主な挙式スタイルは5種類!
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挙式スタイルには様々な種類があります。キリスト教の教義に則した「教会式」、宗教にとらわれず参列者に誓いを立てる「人前式」、神道のしきたりにしたがって執り行う日本古来の儀式「神前式」、仏教の教えに基づいて行われる「仏教式」、茶道の精神に基づいて行われる「茶婚式」の5種類に大きく分けられます。これらの中で「教会式」「人前式」「神前式」は特に人気が高く、『3大挙式スタイル』と呼ばれています。
圧倒的な人気の【教会式】
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数々の挙式スタイルの中で6割以上ものカップルが選ぶ「教会式」は、別名でキリスト教式とも言います。教会式にはカトリックとプロテスタントの2種類があり、カトリックはどちらかが信者でなければ挙式が許可されません。一方、プロテスタントはキリスト教信者以外の方でも教会での挙式を行うことができます。そのため、キリスト教徒ではない日本人にも人気のある挙式スタイルとなっています。美しいステンドグラスが彩る大聖堂やシャンデリアが煌めくチャペル、海や緑を見渡せるチャペルなど、教会にも様々な種類があるのも人気の理由のひとつ。聖歌隊の歌声とパイプオルガンの音色が響き渡る中、純白のウェディングドレスを身に纏ってバージンロードを歩く瞬間は感動ものです。教会式に興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
形式にとらわれない【人前式】
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教会式に次いで人気の高い「人前式」は、宗教的な教えや形式にとらわれない自由な挙式スタイルとなります。挙式の場所や演出などもすべて自分たちで決めることができ、牧師の代わりに参列者に誓いを立てて証人となってもらうので、ふたりらしさ溢れるアットホームな結婚式が叶います。許可さえ降りればどんな場所でも式を挙げることができるので、チャペルはもちろんのこと、公園、ビーチ、船、スタジアムなど、ふたりの思い出の場所や憧れの場所を選べます。アットホームやオリジナリティーの高い結婚式にしたいカップルにお勧めです。人前式に興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
古式ゆかしい伝統挙式【神前式】
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日本古来の伝統挙式である「神前式」はここ数年注目されていて、和婚ブームを牽引しています。「神前式」は日本の宗教である神道の教えに基づいて行われる式で、雅楽の演奏や、神様へのお供えものを奉納、三三九度の盃を酌み交わすなど、凛とした空気と厳かな雰囲気の中で執り行います。神前式の人気が高まり、専門式場やホテルに本格的な神殿を備えているところが多いですが、より厳粛な挙式を望むなら『神社』で行う選択もあります。日本の伝統と文化に触れたい、家と家との結びつきを感じたい、和装の衣裳で臨みたいカップルにお勧めの挙式スタイルです。
仏教に則った儀式【仏前式】
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仏前式も神前式と同じく、日本の伝統的な挙式スタイルのひとつです。神前式と同じ和婚ということもあって、雅楽の演奏や三三九度の盃など神前式と似た儀式がありますが、仏前式は仏教の教えに基づいて行われるため、仏様や先祖に感謝の気持ちを伝え、結婚することを誓い合います。そのため、基本的にお寺や自宅の仏間で挙式を行います。基本的に自分たちの宗派を大切にしたいという方を中心に行われる挙式スタイルですが、ご縁を大切にする慣わしから祖先や家族とのつながりを大切にしたいというカップルにもお勧めの挙式です。
茶道の精神に基づく【茶婚式】
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今注目されている和の挙式スタイルが「茶婚式」です。茶婚式とは茶道の文化を取り入れて行われる挙式スタイルとなります。人前式と同じく宗教的な教えに基づいていない種類の挙式で、無宗教での結婚式となりますが、茶道の教えにそって行われるので、ある程度儀式的な項目が決まっているので厳かさも感じられます。茶婚式は茶室で行われることが一般的ですが、お手前さえできれば場所を選ばず、ホテルや料亭などで行えることも。和婚ならではの凛とした空気と、宗教にとらわれない和やかな雰囲気の中で式を挙げることができます。人と人との繋がりを大切にしたいカップルにお勧めです。茶婚式に興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
挙式は大きく分けて、「教会式」「人前式」「神前式」「仏前式」「茶婚式」の5種類。最も人気が高いのはチャペルでおこなう「教会式」ですが、最近は形式にとらわれない「人前式」や、古の日本の心を呼び起こす「神前式」も注目されています。どの挙式スタイルにも特徴とそれぞれの魅力があるので、式の内容や雰囲気をしっかり把握して、ふたりの理想とする挙式スタイルを選びましょう。