新婚カップルの家電購入事情
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まずは、すでに結婚した新婚カップルの家電購入事情について見ていきましょう。
89.5%の新婚カップルが結婚にあたって家電を購入している
結婚するにあたって、家電を購入したカップルは89.5%となっています。
必要な家電を一度に買いそろえた人もいますが、結婚時には必要なものだけ購入し、後日買い足して行こうという人も見受けられます。
また、結婚前に使用していた家電をそのまま使用するなどの理由から、結婚時には家電をまったく購入しなかった人も9.3%いました。
家電の購入にかけた費用は平均37.4万円
では、新婚カップルが家電にかけた費用はいくらかというと、平均37.4万円。家電購入にかけた費用は30~40万円未満が最も多いですが、10万円未満という人も見受けられます。
家電の購入にかけた費用 | 割合 |
---|---|
10万円未満 | 9.5% |
10~20万円未満 | 16.8% |
20~30万円未満 | 14.5% |
30~40万円未満 | 19.8% |
40~50万円未満 | 9.6% |
50~60万円未満 | 11.0% |
60~70万円未満 | 4.0% |
70~80万円未満 | 3.7% |
80~90万円未満 | 2.7% |
90~100万円未満 | 1.0% |
100~110万円未満 | 6.0% |
110万円以上 | 1.3% |
安い買い物ではないため、結婚式や、引越しにかかる費用などを計算しつつ、家電購入にどれくらいの予算をかけられるのか考えてみると良いでしょう。
入籍の平均1.1ヵ月前に家電を購入している
家電を購入するにあたり、検討期間は0.7ヵ月で、入籍の1.1ヵ月前に購入するのが平均的なスケジュールとなっています。
すなわち、入籍の約2か月前には検討開始している人が多く、結婚式の準備をしながら家電の検討も並行しているようです。
購入したその場で持ち帰れることができる家電もあれば、配送してもらわなければならないもの、在庫の取り寄せが必要なものなどもあります。
新居の契約はいつからで、いつから住み始めるかを考慮しつつ、余裕をもった購入スケジュールをたてましょう。
データ出展:ゼクシィ ゼクシィ新生活準備調査 2016調べ
新婚カップルが購入した家電の相場
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「新生活にどんな家電が必要なの?」という人もいるでしょう。先輩カップルが結婚時に購入した家電の種類と割合、平均費用は次のとおりです。
家電の種類 | 購入割合 | 平均費用 |
---|---|---|
冷蔵庫 | 74.7% | 13.8万円 |
照明器具 | 66.5% | 3.2万円 |
洗濯機 | 57.4% | 9.3万円 |
掃除機 | 53.7% | 3.3万円 |
電子レンジ | 48.8% | 4.8万円 |
炊飯器 | 46.9% | 3.1万円 |
エアコン | 41.3% | 11.2万円 |
ドライヤー | 33.8% | 1.1万円 |
テレビ | 31.2% | 11.5万円 |
ブルーレイ・DVDレコーダー | 24.9% | 4.4万円 |
カラープリンタ | 24.3% | 2.0万円 |
体重計 | 23.8% | 0.6万円 |
ホットプレート | 19.2% | 1.2万円 |
パソコン | 18.4% | 9.2万円 |
デジタルカメラ | 13.6% | 5.4万円 |
ビデオカメラ | 9.2% | 4.7万円 |
家庭用固定電話機 | 3.7% | 1.7万円 |
「冷蔵庫」「証明器具」「洗濯機」「掃除機」「電子レンジ」「炊飯器」など、生活に必要な家電の相場を合計するだけで40万円近くなってしまいます。
実際に購入する際は、機能やサイズなどを考慮しつつ、相場を参考に無理のない範囲で予算を決めましょう。
データ出展:ゼクシィ ゼクシィ新生活準備調査 2016調べ
半数以上が購入している4つの家電を選ぶポイント
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半数以上のカップルが購入している家電は、これから結婚する人の多くも購入を検討しているものであるはず。代表的な4つの家電購入ポイントをご紹介しましょう。
冷蔵庫
新婚家庭では大きく感じるかもしれませんが、家族が増えることをふまえると、350L以上の大きさのものを選ぶと良いでしょう。
冷蔵庫は、なかなかこまめに買い替えられるものではないため、新婚から10年間の家族構成を考慮してサイズを選びます。
照明器具
一口に照明といっても、シーリングライトやペンダントライト、ダクトレール、風呂洗いとなど、さまざまな種類があります。部屋の広さや用途を考慮しながら、どこにどのような照明を置くかを検討しましょう。
インテリアと統一感のあるデザインを選ぶと、見た目の印象も良くなります。
洗濯機
共働きなど忙しい家庭には、まとめ洗いができる7Kg以上の容量がある洗濯機が良いでしょう。
4.5kgなど小さめサイズでも、こまめに洗濯をする家庭であれば大丈夫。一人暮らしで使用していた洗濯機を使用しつつ、状況を見て容量の大きいものに買い替えるのも良いかもしれません。
掃除機
スティック型のコードレス掃除機なら、こまめに掃除しやすいです。また、小型の掃除機なら、気がついたときにさっと取り出して掃除機をかけたり、収納場所をとらなかったりなどのメリットも。
予算に余裕があるようなら、ロボット掃除機も良いでしょう。
まとめ
新婚生活に必要な家電を見極めて、予算を決めよう!
新婚生活を始めるにあたって、新しい家電を用意したいと思う人は多いはず。家電を購入する場合は、結婚式や新婚旅行、新居への引っ越しにかかる費用を考慮しつつ、家電の購入予算を決めましょう。
また、一人暮らしで使用していた家電がまだ使用できるようなら、そのまま使い続けていても問題ありません。新しく購入するか、使い続けるかなど、おふたりで話し合って決めてください。
お気に入りの家電と一緒に、ステキな新婚生活をスタートさせましょう!