結婚式に招待した友達が全員欠席…。悲しみの乗り越方と席次表の対処方法

結婚式の招待状の返事が揃い始めるころ、友達からの相次ぐ欠席連絡で心を打ち砕かれてしまうことがあります。中でも友達が揃って全員欠席する場合、結婚式への意欲や幸せな気持ちまで見失ってしまいがち。それでも、結婚式の日はやってきます。晴れやかな顔で当日を迎えるために、この悲しみをどうにか乗り越えたいもの。新郎側とのバランスのとれた席次も考え直したくなりますよね。参考になる気持ちの切り替え方と、席次や席次表の対応方法について紹介します。

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    残念な気持ちでいっぱいに…友達からの相次ぐ欠席連絡

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    結婚式の招待状の返事が集まり始めると、中には「欠席」に〇のついたハガキを目にするものです。仕事の都合や身内の不幸など、致し方ない理由であれば仕方のないこと。大人として理解を示す花嫁が多数でしょう。
     
    ただ、それが仲の良い友達の場合、欠席理由によっては、気持ちがモヤモヤしてしまうことも。招待した友達が揃って全員欠席となったときには、悲しみに沈んでしまうのは無理もありません。相手の結婚式には出席したし、事前連絡をしたときは「ぜひ出席させて!」と言っていたのに…。疑心暗鬼になり、結婚式への意欲が失われ、新婚のハッピーな気持ちを忘れてしまうほど、落ち込んでしまうこともあります。ただ、心に留めていてほしいのは、喜んで出席してくれるゲストがいる、ということ。
     
    結婚式の日は着々と近づいてきています。出席してくれるゲストのためにも、この悲しみを乗り越え、気持ち新たに当日を迎えたいもの。完全復活までいかなくてもいい。結婚式の日が新たな出発地点となるよう、前を向くきっかけとなる考え方をご紹介します。併せて、欠席多数となった場合でも新郎新婦の席次バランスがとれる方法を考えてみました。

    新型コロナウィルスによる結婚式出欠状況の変化

    結婚式に友達が全員欠席

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    今の時代、まず考えておきたいのが、新型コロナウィルスによって結婚式のスタイルが変化している、ということ。新郎新婦も出席者を絞ったり、オンライン結婚式という新しいスタイルも登場しています。
     
    新郎新婦が開催方法に悩むのと同じく、ゲスト側も結婚式への出席に慎重になっています。「出席するのは身内の結婚式のみ」と決めていたり、祖父母と同居してる、乳幼児の育児中など、取り巻く環境によっては、身内の結婚式でも出席しない、一貫して「欠席」の意思を通している人もいるほど。
     
    また、自分は出席したいと思っていても、自身や家族が医療従事者だったり、職場から「大勢の集まりへの参加」を禁止されている場合は、自分の意志とは関係なく欠席の判断をせざるを得ない人も少なくありません。この場合、友達のような付き合いの同僚や職場関係者は全員欠席となるのは当然のことです。
     
    新型コロナウィルス感染拡大への懸念のため欠席をする友達は、断腸の思いで欠席を決めていることがほとんど。欠席は悲しいけれど、今は「仕方のないこと」として受け止めましょう。ワクチン接種が進み、みんなで集まれる日がきたら、友達を招いたパーティの開催も難しくないはず。いつか必ず集まれる日を心待ちにしたいですね。

    致し方ない理由による欠席には理解を示して

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    友達の中には、「それって仕方ないと思うべき?!」という理由で欠席を伝えてくる人もいます。ただ、「致し方ない理由」は、人それぞれの価値観による場合もあるもの。広い心で「残念だけど、仕方ない!」と思える事情について、考えてみました。

    仕事や身内の不幸…やむを得ない事情による欠席

    新型コロナウィルス感染拡大への懸念以外にも、友達がやむを得ない事情で欠席を決断する場合も少なくありません。身内に不幸があったときや、子どもの預け先を確保できなかったとき、家族や自分の体調不良など、その理由はさまざまです。
     
    また、職場で責任ある職務についている場合や、重要な仕事とスケジュールがかぶってしまった場合などは、やむを得ず欠席を選択する友達もいるでしょう。
     
    不可抗力による欠席は、相手の責任でないことがほとんど。友達も残念な気持ちであることを理解し、「落ち着いたら改めて挨拶させてね」など、前向きな返信で対処しましょう。

    「式中ひとりぼっち」、耐えれるかは人による

    「結婚式に知り合いがいないから」という理由で欠席を告げられる花嫁も少なくないようです。自分は一人でも大丈夫だった経験がある場合は「そんなことで…」と思う花嫁もいるかもしれません。
     
    しかし、見ず知らずの人たちの中、独りぼっちの状況に耐えられるかどうかは、個人差があるもの。本人が「一人では心細くて楽しめない」と思うのであれば、その気持ちを尊重してあげるのも、友達としての思いやりです。相手の結婚式に出席している場合は特に、納得し難い思いもあるかもしれませんが、無理に出席してもらっても式の間中友達のことが気になるし、気持ちいいとはいえないもの。ここは相手の思いをくみ取り、理解を示しましょう。

    離婚協議中、華やかな場が苦手…人の数だけ理由はある

    その他にも、失恋の悲しみ真っただ中だったり、離婚協議中の人など、悲しみや苦痛を感じている状況にいるとき、どんなに仲の良い友達であっても、幸せモード全開のふたりを見るのは辛いものです。祝福したい気持ちはあっても、心がついていかないのです。
     
    こうした友達の悲しみや苦しい気持ちに寄り添うことも、人としての思いやりです。結婚式に無理に出席してもらうより、友達の心が落ち着いたころ改めてお祝いを受けた方が、こちらとしても気持ちがいいもの。永く続く友情のためにも、友達の思いを優先する広い心を持ちましょう。

    一番悲しい、友達の不誠実な欠席

    結婚式への友達の欠席で一番悲しいのが、欠席理由が不誠実に感じてしまうとき。例えば「遊びに行く予定が入った」「旅行の予定があるから金銭的にムリ」といった、「それってやむを得ない事情なの?!」と感じる欠席理由を伝えられると、悲しみと同時に友情への疑念を感じてしまうものです。
     
    中には、友達全員が裏で示し合わせて欠席を決めていたケースも。人づてで知ることもあれば、LINEの誤送信によって判明する場合もあるようです。知ってしまったときの悲しみははかり知れず、結婚式への意欲を失うばかりか、人間不信に陥ってしまってもムリはないと考えられます。

    不誠実な欠席は、人間関係を整理する機会と捉えよう

    結婚式に友達が全員欠席

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    友達の不誠実な対応や全員欠席という現実は、結婚式という大イベントだからこそ余計に、花嫁の心を苦しめます。どのように受け止め、対処すればよいのでしょうか。すぐに立ち直れなくても、じっくり時間をかけて、気持ちを整理していきましょう。

    乗り越え方①悲しい気持ちを受け止める

    結婚式の日程が迫っていると、「気持ちを切り替えなきゃ」という思いと「結婚式はもうやりたくない」という思いが入り交じり、気持ちが混乱してしまうものです。結婚式準備にも身が入らず、友達に理由を問い詰めるわけにもいかない。そんなときは、パートナーや信頼できる友達に話を聞いてもらいましょう。愚痴や悲しい思いをただ聞いてもらうだけでも、気持ちの整理がつけやすくなります。
     
    「なぜこうなってしまったのか」「なんでこんな目に合うのか」…心の中は混乱しているはずです。でもその答えを知ることは難しく、知れば知ったで余計に苦しむことにもなりかねません。今は感じている思いを受け止め、思いっきり悲しむ、たくさん泣くなど自分の気持ちに正直に反応することで、友達全員欠席という現実問題に対処する方法を見つけやすくなるかもしれません。

    乗り越え方②諦め割り切る、という選択

    友達の不誠実な欠席や、全員の示し合わせた欠席相談に対して、「それまでの仲だったと割り切りましょう」というアドバイスはネット上でよく見かけます。確かにその通りだと思う人が多数でしょう。でも本人は、そう簡単には割り切れないもの。今日「もう割り切った!」と思っても、翌日悩みや落ち込みをぶり返してしまうのは、人として当然ではないでしょうか。大切に思っていた、信頼していた友達ならなおさらです。
     
    それでもやはり、「人間関係を整理する機会」と捉えることが、前を向き進むための一つの考え方だと思うのです。友達の本心が見えることは滅多にないこと。それが見えてしまった。結婚式という、人生の中で最も大切な場面で。ダメージは大きいけれど、その分、大きな意味があるのかもしれません。
     
    上辺だけの付き合いだったことを今、この時に知ることができて、むしろよかった。自分が「不誠実な欠席をする側」ではなくてよかった。この悲しみを知ることで、あなたは大切な人に、同じような思いを絶対にさせないと誓うでしょう。その気持ちは、人を思いやる気持ちの源になるはずです。不誠実なことをした友達と同じ舞台に立つのは、この日をもって卒業です。あなたは友達よりも一つ上の舞台に、歩みを進めましょう。

    乗り越え方③出席ゲストのことを考える

    前を向くと心に決めたら、乗り越えるまであと少しです。落ち込んでいても忘れてはならないのが、喜んで出席してくれるゲストのこと。友達が全員欠席しても、会社の上司や先輩、同僚、親戚、さらには新郎側のゲストなど、結婚式を心待ちにしている人がいるのです。
     
    あなたを支えてきてくれた人は、友達だけではありません。ゲストの人たちに結婚式を楽しんでもらえるように、少しずつ結婚式準備を再開してみましょう。ゲストの喜ぶ顔を思い浮かべながら準備をしていれば、悲しみも少しずつ薄れていくはずです。

    欠席多数で空席だらけ…席次はどうしたらよい?

    結婚式に友達が全員欠席

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    結婚式披露宴では、新郎側と新婦側のゲスト数のバランスを考えながら席次を決めるのが一般的です。招待状が集まるころには大まかな席次表を考えている場合が多いでしょう。友達が全員欠席など、多数の欠席が出てしまった場合、席次や席次表はどのように調整したらよいのでしょうか。

    あえて席次表を用意しない

    急な欠席も十分ありうるコロナ禍においては、あらかじめ席次表を用意しないカップルも増えているようです。とはいえ、席次表がないと、ゲストが自分の席を見つけにくい、誰がどういう繋がりなのかわかりにくい、というデメリットがあるのも事実。
     
    対処法としては、エスコートカードやシーティングチャートが好評です。エスコートカードにはテーブルナンバーを示し、テーブルがわかれば席札で自分の席を見つけることができます。披露宴会場の入口に「新郎同僚席」「新婦友人席」などを示したシーティングチャートで伝える方法もスマートです。

    新郎側と新婦側、ゲスト数の偏りは演出でカバー

    席次表を作らなければ空席を作らずに済みますが、新郎側と新婦側のゲスト数に偏りが出るとバランスが悪く、相手側の親戚やゲストにも悪い印象を与えてしまいそうで、不安ですよね。
     
    ゲスト数の差を目立たなくするには、会場レイアウトや演出の変更が効果的です。高砂やケーキ台などの位置を変更し、ゲストテーブルとのバランスを考えながら配置したり、思い切ってビュッフェスタイルに変えてしまうのも手。司会の方に、致し方ない理由によりゲスト数に差があることを予め知らせてもらうのも有効です。例えば、「このような時期にお集まりいただき…」などコロナ禍でも出席してくれたゲストへの感謝の言葉を交えれば、誰もが「欠席が多くても仕方ない」と思うものです。
     
    さまざまなケースに対応してきたプランナーに相談すれば、最適な方法を一緒に考えてくれるはずです。
     
    ただ、ゲストにとって、それほどゲスト数の差は気にならない、という声も。どのような理由による友達全員の欠席であっても、結婚式までに気持ちを上手に整理できれば、当日は心穏やかに過ごせるはずです。

    まとめ

    重要なのは、出席してくれるゲストを大切にもてなすこと

    自分の結婚式に絶対出席してくれると思っていた友達から相次いで欠席の連絡が届き、結果的に全員の欠席がわかったとき、なぜこんな事態になったのか、本当にみんな仕方のない事情なのか、疑心暗鬼と悲しみで心はいっぱいになってしまうものです。
     
    やむを得ない事情なら、どんなに残念でも理解を示し、「落ち着いたら改めて挨拶させてね」と返すのが当然であり、大人の対応です。でも、嘘の理由を告げられていたこと、友達全員が欠席を示し合わせていたことを知ってしまったら、心穏やかではいられなくて当然です。
     
    落ち込んでいる間は結婚式準備の意欲が沸かないのも、仕方のないこと。でも、結婚式を楽しみに待ってくれているゲストがいるとを、決して忘れないでください。あなたがこれからの人生、大切にすべきなのは、不誠実な理由で欠席する友達ではなく、喜んで出席してくれるゲストの人たちのはず。
     
    結婚式の日に完全復活しなきゃ!と焦る必要はありません。結婚式を新たな出発の場として迎えようという気持ち、そしてゲストに楽しんでもらいたいという気持ちさえあれば、結婚式は成功するはずです。少しずつ気持ちの整理をしながら、前を向いていきましょう。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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