結婚式での親族の立場での女性の服装の考え方とマナー
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結婚式に参列する親族の服装のドレスコード
【女性ゲストの結婚式でのドレスコード一覧】
ドレスコード | 適した服装 | 結婚式で着用するシーンと人 |
---|---|---|
「フォーマル」 (正礼装) 最も格式が高い服装 | <洋装> 昼:アフタヌーンドレス 夜:イブニングドレス <和装> 黒留袖、色留袖、 振袖(未婚女性のみ) | <着用する結婚式> 格式高い結婚式 一般的な結婚式 <着用する人> 新郎新婦の母親、祖母 新郎新婦の姉妹 |
「セミフォーマル」 (準礼装) 結婚式にお呼ばれしたゲストの一般的な服装 | <洋装> 昼:セミアフタヌーンドレス 夜:カクテルドレス フォーマルスーツ(ワンピース) フォーマルなパンツドレス <和装> 訪問着、色無地、小紋(江戸小紋) | <着用する結婚式> 一般的な結婚式 <着用する人> 新郎新婦の姉妹 新郎新婦の親族(おば、いとこ) 主賓 結婚式に招待された一般ゲスト |
「インフォーマル」 (略礼装) 招待状に「平服で」とドレスコード指定があった場合の、セミフォーマルより少し格下の服装 | <洋装> ドレス ワンピース スーツ (ワンピース、スカート) パンツドレス <和装> 無紋の訪問着、無紋の付け下げ、小紋 | <着用する結婚式> カジュアルな結婚式 結婚式二次会 レストランウェディング ガーデンウェディング 会費制結婚式 など <着用する人> 結婚式に招待された一般ゲスト |
「スマートエレガンス」 カジュアルエレガンスと比較し、よりドレッシーでフォーマル寄りの服装 | <洋装> フォーマル寄りのパーティドレス・ワンピース スーツ ツーピースやセットアップ <和装> 小紋、紬 | <着用する結婚式> よりカジュアルな結婚式 結婚式二次会 など <着用する人> 結婚パーティに招待された一般ゲスト |
「カジュアルエレガンス」 スマートエレガンスと比較し、カジュアルよりのキレイ目な服装 | <洋装> ドレッシーなワンピース スーツ ジャケットとスカートのスタイル <和装> 無地の木綿 など | <着用する結婚式> カジュアルドレスコード指定があった場合の結婚式 リゾートウェディング 結婚式二次会 など <着用する人> 結婚式に招待された一般ゲスト |
一般的な結婚式に「親族の立場」として出席する際には、ドレスコードは「フォーマル」または「セミフォーマル」から選びます。
それより格下の服装は、カジュアルな結婚式やリゾートウェディングといった特別なスタイルを除いて避けた方が良いでしょう。
30代女性で結婚式参列で多い親族の立場と20代と30代の服装選びの違い
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30代女性が親族として参列する場合、立場は兄弟姉妹やいとこ、はとこといった間柄が多いでしょう。また、自身が結婚している場合、配偶者の親族としての出席を求められるケースも増加します。早い人では30代後半になると叔母といった立場での出席がある場合もあります。
ホスト側として落ち着いた上品な服装を心がける
基本的に、親族の立場は新郎新婦とともにゲストを迎えるホスト側の立場になります。20代での親族の立場の出席は、友達同様パーティの華として、華やかな服装が求められてきました。しかし、30代も半ばを過ぎた頃から、ホスト側である親族は、通常は一般のゲストよりもフォーマルで落ち着いた雰囲気の上品なファッションを選ぶようにするのが一般的です。洋装の場合、ホスト側として動き回ることも多いため、羽織はストールやショールではなく、ジャケットやボレロのような落ち着いてしっかり見えるものがおすすめです。
未婚、既婚ともに色留袖・訪問着などの和装もおすすめ
30代で親族の立場での出席の場合、未婚既婚ともに、和装が似合う年頃でもあります。
新郎新婦に血縁として近い兄弟姉妹や仲の良いいとこ、叔母といった間柄の場合は「色留袖」がおすすめです。義理の兄弟姉妹やはとこ、少し縁が遠い親戚の場合には「訪問着」が良いでしょう。
注意点として、未婚でも未婚の正装であった振袖は、30代前半までが着用の適齢期とされています。30代半ばからの着用は、年齢的に避けた方が良いでしょう。
親族はホスト側の立場。服装はよりフォーマルマナーに遵守した服装選びを
親族は他のゲストよりも「フォーマル感」を意識した装いが求められています。
結婚式には何度も出席している経験もある年齢ですが、結婚式での基本的な服装マナーを必ず見直して、特にマナーを遵守しての服装選びを重視してください。
女性のお呼ばれの服装の全基礎知識とマナー。結婚式に初めて参加でも安心!ドレス・パンツスタイル・足元・靴・バッグ・コート…人気の色やコーデも紹介
親族としての関係性と服装の格に注意
フォーマル感のある服装が基本ですが、服装の格に注意が必要です。
新郎新婦の両親よりも格上の服装にならないように服装を確認しておくことが大切です。
例えば新郎新婦の両親が洋装の場合は、ご自身も洋装にコーディネートするようにしましょう。
当日の服装は事前に、親族と話し合って新郎新婦の両親よりも格を下げるように意識してください。
30代女性が結婚式に親族の立場で参列する場合の服装の種類とマナー
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親族の立場で結婚式の服装として選ばれる主なアイテムと、選ぶ際やコーディネートの注意点をまとめました。
ドレススタイル
結婚式に参列する女性ゲストに最も選ばれている基本的な服装で、親族の立場での参列でも最も選ばれる服装です。
ドレススタイルは正式な欧米のマナーでは、昼と夜で服装が異なるといわれます。ですが、日本では厳密に意識していることはそこまでありません。
ただし、親族の立場場合は、露出が控え目でノースリーブではない(ノースリーブの場合は羽織ものが必要)ドレスを選びましょう。
ドレスの色
ドレス以外のスーツなど洋装を選ぶ場合、親族の立場でのおすすめの色は黒・ネイビー・フォーマルなベージュといった落ち着いたカラーです。
30代前半で、まだ華やかさをパーティに添えたい意図がある場合は、マカロンカラーや深めのワインカラーなど、季節に合わせた綺麗な色を選んでも良いでしょう。
羽織もの
羽織ものはストールより落ち着いて見え、しっかり肩を覆うジャケットスタイルやフォーマル用ボレロがおすすめです。
結婚式のドレスの着こなしやマナーについて詳しくはこちらをご覧ください。
結婚式や二次会のお呼ばれドレスをおしゃれに着こなす!20代で初めての人や30代で着慣れた人も確認したい基本コーディネートマナー&人気ブランドの選び方
スーツスタイル
上下お揃いの素材、または組み合わせて着用できるデザインのアイテムを「スーツ」と言います。本来はお揃いの素材・または色で作った、ジャケット(羽織り)とボトムという組み合わせの服装です。現在では上下が同色でも異素材のものスーツと呼ぶ場合もあります。
結婚式に参列する場合は、一般的にはセレモニースーツと言われる華やかなパーティなどに適するようデザインされたスーツを選びます。
上品でありながら、華やかさを控え目にかっちりして見えるため、親族の立場での参列に適しています。
ジャケットはテーラードジャケット、ノーカラージャケット、フリルジャケットなど、デザイン違いのいくつかの種類から組み合わせ選ぶことが可能な商品もあります。
女性がスーツを選ぶ場合、基本的にはワンピース仕様のタイプのほうが良いでしょう。女性のパンツスーツはビジネス仕様に見えてしまうため、結婚式のような華やかな場にはむいていません。
また、スーツスタイルは華やかさにかけてしまう場合もあるため、胸元にコサージュを飾る、上質なパールのアクセサリーを身に着けるなど、アクセサリーの工夫で華やかさをプラスしましょう。
パンツスタイル(パンツドレス)
パンツドレスとは基本はセパレートであるパンツアイテムをワンピースのように1枚、またはツーピースで着こなすことができるアイテムです。見た目はドレスのようなフェミニンで華やかなデザインですが、ドレスと比較するとマニッシュで足元の露出が少なく、ドレスよりも気軽で、ファッショナブルで新鮮な着こなしができる服装とも言えます。現在では結婚式お呼ばれコーデの中でも、ドレスに迫る人気の主力お呼ばれスタイルです。
ただし、女性の場合ドレスに比べパンツスタイルは格が下がる、またはカジュアルと見られる場合もあるため、親族の立場での結婚式参列の際は、小さな子ども連れの場合やレストランウェディング、会食のみ参列といった特殊な状況を除いて、避けた方が無難です。
結婚式のパンツドレスやパンツスーツの着こなしやマナーについて詳しくはこちらをご覧ください。
結婚式に着たいパンツドレスのお呼ばれマナー。20代、30代、40代別に合わせたい羽織やコーディネート
着物(和装)
和装ブームで日本の古き良きフォーマルスタイルやコーディネートが注目されています。
30代の女性が結婚式のお呼ばれで着物を着て和装する場合、30代の前半か後半か、未婚か既婚か、新郎新婦との関係性で選ぶ着物の種類が変わります。
新郎・新婦の姉妹やいとこで30代前半の未婚の立場なら振袖は着用OK
30代前半の未婚の方で、新郎新婦の姉妹やいとこといった近い間柄で結婚式に参列される場合は「振袖」はOKです。振袖は華やかな装いで結婚式には喜ばれます。未婚女性の第一礼装として、格も高い着物です。
ただし、30代半ばを過ぎた頃には振袖の着用は未婚の場合でも避けた方が無難です。
新郎・新婦の姉妹や親戚(未婚既婚問わず)は、色留袖を
新郎新婦の親族(姉妹やいとこなど)で未婚既婚問わず着用できる着物は「色留袖」です。
家紋付きで着用することがほとんどで、五ツ紋が入った場合は黒留袖と同格になります。
訪問着より格が高くなりますので、結婚式などの慶事のセレモニーにぴったりな着物です。
親戚(未婚既婚問わず)は訪問着を
新郎新婦の姉妹、従妹、はとこといった親族の間柄なら、「訪問着」もお勧めです。
こちらも色留袖と同じく、未婚既婚問わず着用できます。
ただ結婚式の場合、紬(つむぎ)地のものや、大胆な柄、デザイン性が強いものは避けた方が無難です。
30代女性で兄弟姉妹の立場で参列する場合の服装とコーディネート
おすすめの服装:ドレス・着物
30代前半の兄弟姉妹は家族の結婚式に華を添える意味で華やかな装いがおすすめですが、30代後半の場合は落ち着いて上品な装いを心がけましょう。
兄弟姉妹の立場で参列する際のドレスコーデ
30代前半におすすめのドレス
袖付きのきれい目カラーのドレスは、女性らしい華やかさを存分に引き立てます。ホスト側として動き回ることも想定し、羽織りなしか、またはストール以外の動きやすくズレにくい羽織を選びましょう。
30代後半におすすめのドレス
ジャケットやボレロ着用のドレススタイルは、ドレスの華やかさを落ち着かせ、上品に着こなすポイントです。ドレス羽織ともに、できるだけ質感がよく、ブラックやネイビーでも華やかに見える生地を選びましょう。
兄弟姉妹の立場で参列する際の着物コーデ
30代前半におすすめの着物
30代前半で未婚であれば、大人の上品さたっぷりの色やデザインの振袖も場が華やかになりおすすめです。
30代前半既婚・後半におすすめの着物
兄弟姉妹の間柄であれば、美しいカラーの色留袖が場を華やかに魅せながらも上品でマナーに沿った着こなしができるので人気です。
30代女性で義理の姉妹の立場で参列する場合の服装とコーディネート
おすすめの服装:ドレス・スーツスタイル
配偶者の兄弟姉妹の結婚式に義理の姉妹の立場で主席する際は、華やかさは控え目に、上品さやマナーをより遵守した服装とコーディネートを意識して選びましょう。得に、配偶者の家族や兄弟姉妹より格上になるような服装や、目立つような服装は控えたほうが良いでしょう。
ドレススタイル
今後のお付き合いを考えたうえで、上品で控え目なドレスがおすすめです。ただ、あまりにも控え目になりすぎると華やかさに欠けているとみられてしまうこともあるため、ちょっとしたフリル遣いや透け感など、どこかに女性らしい華やかさがあるデザインが良いでしょう。
スーツスタイル
落ち着いて見えるスーツスタイルは場の雰囲気や親族バランスを崩さないため安心です。華やかさに欠けないよう、パールのネックレスやコサージュなどで華やかさを取り入れる工夫をしましょう。
30代女性で叔母、いとこ、はとこ、めいの立場で参列する場合の服装とコーディネート
おすすめの服装:ドレス・着物・スーツスタイル
ドレススタイル
新郎新婦より年下の立場での出席の場合や、普段から付き合いが濃い立場での出席の際は、華やかさを意識したドレススタイルもおすすめです。
スーツスタイル
新郎新婦より自身が年上の場合は、落ち着いて見えるスーツスタイルもおすすめです。華やかさに欠けないよう、パールのネックレスやコサージュなどで華やかさを取り入れる工夫をしましょう。
着物
新郎新婦の親族も着物を着用する場合は、格上の着物にならないよう注意しましょう。基本的には訪問着がよく選ばれます。
30代女性で親族の立場で小さな子ども連れで参列する場合の服装とコーディネート
おすすめの服装:袖付きドレス・スーツスタイル・場合によってパンツドレス
親族の立場とはいえ、小さな子どもを連れての結婚式参列は何かと気を使い、時には子どもをあやすために退出するケースなども考えられます。適宜状況に対応しやすいよう、動きやすさや機能性を重視したフォーマルな服装を選びましょう。
袖付きドレス
子ども連れでの参列では、動きやすく羽織のいらない袖付きドレスがおすすめです。袖も、もたつかないスッキリしたデザインのものを選びましょう。
セレモニースーツ
今後の着回しを考え、七五三や入園式といった子どものフォーマルなイベントにも着用できるセレモニースーツも人気です。ワンピースタイプは羽織とワンピースを別々に変えて着回しもできるでしょう。
パンツドレスを選ぶ場合の注意点
子どもがまだ幼くぐずってしまう場合や、じっとしていられない年齢の場合、結婚式でも状況に応じて子どもをあやしたり、別室に素早く移動するなど、動き回るケースが想定されます。動きやすいパンツドレスを選んでも問題ありませんが、できれば着用を決める前に、新郎新婦本人や親に事情があってパンツスタイルにすることを伝えておく配慮があると良いでしょう。
まとめ
親族の立場で結婚式に出席する30代女性の服装は20代以上にホスト側の意識を重視する
親族の立場で結婚式に出席する30代女性の服装は、新郎新婦との関係性の親密さや続柄、またお祝いの気持ちをどのように表したいかなどが、服装を選ぶポイントになります。
親族はゲストを新郎新婦とともにおもてなしするホスト側の立場という意識をもちながら、服装を選びましょう。