結婚式の前に送るセーブ・ザ・デート(Save The Date)とは?招待状との違い

欧米では、招待状を送る前に「新郎新婦の名前」と「結婚式の日付」を知らせる、プレ招待状『セーブ・ザ・デート(Save The Date)』を送る慣習があります。日本では、あまり知られていないセーブ・ザ・デートですが実はメリットがたくさんあります。このまとめでは、日本でも流行ってほしい海外の定番ウェディングアイテム『セーブ・ザ・デート』について簡単にまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のINDEX

    セーブ・ザ・デート(Save The Date)とは?

    結婚式のセーブザデート(Save The Date)

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    セーブ・ザ・デート(Save The Date)とは、結婚式の日程が決まったら送るお知らせカード(プレ招待状)です。
     
    欧米では、結婚式の招待状を送る前に「セーブ・ザ・デート」を招待予定のゲストに送るのが一般的です。
    正式な招待状を送る前に、結婚式の日程を早めにゲストにお知らせすることで、ゲストが日程の調整がしやすくなり結婚式へ出席してくれる確率が上がります。
    また、招待状の前にセーブ・ザ・デートを送ることにより、ゲストは自分は相手にとって特別な招待客なんだと嬉しい気持ちになります。
     
    オリジナルウェディングの普及などに伴い、日本でもペーパーアイテムの1つとしてセーブ・ザ・デートを取り入れるカップルが増えてきています。

    Save The Dateはいつ送る?

    結婚式のセーブザデート(Save The Date)

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    セーブ・ザ・デートを発送するタイミングは「結婚式の日程が決まった」時です。
    結婚式の6ヵ月前くらいに送るのが一般的といわれていますが、自分の結婚式のスケジュールに合わせて結婚式場と日取りが決まった時点で送ってもよいでしょう。
    早めの時期に送っておけば、招待客も休みの調整がしやすいく参加率もあがります。
     
    ちなみに、結婚式の招待状は、大体、結婚式の3ヵ月前に発送するのが一般的です。

    セーブ・ザ・デートは誰に送る?

    結婚式のセーブザデート(Save The Date)

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    セーブ・ザ・デートは、二人が当日どうしても来てもらいたいと思う相手に送りましょう。
    すでに電話や口頭で結婚式の日程を知らせた人に送っても構いません。
     
    セーブ・ザ・デートは、結婚式の日程をお知らせするのが目的ですが、カードを送ること自体が演出になります。
    もらった相手も二人らしいセーブ・ザ・デートを受け取ることにより結婚式に参加することがより楽しみになります。
     
    セーブ・ザ・デートは、実際に招待する全員に送る義務はなく、どうしても当日に来てもらいたいゲストに送るという風習になっていますが、もらった人ともらってない人がいることによるトラブルが心配な人は全員に送っておくのが無難です。

    『セーブ・ザ・デート』と『招待状』の違い

    セーブ・ザ・デート

    結婚式のセーブザデート(Save The Date)

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    【形式】
    ・カード
    ・ポストカード
     
    【内容】
    ・結婚式の日付
    ・新郎新婦の名前
     
    【発送時期】
    ・結婚式の日程が決まった時(一般的には6ヵ月前くらい)
     
    【送り方】
    ・郵送
     
    【返信】
    ・不要

    招待状

    結婚式のセーブザデート(Save The Date)

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    【形式】
    ・正式な封書
     
    【内容】
    ・結婚式の日付
    ・時間・場所
    ・新郎新婦の名前
    ・出欠の返信用ハガキ
     
    【発送時期】
    ・結婚式の2~3ヵ月前くらい
     
    【送り方】
    ・郵送
     
    【返信】
    ・必要

    セーブ・ザ・デートの内容は?

    結婚式のセーブザデート(Save The Date)

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    セーブ・ザ・デートの内容は、日付と名前だけで大丈夫です。
    しかし、日本ではまだ馴染みのない慣習ですので知らない人のために簡単な文章を添えてあげた方が良いかもしれませんね。

    セーブ・ザ・デートの文章例

    このたび、私たち二人は結婚することになりました。
    ○○年○○月○○日に挙式を行いますので、ご出席ください。
    挙式の詳細につきましては、招待状にてご案内致します。
    心よりお待ちしております。
     
    ○○年○○月○○日吉日
    新郎氏名・新婦氏名

    セーブ・ザ・デートを送るメリット

    結婚式のセーブザデート(Save The Date)

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    招待客の参加率UP

    招待状よりも早めに結婚式の日にちをお知らせすることができるので、招待客は予定の都合がつけやすいです。
    セーブ・ザ・デートを送らない時よりも結婚式への参加率が上がるというメリットがあります。

    結婚式を楽しみにしてもらえる

    セーブ・ザ・デートは、正式な招待状よりもラフで二人らしいオリジナルなデザインのものを送る傾向が強いです。
    なので、セーブ・ザ・デートを受け取った人に結婚式に参加することにワクワクしてもらえるというメリットがあります。

    セーブ・ザ・デートを送る時の注意点

    セーブ・ザ・デートを送る場合、招待客の人数やデザインによって異なりますが、1人あたり数十円~数百円の費用がかかります。結婚式をするだけでも費用がかかるので、プラスしてお金がかかるのは避けたいと考える人もいるでしょう。しかし、本当に来て欲しいゲストに結婚式を一緒に楽しんでもらいたいと考えると、そう高くはない費用ともいえます。
    また、注意しなければいけないポイントとして、送られる人と送られない人がいることがわかると気にするゲストがいることです。招待状は全員に送りますが、セーブ・ザ・デートは大切な人のみと割り切って送ることができます。しかし、そういうことを気にするゲストがいる場合、送り分けは避けた方がよいかもしれません。

    セーブ・ザ・デートのデザインアイデア

    シンプルな「セーブ・ザ・デート」

    @smazinginvitations / Instagram

    新郎新婦の名前と結婚式の日にちだけを知らせるシンプルなセーブ・ザ・デートです。

    @emmipapers / Instagram

    シンプルな花柄のセーブザデートです。結婚式のイメージカラーを使用すると統一感が出ておしゃれになります。

    @thelittletouches_weddings / Instagram

    黒板に書かれた文字をイメージしたシンプルでおしゃれなセーブザデートです。まだ結婚式の装飾イメージが決まっていない場合、シンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。

    写真を使った「セーブ・ザ・デート」

    セーブ・ザ・デートのデザインには、二人のエンゲージフォトを利用するケースが圧倒的に多いようです。
    エンゲージフォトを利用したセーブ・ザ・デートをいくつかご紹介します。

    二人の普段の様子をおさめた1枚を使ったセーブ・ザ・デートです。二人の仲の良さが伝わってくるデザインです。

    二人と一緒に黒い馬も登場する驚きのセーブザデート。二人が好きなものを一緒に撮影する写真を使うと楽しさが伝わって素敵なカードになります。

    オシャレな「セーブ・ザ・デート」

    季節を意識したカラーやドライフラワーを使うとおしゃれな雰囲気に。

    型押しも文字と落ち着いたブルーグリーンの色使いがスタイリッシュで大人な雰囲気のデザイン。

    アクリルを使ったおしゃれなデザイン。ペパーデザインにとことんこだわりたいならおすすめ!郵送料や作成費に気をつけて。

    ユニークな「セーブ・ザ・デート」

    木製で作られた丸い形がユニークでおしゃれなデザイン。ナチュラルウェディングにしたい方におすすめです。

    二人が映画の主人公になりきって撮影した写真を使ったデザイン。二人らしさが詰まった記念の1枚になりゲストも笑顔になれそうです。

    まとめ

    大切なゲストが笑顔になれるセーブ・ザ・デートを送ろう

    セーブ・ザ・デート(Save The Date)は、おしゃれなだけでなくメリットもたくさんあります。日本でも送ることが常識になる日が来るかもしれません。
     
    オリジナルウェディングを考えているカップルは、二人の結婚式のコンセプトを取り入れたセーブ・ザ・デートを送ってみてみましょう。招待客は受け取った日から結婚式に参加することが楽しみになり、きっと当日も楽しんでくれると思います。結婚式当日が待ち遠しくなるようなセーブ・ザ・デート(Save The Date)を作れるといいですね!

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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