婚約指輪とは
婚約指輪はエンゲージリングとも言われ、男性から女性に結婚を約束した婚約の証を形で贈る指輪のことです。まずは、婚約指輪の基本的な意味やダイヤモンドにする理由などをみていきましょう。
3つの意味が込められている
婚約指輪には大きく分けて、3つの意味合いがあります。
婚約の約束を形にして示す
婚約は婚姻届のような取り交わしはなく、口約束となるため「婚約記念品」として婚約の約束を形にします。また、婚約指輪を左の薬指につけることで、周囲にも示せるので信頼性が増します。
ふたりの愛の決意の象徴
すでに同棲しているカップルでも、婚約指輪があることで結婚への意識が高まります。婚約指輪があることで、未来を見据えた行動や決意ができるようになります。
ふたりの生涯の財産
ダイヤモンドの婚約指輪は共有の財産として所有することができ、そのまま子供や孫に代々受け継いでいけます。なかには、恋人に親から譲り受けた婚約指輪を贈ったというケースもあります。
左手の薬指につける意味とは
婚約指輪は左手につけるイメージがありますが、つける指によって意味合いが変わってきます。左手の薬指につけるのは、古代エジプトの言い伝えだと言われています。当時は、左手の薬指には心臓へと繋がっている太い血管があるとされていました。
また、人間の気持ちが心臓にあるとされ、左の薬指の指輪は心を繋ぎとめたい気持ちが込められていると言われてきたのです。
ダイヤモンドを選ぶ人が多い
婚約指輪にはサファイヤやルビーなどの宝石でも贈れますが、ダイヤモンドは宝石のなかでも丈夫で傷がつきにくい素材でもあります。日本では戦後間もなく西洋の文化が入るようになり、その時にダイヤモンドを婚約指輪として贈る風習が定着するようになりっています。
ダイヤモンドの結婚指輪を選ぶのには、その美しさだけでなくふたりが傷つかず、永遠の愛を貫けますようにとの願いもこめられています。
結婚指輪とは
結婚指輪はマリッジリングとも言われ、結婚を誓い合ったふたりがペアでする指輪のことです。まずは、結婚指輪の基本的な意味や婚約指輪との違いなどをみていきましょう。
結婚指輪の由来とは
結婚指輪の由来は9世紀のローマ時代からで、ローマ教皇であるニコラス一世が指輪を結婚の証として認めたことがはじまりとされています。
他にも、ミュール「ローマの結婚指輪の起源」によって、1027年の結婚式には「花嫁は花婿に銀の指輪、花婿は花嫁に金の指輪を交換している」という内容が記録として残っています。徐々に普及するようになり、13世紀にはヨーロッパの文化として根づいたことが言われています。
※諸説あります
婚約指輪との重ねづけもできる
日本では日常生活でつけないイメージのある婚約指輪ですが、海外では重ねづけが習慣化されていて、結婚した後も左手の薬指に重ねづけされています。最近では、結婚指輪と婚約指輪の重ねづけがしやすいデザインも増えています。
婚約指輪と結婚指輪をつける順番
婚約指輪と結婚指輪には、つけ方の順番があります。婚約指輪は結婚式当日までは左手の薬指につけ、当日になったら右手の薬指につけ変えます。
そして、結婚式では、指輪の交換で結婚指輪を左手の薬指につけます。結婚式が終了後、婚約指輪を右手の薬指から左手の薬指にうつし、結婚指輪のうえにつけるのが正式な順番とされています。
まとめ
婚約指輪の意味を知り、結婚指輪との重ねづけを楽しもう!
婚約指輪や結婚指輪の意味や由来などについてご紹介しました。婚約指輪は男性から女性に婚約の証として贈る指輪で、結婚指輪は結婚を誓った後にペアでする指輪のことです。 それぞれの意味をきちんと理解したうえで、婚約指輪や結婚指輪の購入時にぜひ役立ててみてくださいね。