もなかさん(当時30代)の『結婚式の受付をした友達からお礼の金額でクレーム(涙)』体験
もなかさんに聞きました。「お礼の考え方は人それぞれでも相場は事前に調べるべき!」
【もなかさん】
これから結婚式を挙げる方の参考になれば幸いです!
結婚式の受付係は、わたしと夫、それぞれの友達に依頼することに。私は中学生からずっと仲良くしていた女友達ふたりに依頼しました。
後日DVDで確認したのですが、ふたりとも、とてもにこやかに受付の対応をしてくれました。式、披露宴も楽しんでくれており、帰り際も笑顔で祝福してくれました。
私はお見送りの時に、受付のふたりにスタバカードを渡し、ふたりとも笑顔で受け取ってくれました。
そして当日は無事終了し、最高の一日になりました。
ところが…翌日、結婚式の余韻に浸っているところに、受付をした女友達の片方からラインが来たのです。
内容は受付のお礼への苦情でした…かな~り怖い口調で…。
「あのさ、友達だと思うから言うんだけど、受付頼んだ人のお礼にスタバカード1000円ってまずいと思うよ。
普通3000~5000円の現金を包むって色んなサイトとか会場の人から聞かなかった?
私はもういいけど、もし旦那さんのお友達にも同じことしてるなら早くリカバリした方が良いと思うよ」
幸せな余韻は、瞬時に木っ端微塵になり、青ざめて泣きました(ToT)
そして泣きながら、結婚式翌日に追加のお礼を買いに走りました…。
プランナーさんに「お礼の考え方は人それぞれ」と言われていましたが、やはり一般的なお礼の相場は調べた方がいいと、心から思いました。
結婚式のお礼・お車代・心付けの豆知識1:それぞれの違いを確認しよう
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結婚式でお世話になった、協力してくれた、遠方から出席してくれたゲストには、感謝の気持ちを込めて「お礼」や「お車代」を現金やプレゼントで用意するのがマナーです。また、自分たちのために尽くしてくれた会場スタッフに同じくお礼として「心付け」を用意する場合もあります。
結婚式の「お礼」とは
結婚式で使われる「お礼」という言葉は、式中や準備の際に手伝いをしてくれた人に渡す返礼品やお金のことを指します。以下のような役割を引き受けてくれた人には、マナーとして何かしらの「お礼」を事前に用意しておきましょう。
「お礼」の準備が必要な協力者例
・受付
・余興
・スピーチ
・司会(ゲストに頼んだ場合)
・撮影(ゲストに頼んだ場合)
・手作りの品を作ってくれた人
・リングボーイなどをしてくれた子どもゲスト
・ブライズメイド&アッシャーをしてくれた人
・二次会の幹事
結婚式の「お車代」とは
祝辞を述べてくれた双方の主賓と、乾杯の発声をしてくれたゲストには、「お礼」ではなく「お車代」という名目で、一定額を包んで渡す習慣があります。「お車代」とは交通費をこちらで支払うという意味で、実際にゲストの自宅から会場までの往復のハイヤーを用意する方法もあります。
遠方から新幹線や飛行機などを使って駆け付けてくれたゲストにも「お車代」を渡すのが一般的です。現在では、交通費は必ずしも全額を渡す必要はなく、かかった費用の半額程度を目安にすることもあるようです。また、宿泊が必要な場合は交通費の代わりに宿泊代を用意することもあります。
結婚式の「心付け」とは
心付けとは、感謝の気持ちを表す意味で贈る少額のお礼のことを指します。結婚式ではウェディングプランナーをはじめ、着付けやヘアメイク担当者、介添人などには非常にお世話になるため、感謝の気持ちとして心付けを用意することがあります。必ずしも渡さなければいけないというものではありませんが、結婚式前に渡すことがマナーだと考える場合や、ふたりの感謝の気持ちを形にする手段として、結婚式後にスタッフに渡す人も多いようです。
結婚式のお礼・お車代・心付けの豆知識2:相場の金額を包むのがベター
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現在、結婚式のお礼・お車代・心付けの金額について、考え方は人それぞれになっている部分もあり、結婚式会場側からは「絶対にこの金額」という話し方は避けるプランナーが多いでしょう。
一般的に相場と言われる金額よりあまりに多い額を渡してしまうと、相手がかえって恐縮してしまい、気を遣わせてしまうことになりかねません。
反対に、あまりに少なすぎる額では、相手が自分を軽んじていると受け取られる場合もあり、漫画のように失礼だと感じられてしまうケースも想定できます。
よほどの理由がない限り、相場から大きくかけ離れた金額にすることは避けた方がよいでしょう。
結婚式のお礼の相場金額
結婚式にさまざまな役割で協力してくれたゲストへのお礼は、基本的にその役に見合った相場があります。また、結婚式までに製作時間や練習時間がかかっている方へのお礼は、その拘束時間に見合った額や必要経費を上乗せしてお礼をしましょう。
司会をお願いした友人、知人:3万円
受付をお願いした友人:3000~5000円
撮影や生演奏をお願いした友人、知人:1~3万円
スピーチ、余興、ブライズメイド:3000~5000円または品物
ブーケ、ウェルカムボードなどを作ってくれた友人、知人:3000~2万円
二次会幹事:会費無料とプレゼント
結婚式のお車代の相場金額
お車代は、1万円、2万円などキリのよい金額にするのが一般的です。
「交通費の半額」が目安ですが、端数が出た場合は少し上乗せするなどしてキリのよい額にしましょう。
なお、ご祝儀の場合は「割り切れる」ということで偶数の額はタブーとされていますが、お車代の場合は偶数になっても問題ありません。
結婚式の心付けの相場金額
結婚式の費用の中の料金には基本的にスタッフの手当が含まれています。ひと昔前は心付けを結婚式でお世話になる主だったスタッフ(プランナー・介添え・ヘアメイクなど)に渡すことが習慣だったのですが、現在では必須のマナーではなく、スタッフ側から「会社の方針で受け取れません」と断られることもあります。とてもお世話になった場合に感謝の気持ちを伝えたい場合や、手紙やプレゼントなどにする考え方もあります。
ウェディングプランナー:5000~1万円
介添人:5000~1万円
キャプテン・会場スタッフ(プランナーは除く):3000~1万円
カメラマン 3000~1万円
ヘアメイク、着付け:3000~1万円
司会者(プロ):5000~1万円
親や親族のヘアメイク、着付け:3000~1万円
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