家族のみ、親族のみの少人数の結婚式での父親、母親の服装。挙式のみや会食スタイルの結婚式の場合やリゾートウェディングの服装も解説

家族のみ、親族のみ、親しい人だけ少人数招待したアットホームな結婚式で、父親と母親はフォーマルな礼服(正礼装)を着るべきでしょうか?ワンランク落としたセミフォーマルや平服でもいいの?という疑問を持つ方も多いでしょう。結婚式の多様化やコロナ禍により家族のみ、親族のみの少人数の結婚式が注目されていますが、リゾートウェディングなとイレギュラーなスタイルまで、トレンドの結婚式のスタイルに合わせた服装とコーディネートをご紹介しましょう。

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    家族のみ、親族のみの少人数の結婚式での父親、母親の服装は格を合わせる

    家族のみ、親族のみの少人数結婚式に参列する新郎新婦の父親・母親の服装

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    結婚式の服装、特に両家の親の服装についての考え方は、地域性や親族の間で習慣やしきたりによって大きく違うケースケースがありますが、基本的には両家の父親と母親の格・和装洋装のバランスを揃えることで、両家の足並みを揃えるのか一般的です。

    両家の服装の格を続柄に合わせそろえる

    服装の格選びが新郎側・新婦側で異なると、周囲のゲストから両家の足並みが揃っていないちくはぐに見られてしまい、良い印象になりません。和装・洋装に関わらず、両家の家族と親族の服装は、続柄によって格を合わせて決めるのが基本的な配慮になっています。
    (例:新郎側の父親はモーニング・新婦側の父親はブラックスーツ…といった格差のある服装はNG)
    一般的には、両家家族と親族の服装の格があっていれば、和装と洋装はどちらを選んでも問題はありません
    (例:新郎側の母親は黒留袖・新婦側の母親はフォーマルなアンサンブルドレス…といった和洋装の違いのある服装はOK)

    両家の父親、母親の和装洋装のバランスを合わせる

    新郎・新婦の両親に相応しい服装は正礼装です。
    どちらの両親も重要な立場にあり、親族の中心としてゲストの前に出る場面は他の親族に比べ各段に多いため、両家両親の格、和装洋装のバランスをわせることが最も重視されます。
    特に父親は親族代表として挨拶など人前に立つ機会が多いため、服装の格合わせに注意を。

    【両家の父親と母親の服装のバランスの合わせ方パターン】
    <1>新郎側:父親洋装・母親和装 新婦側:父親洋装・母親和装
    <2>新郎側:父親和装・母親洋装 新婦側:父親和装・母親洋装
    <3>新郎側:父親洋装・母親洋装 新婦側:父親和装・母親和装
    <4>新郎側:父親洋装・母親洋装 新婦側:父親洋装・母親洋装
    <5>新郎側:父親和装・母親和装 新婦側:父親和装・母親和装

    両家族・親族の服装の格と和洋装のバランスは新郎新婦と親が調整役に

    調整役の中心となるのは新郎新婦。両家の親族の調整役となるのはふたりの両親とすると、家族親族間の服装調整がスムーズです。
    新郎側・新婦側の親がそれぞれの親族の服装をヒアリングして新郎新婦に伝え、新郎新婦がすり合わせをおこない、それぞれの側で格や和洋装のバランスがあわないとジャッジした際にはまたそれぞれの親に調整してもらうよう伝えます。

    家族のみ、親族のみの少人数結婚式に参列する新郎新婦の父親・母親の服装

    家族のみ、親族のみの少人数の結婚式での父親、母親の服装は格を合わせる

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    正礼装(フォーマル)
    家族のみ、親族のみのアットホームな少人数結婚式の場合でも、父親と母親の服装は一般的な結婚式同様に、正礼装を選ぶことがほとんどです。
    これは、新郎新婦が婚礼衣装であるのに父親と母親も格をあわせるためです。会食スタイルの結婚式やレストランウェディングなどカジュアルなスタイルの結婚式でも、父親と母親は新郎新婦の服装に寄り添い、正礼装を選ぶケースがほとんどです。

    結婚式の父親の服装

    <洋装>
    昼の結婚式や披露宴:モーニングコート、燕尾服
    夜の結婚式や披露宴:燕尾服、タキシード
    <和装>
    黒羽二重五つ紋付

    洋装

    モーニングコートは、男性の昼間の正礼装です。格式の高い結婚式や披露宴でモーニングコートを着用するのは、新郎、主賓、新郎新婦の父です。
    燕尾服は、夜の最も高級な正礼装です。上着の背丈が短く、背の裾が長く2つに割れて、ツバメの尾のような形をしています。「テールコート」とも呼ばれ、前ボタンはかけずに着用するのが基本です。タキシードも夜の正礼装です。イギリスでは「ディナージャケット」、フランスでは「スモーキングジャケット」と呼ばれています。
    ちんなみ「ホワイトタイ」のドレスコード指定がある場合は燕尾服を、「ブラックタイ」の指定がある場合はタキシードを着用します。

    和装

    父親の和装は、紋付羽織袴で最も格が高い黒羽二重五つ紋付を着用します。正装の条件である「紋付羽織袴」の中でも最も格式が高く、冠婚葬祭や叙勲などのシーンで着用できる男性の和装です。紋はその名の通り最高格の5つで、背中の中心と両胸、両後ろ袖に入れられます。

    結婚式の母親の服装

    <洋装>
    昼の結婚式や披露宴:アフタヌーンドレス
    夜の結婚式や披露宴:イブニングドレス
    <和装>
    黒留袖

    洋装

    昼の正礼装は「アフタヌーンドレス」と呼ばれるドレススタイルです。丈の長さはロングに七分丈より長い袖で露出を抑えた物が良いでしょう。アンサンブルやスーツタイプでもOKです。黒色を選ぶ場合はお祝いの席にふさわしい華やかなデザインを選ぶようにしましょう。
    一方で夜は、「イブニングドレス」と呼ばれるます。ロング丈ドレスに、肩や胸元を隠さず肌を見せるタイプのものが国際的には正礼装となります。
    ただし、日本では肌を露出することに抵抗ある女性が多いこと、昼と夜の女性のドレスコードがそれほど重視されていない傾向が強いため、どこまでフォーマルなマナーに沿うかは両家で相談、確認しましょう。

    和装

    母親は既婚女性の礼装で最も格ま高い黒留袖を着用します。
    黒留袖は、黒の表地で、裾に絵羽模様が描かれた着物です。比翼仕立てとなっており、礼装用の袋帯、白足袋で着付けます。 既婚女性の第一礼装として着用され、必ず五つの家紋が入っています。家紋は白く染め抜く「抜き紋」が一般的ですが、あらかじめ白く抜いてあるところに家紋を描く「石持ち紋」の場合もあります。

    家族のみ、親族のみの少人数リゾートウェディングでの父親・母親の服装

    家族のみ、親族のみの少人数リゾートウェディングでの父親・母親の服装

    茂希 長沼 – stock.adobe.com

    一般的な国内リゾートウェディングに参列する服装は、通常の結婚式で着用するフォーマルな服装だけでなく、南国リゾートの正装であるアロハシャツやムームー、南国リゾートのパーティムードを演出するジャケパンスタイルやサマードレスといった服装を選んでも問題はありません。

    父親と母親の服装は正礼装以外でも問題なし

    リゾートウェディングの親や親族の服装は、一般的な結婚式のように正礼装の「紋付袴、黒留袖」「ブラックスーツ、フォーマルドレス」である必要はありません。
    他の一般ゲストと同じように、アロハシャツやサマードレスなどの南国の雰囲気を楽しめる、気候にあった着心地のよい服装が人気です。
    ただし、片方の家の親が正装をして出席するのに、片方の家の親はリゾートフォーマルだった…というような事態がないよう、事前に新郎新婦が間を取り持って服装の格やテイストをそろえる配慮があったほうが良いでしょう。

    リゾートウェディングでの父親母親服装は両家の服装の格を合わせることが大切

    リゾートウェディングで、参列する父親と母親、その他家族も服装は「何を着るか」も大切ですが、新郎側の親と新婦側の親が服装の格を合わせることが大切になります。
    片方の親が洋装であればもう片方の親も洋装、母親同士であれば黒留袖で揃える、または両家ともアロハシャツにする…といった風に、両家の親が同じ格のドレスコードで揃え、家で差が出ないよう調整します。

    リゾートウェディングの両家の父親、母親の服装

    【リゾートウェディングの主な両親の服装】
    父親…アロハシャツ、スーツ、ジャケパンスタイル、紋付袴
    母親…ムームーやワンピース、フォーマルドレス、黒留袖

    リゾートウェディングで両親の服装は新郎新婦と相談する

    リゾートウェディングは多様化している上にドレスコードも本州の一般的な結婚式に比べるとゆるめであることが多いようです。また南国リゾートの暑さでは本州のようなスタイルは苦痛のため、フォーマルな結婚式でもアロハシャツや夏向きのロングドレスを着用するケースも多く見られます。
    両家の父親母親も何を着るべきかは、新郎新婦がどのような結婚式を想定しているか、どのような服装で参列して欲しいかの意向を確認した上で選んだほうが良いでしょう。また、両家の親の服装を揃えるために、新郎新婦に間に入って調整役をしてもらうことも大切です。

    リゾートウェディングの親の服装はアロハシャツやムームーも多い

    リゾートウェディングでは、親の衣裳としてアロハシャツやムームーが多く選ばれます。アロハシャツとは、アロハシャツはワイシャツとネクタイに代わる夏期の服装として、南国リゾートに広く定着しました。近年ではリゾ婚ブームによって、南国リゾートで結婚式を挙げる際に、出席者の方々へアロハシャツの着用を薦めるケースも急増中です。
    特に父親や母親は、結婚式の会場や内容がフォーマル、カジュアルに関わらず、アロハシャツやムームーを着用することが多いようです。

    リゾートウェディングでの親の服装準備はレンタルか購入か

    リゾートウェディングで親の服装を準備する際は、結婚式を行う南国リゾートでの衣裳レンタルを利用する人がほとんどのようです。
    結婚式を行う会場と提携する衣裳店だけでなく、南国リゾートにあるレンタル業者に依頼することも多くあります。アロハシャツやムームーなどの南国リゾートらしい衣裳も、通常のフォーマルな衣裳に比べると格安でのレンタルが可能になっています。

    リゾートウェディングでの親の衣裳費用の料金と負担

    リゾートウェディングに参列する父親、母親の衣裳費用や着付け、美容費用は、多くの場合は新郎新婦が負担する例が多くみられます。
    アロハシャツやムームーを準備する際は、結婚の記念のプレゼントとして両家の親にお揃いのシャツとドレスを購入してプレゼントする、というケースもよく見られます。

    まとめ

    家族のみ、親族のみの少人数結婚式に参列する新郎新婦の父親・母親の服装は新郎新婦と相談を

    家族のみ、親族のみの少人数結婚式に参列する新郎新婦の父親・母親の服装は、両家がひとつの家族となるために、足並みをしっかりと揃える必要があります。服装の和洋装やバランスは、新郎新婦が中心となり仲介することで、格が揃うよう調整しましょう。いま注目のリゾートウェディングを選ぶ場合、親の服装を新郎新婦が選んでプレゼントするのもおすすめです。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

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