実はみんな喧嘩している?!
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結婚が決まったカップルは幸せいっぱい!かと思いきや、結婚準備を進める過程で多くのカップルが喧嘩を経験しています。中にはマリッジブルーになってしまったり、喧嘩別れや離婚へ進んでしまうほど溝ができてしまったりと、深刻に考えてしまう女性は多いようです。
結婚準備は「二人が最初に行う共同作業」といわれています。育った環境の違う二人がお互いの意見を合わせて作り上げていくだけでなく、両家の親やお金のことなど現実的な問題に向き合いながら進めることを考えると、喧嘩をしてしまうのもわかる気がしますね。
結婚準備中の喧嘩をより良い関係へと繋げるためにはどうすればよいのか、喧嘩の理由からみる仲直りの方法と、喧嘩を最小限に抑えるためにできることについて調査しました。
みんなが喧嘩する理由と仲直りの方法
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先輩花嫁たちはどのような理由で喧嘩となり、どういった方法で仲直りをしてきたのでしょうか。結婚準備中の二人によくある喧嘩の中から、最も経験者の多い3つの理由について考えていきましょう。
喧嘩の理由(1)お金にまつわる考え方の差
結婚式には大きなお金が必要となるため、付き合っている間は見えてこなかったお金にまつわる考え方の差を目の当たりにするカップルも多くいます。お金に対する価値観が違うと今後の結婚生活に不安を覚えてしまいますよね。
一生に一度のことだからウェディングドレスや料理、演出、引き出物など細部までこだわりたい新婦と、そこまでお金をかける必要性がわからない新郎との間では、何にどれだけお金をかけるか、お互いが負担する割合などについて揉めることはよくあります。
お金の問題には両家の親の意見も入ってきやすく、現実的で話しにくい内容だからと後回しにしていると深い溝ができてしまうことも。
解決法:早めの対処で結婚生活のベースを築く!
二人の意見の違いについては二人でとことん話し合うことがベスト。話し合う時は自分の希望の中でこだわりたいポイントと譲歩してもよい部分を分けて考えてみましょう。
こだわりたい理由を素直に伝え、そのうえで衣裳、装飾、料理、引き出物などそれぞれの予算を細かく決めていくと結婚式全体の予算も決めやすくなりそうです。
二人の金銭感覚が合っていることは、結婚生活に欠かせない大切な要素。ここでしっかり話し合い考えをすり合わせることで二人の結婚生活のベースが出来上がると考え、喧嘩になりそうと感じたときは早めに話し合いの時間を持つようにしましょう。
喧嘩の理由(2)結婚式への熱量の違いが生むすれ違い
結婚式への熱量が違うと、思い入れや意気込みの強い方が役割を多く担いがち。その役割を担うのは多くの場合新婦側。でも二人の結婚式だからこそ、彼と相談しながら一緒に作り上げていきたいですよね。
しかし実際には「彼が興味を持ってくれない」「すべて私任せ」という不満を多くの新婦が口にしています。だからといって一人で調べ決めようとすると最後の最後で口出しをされ、ついイライラしてしまい大喧嘩に発展…なんてことも。
このすれ違いを重ねていくと彼に対し「非協力的」という印象を持ち、これから始まる結婚生活でも必要なとき協力してもらえないのではと不安になってしまうもの。そんな想いからマリッジブルーになってしまう新婦もいるようです。
解決法:男性心理を理解し、選ぶ過程を徹底的に楽しむ!
そもそもなぜ男性は結婚準備に身が入らないのでしょうか。そこには「結婚式の主役は花嫁」という先入観からくる当事者意識の低さが隠れているようです。
さらには、席決めから招待状の作成、料理のコース、引き出物選びなど、ゲスト同士の関係などを考えながら決めていく細やかな作業は、男性よりも女性の方が得意といえるでしょう。
こうした新郎の気持ちを考えてみると、つい新婦任せになってしまうのも無理はないのかもしれません。任せてくれるのは信頼の証とも考えられますね。最終決定を二人で話し合えればOKと割り切れば、新郎の負担を減らしつつ新婦の希望に沿った選択がしやすくなりそうです。
喧嘩の理由(3)親や親族に関する問題
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二人の結婚を機に家族となる両家ですが、家庭のしきたりはもちろん、結婚報告から結納方法、結婚式に対する考えは地域や各家庭によってさまざまです。
世代によっても価値観が変わるため、二人の意見は合っているのに両家の異なる意見に板挟みになることも。親の想いと自分たちの希望、どちらを優先すべきかで二人が揉めてしまう場合もあるようです。
さらには、親が結婚式の資金援助をする・しない、ゲスト数のバランスによる費用分担などお金の問題へと発展すると、二人だけでは解決できない分、喧嘩はより深刻化してしまいそう。
解決法:価値観の違いを理解し合うチャンスと思う!
両家の間で起こる意見や考えの違いは、お金の問題が入ると余計に話しにくい内容となる分つい避けたくなりがち。ですが、両家が良い関係であることは、二人がより良い家庭を築くうえで欠かせない条件ですよね。
両家の意見が異なったときはお互いの価値観をすり合わせるチャンスだと考え、両家が納得する答えを出せるまで二人が仲裁に立ち、よく話し合い解決していきましょう。時間がかかる場合も考え、必要と感じたときはすぐに解決へと行動できるとよいですね。
自分の想いばかり押し通さず、話しにくい問題でも前向きに解決しようと努力する姿勢は、新郎だけでなく先方のご両親にも好印象に映ること間違いナシです。
喧嘩を最小限に抑えるためにできること
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多くのカップルが結婚準備で喧嘩をしているという現状を見ると、喧嘩をしないよう意識するより、仲直りを重ねながらいかに結婚準備をスムーズに進めるかに注力する方が賢明のように思えます。
結婚準備をスムーズに進めるためにはどのようなことに意識を向けるとよいのでしょうか。
結婚式の予算と優先順位を決めておく
結婚式でお互いに何に重点を置きたいのか、優先したい内容と譲歩できる部分を話し合い、お互いに納得できる予算を出しておきましょう。予算と優先順位が決まっていれば、どちらかが忙しく準備に時間を割けない場合でも物事を決めやすくなります。
予算を決める際、会場選びは鍵となってくるため、ブライダルフェアには必ず二人で参加するようにしましょう。実際に会場を見たり試食会に参加することで、何を優先すべきか決めやすくなるようです。幾つもの会場に出向くのはスケジュール的に難しい、迷ってしまいそうという場合には、事前に会場候補の数を絞っておくと進めやすくなりそうですね。
ゲストをもてなすための料理や引き出物、楽しんでもらうための演出や余興、自分たちの希望を叶えるための衣裳など、お金をかけるポイントがたくさんある分、何を優先したいかによって相手が重要視する視点を理解しやすくなるでしょう。これから始まる結婚生活にも活かせそうですね。
スケジュールに沿ったTODOリストを準備する
新郎が積極的に準備に取り組んでくれない不満を解決するためには、新郎に自ら動く気持ちになってもらうことが大切。そのためには「いつまでに」「誰が」「何をするか」がわかるように、具体的なスケジュールに沿ったTODOリストを二人で話し合いながら準備しておくと便利です。
仕事の都合などで話し合う時間がなかなか持てない場合は、新婦があらかじめ準備し、なぜ必要かを話しながらTODOリストを共有できれば、自分が何をしなければいけないのか理解しやすいでしょう。
家族の習慣やこだわりを話し合う
二人がこれから築いていくのは、新郎新婦それぞれが育った家庭の習慣やしきたりを引き継ぐ新しい家庭。良いところは活かし、見直したいところは修正しながら二人のスタイルを作り上げていきます。だからこそ、お互いの家族の習慣やしきたり、親がこだわりがちな部分について、二人であらかじめ話し合っておきましょう。
結婚準備を進めて初めて相手方の家庭の習慣やこだわりを知ると、自分の家庭とのギャップを感じ受け入れるまでに時間がかかったり、揉め事の種になりかねません。お互いの家庭への理解があらかじめできていれば、結婚準備に親が口出しをしてきてもスムーズな対応ができそうですよね。
また、ゲストとして招く親戚については親の方が詳しいもの。もてなす料理や席次などについて相談し意見を取り入れながら進めると、親も喜んでくれそうですね。頼れる部分は積極的に相談してみるのも、親孝行の一つかもしれません。
「察して」ではなく「お願い」する
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女性によくありがちなのが、彼が察してくれないことに対するイラ立ち。忙しい時は特に、言葉で言わなくても状況を見て理解し動いてほしいと思いがちですよね。結婚準備中は多忙になるため、この思いがより加速しやすいようです。
ですが、彼にスムーズに動いてほしい時は察してもらうのではなく、こちらから具体的に「お願い」する方が正解。「〇〇してもらえると助かる」というように柔らかい伝え方でお願いすれば、彼も快く動いてくれるでしょう。
結婚準備中だけでなく、これから始まる結婚生活でも役立つ知恵として活用できれば、結婚生活の日常でも喧嘩とは無縁に過ごせるかもしれませんね。
まとめ
喧嘩の数だけ仲は深まる!仲直りしながら結婚準備を楽しもう
結婚準備での喧嘩はこれから始まる結婚生活を映し出すように思えるため、深刻に考え出すと喧嘩別れや離婚まで進みかねないのも事実。ですが、結婚式のように大きなお金を使い期日までに準備を進めていくことは、人生でそう多くはありません。
結婚準備をする間は特別な期間であることを忘れずに、起きる問題を一つひとつ解決していきましょう。結婚準備中にどんなに喧嘩をしても、その都度仲直りすることで、お互いの考えや価値観を今まで以上に理解することができます。その結果、結婚生活で起こる日々のささいなすれ違いにも対処できる心構えができるのかもしれませんね。
喧嘩するだけ二人と両家の仲が深まるのなら、それも悪いことではないはず。「喧嘩して当たり前!」くらいの心構えで、彼を上手にリードしながら結婚準備を楽しみましょう!