アイビーってどんな花
アイビーは、長く伸びるツルにたくさんの葉をつける植物のこと。
種類によって、星型、丸型、ハート型などの可愛らしい葉を咲かせます。
アイビーは風水にも良い花とされ、上に伸びていくツルは金運がアップするという言い伝えがあります。
「永遠の愛」の象徴とも知られているアイビーには「結婚」という花言葉があり、ウェディングシーンにピッタリです。
どんな花にも合うため、メインの花を囲って引き立たせる役目があり、花嫁のブーケや花冠によく使われています。
アイビーの花言葉
・永遠の愛
・結婚
・友情
・信頼
・誠実
花言葉の由来
花言葉の由来は、アイビーが他の木や岩などにつかまってしっかりと成長する姿から由来しています。
アイビーの基本情報
アイビーの基本情報
【科・属】ウコギ科・ヘデラ属
【別名】ヘデラ、イングリッシュ・アイビー、セイヨウ・キヅタ(西洋木蔦)
【原産地】ヨーロッパ、北アフリカ、アジア
【草丈】つるは長さ10m以上
【時期】9月~12月
【花色】黄緑
アイビーの特徴
アイビーは黄緑色、もしくは緑色のつる状の植物です。
主にヨーロッパ、北アフリカ、アジアなどに生息していて、観葉植物、寄せ植え、フラワーアレンジメントなど、様々な用途で用いられています。
主な特徴として、枝のふしぶしから根をだすので、建物の外壁や木などによじ登るように成長していきます。
鉢植えなどで育てれば、垂れ下がって成長するため、下向きの寄せ植えや壁にかける植物などによく選ばれています。
アイビーの花は、年月がたったものでなければ花をつけないため、アイビーの花はとても珍しいものとなっています。
アイビーの種類
へリックス
和名はセイヨウキヅタ、英名はイングリッシュアイビーとも呼ばれ、アイビーの一般的な種類でもあります。
日本には、明治時代に入ってきたとされていて、500以上の園芸品種があり、葉の形や大きさで、7~8の種類に分けられます。
カナリエンシス
和名はカナリーキヅタで、オカメヅタという名でも知られています。
へリックスよりも大きく、葉はハート型で20㎝ほどです。寒くなると、赤褐色になります。
ヴァリエガタ
こちらも、カナリエンシスと同じく、寒さに当たるとクリーム色になる特徴があります。
大きさも同じくらいで、主に平面や壁面の緑化で使用されることが多いです。
キヅタ
日本や朝鮮半島などが主な生息地で、育ちがよく、成長すると40mほど伸びていきます。
ロンベア
主に日本が生息地となっていて、木や岩に絡まって成長します。
山地によく生えていて、葉の大きさは6センチほど、葉に光沢があり黒い果実をつける特徴があります。
アイビーの育て方
置き場所
日差しの強い日は日陰、日差しがあまり気にならない季節はできるだけ日の光に当てます。
強い日の光は葉が焼ける可能性があるので気をつけましょう。
水やり、肥料
乾燥には比較的強い方ですが、土を乾かしすぎると葉が落ちてしまいます。冬は気温が低いので成長しません。
水やりの回数を少なくして、乾かし気味にしましょう。肥料は春から秋の、2ヵ月に1回固形の肥料を少し施します。
病害虫
気温が高い時期にはハダニが発生することも。
葉の後ろ側から栄養を吸収され、葉の色やつやが悪くなり、成長の邪魔もするため、見つけ次第薬剤を散布して駆除しましょう。
お手入れ
つるが伸びすぎてしまったときは、切り戻します。節から新しい芽を出すので、好みの位置で切りましょう。
ふやし方
さし木で増やしてあげることができ、根付くまでの間は、日の光に当てないよう土を湿らせ気味で管理します。
ブーケや花冠に、アイビーを取り入れよう
アイビーには周りの花を引き立たせる役割をもっている優秀な植物。
下へと垂れ下がるようにアレンジした「キャスケードブーケ」、花々を囲うようにアレンジした「ラウンドブーケ」、横や下に広がるようにアレンジした「シャワーブーケ」など、「永遠の愛」を象徴するグリーン色のアイビーは良いアクセントになります。
花言葉で「結婚」とあるように、まさに花嫁にピッタリな花材です。
花嫁のブーケに合わせて、アイビーを基調として花冠や会場装花に仕上げて、幸せ溢れるウェディングコーディネートを叶えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
長く伸びて成長するツル性の植物であるアイビーには、「永遠の愛」や「結婚」などのロマンティックな花言葉が込められていて、まさに結婚式にピッタリな花材です。
「永遠の愛」のシンボルとされているアイビーは、花嫁のブーケや花冠、結婚式場を彩る会場装花などに選ばれるほど、ウェディングシーンにも人気があります。
また、日常でも風水的に金運を上げる縁起の良い植物と言われていたりと、とてもハッピーな花材です。
そんな縁起の良いステキなアイビーを、おふたりの結婚式でブーケや花冠、会場装花などに加えてみてください!