなり鮮やかになります。
      非加熱のサファイヤは希少価値が高いため、加熱処理を施したタイプより価格が3倍以上高くなることも多いです。

    婚約指輪を購入した人でサファイアを選んだ人の割合は0.2%とでています。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    婚約指輪で選ばれている主な指輪の材質

    プラチナ

    プラチナは銀白色をした金属です。変色することが少なく、長い時を経ても白い輝きが保たれます。婚約指輪の素材としても人気が高く、ゴールドよりも高額になります。

    婚約指輪を購入した人でプラチナを選んだ人の割合は85.5%とでています。ほとんどの方がプラチナを選んでいるようです。平均的な価格で購入できるのがプラチナの婚約指輪といえます。全国の平均費用を頭に入れて予算に組み込みましょう。

    ゴールド(ホワイト、 ピンク含む)

    コールドは黄金色の金属です。ゴールドを含む比率は24分率で表示され、K10・K14・K18・K24と表示されます。K24はゴールドを100%使用しているという意味になり、その他はゴールド以外にシルバーや銅などの材質を混ぜて作られています。
    シルバーや銅の比率を変えることで、ホワイトゴールドやピンクゴールドなど色のバリエーションを増やしています。ゴールドの純度が高いほど婚約指輪の価格も高くなります。

    婚約指輪を購入した人でゴールドを選んだ人の割合は9.0%とでています。

    コンビ(プラチナとゴールド)

    コンビはプラチナとゴールドなど、2種類以上の素材を組合せて作る指輪です。1つの素材よりもデザインやカラーのバリエーションが増え、人気が高まっている材質です。

    婚約指輪を購入した人でコンビを選んだ人の割合は2.0%とでています。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    まとめ

    婚約指輪の平均予算は30~40万円未満が目安

    婚約指輪の平均予算は30~40万円未満で購入している人が多く、全国平均は35.5万円ということが分かりました。しかし、女性の年齢によっても平均予算は変わり、婚約指輪の種類・素材・材質によって価格も変動します。購入者の収入とも照らし合わせて決め、素敵な婚約指輪を贈りましょう!

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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