家族婚とは?一般的な結婚式と何が違うの?
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「家族婚」とは、家族や親族を中心にゲスト数30人以下で行われる結婚式のこと。ゲスト数が平均65.1人である一般的な結婚式と、ゲスト数が大きく異なるのが特徴です。
また、ゲスト数が少なく血縁者など近しい関係のゲストのみを招待するため、「挙式+披露宴」というスタイルのみならず、挙式のみ、食事会のみ、1.5次会のようなカジュアルなウェディングパーティなど、さまざまな家族婚のスタイルがあります。
家族婚は、「大げさな結婚式はしたくない」「準備に手間をかけたくない」「家族や本当に親しい人とゆっくり過ごしたい」という人にぴったりな結婚式です。
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
家族婚のメリット
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家族婚にはメリットがたくさん。主なメリットを挙げてみましょう。
ゲストとゆっくりアットホームに楽しめる
少人数の結婚式であるため、ゲスト一人ひとりとじっくり話をしたり、写真を撮ったりできるのが家族婚のメリットのひとつ。
派手な演出なしでゆったりとした時間を過ごすこともできますし、新郎新婦とゲストが同じテーブルを囲んで食事を楽しむこともできます。
アットホームな雰囲気の中、新郎新婦と家族はもちろん、両家の親睦が深まるステキな結婚式になるでしょう。
準備の手間や結婚式費用を抑えられる
一般的な結婚式に比べて費用が抑えられ、結婚式の準備に手間がかからないのも家族婚のメリットです。
ゲスト数が少ないため、料理やドリンク、引出物などの数は一般的な結婚式に比べて少なめ。ゲストが家族のみなら招待状を用意しないケースもあります。結婚式のために用意するアイテムが少なくて済むことから、結婚式の費用を抑えることができます。
また、家族・親族間であれば家族構成や好みをある程度把握できていることも多く、披露宴の席次やプログラム決め、引出物選びに手間取ることもないようです。
感染症リスクを抑えられる
2020年に登場した新型コロナウイルス感染症は、飛沫や接触などをきっかけに人から人へ感染するといわれています。そのため、一般的な結婚式よりもゲスト数が少ない家族婚の方が感染症リスクを抑えられる傾向があります。
ちなみに、withコロナの結婚式では感染症対策として次のような対策が推奨されています。
- こまめなアルコール消毒を行う
- マスク着用を推奨する
- 2mを目安にソーシャルディスタンスを保つ
- ゲストが密にならないようにする
- 広めの披露宴会場を確保する
- 大声を出す余興は控える
参考:公益社団法人日本ブライダル文化振興協会「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」
家族婚のデメリット
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家族婚にはデメリットもあります。主なデメリットは次のとおりです。
総額は抑えられるが自己負担額は増える可能性がある
ゲスト数が少ないため、ゲストからいただけるご祝儀の総額が少なくなります。また、ご祝儀制ではなく会費制にしたり、家族旅行を兼ねて旅費を新郎新婦が負担するリゾートウェディングになることも。
そのため、結婚式費用の総額は抑えられても、新郎新婦の自己負担が増える可能性があります。
結婚式場探しに手間がかかる可能性がある
「収容人数40人~」など、少人数の結婚式に対応している式場は多くありません。そのため、結婚式場探しに手間がかかったり、希望の式場で結婚式ができない可能性もあります。
ただし、新型コロナウイルス感染症の影響で少人数婚を選択する新郎新婦が増えており、ゲスト数が少なくても対応してくれる結婚式場は増えているようです。
気になる式場があるなら、一度問合せてみるとよいかもしれません。
親族や友人など、結婚報告をする人が増える
友人や職場の上司・同僚、家族だけの結婚式なら親族など、結婚式に招待しないゲストが多いため、個別に結婚報告をしなければなりません。
結婚報告ハガキを出したり、SNSで結婚報告をしたりする人も見受けられますが、目上の方や親しい間柄の方には直接報告するのがベター。
一人ひとり会いに行ったり電話したりするなど、挨拶に手間取る人もいるでしょう。
まとめ
家族の絆を深めるアットホームな家族婚に注目!
ゲスト数30人以下で家族や親族を中心に行われる家族婚は、「アットホームな結婚式をしたい」「費用や手間をかけたくない」というカップルに選ばれています。
また、感染症リスクを抑えられることからwithコロナの結婚式スタイルとしても注目を集めています。
自己負担が増えるなどのデメリットもありますが、ゲスト一人ひとりとゆったり過ごせる家族婚なら、新郎新婦はもちろん家族・親族同士の絆も深まるはず。
「今、どんな結婚式を選択しようか」と迷っているなら、家族婚を選択肢のひとつとして考えてみてください。