ブライダルフェアで聞かれること
ブライダルフェアに参加した際、ウェディングプランナーから聞かれること、質問されることがいくつかあります。まずは基本的な内容についてまとめました。
結婚式の日程・希望日について
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ブライダルフェアに参加して「良い式場だな!」と思ったら、まずは希望日と時間帯が空いているか確認する必要があります。良い式場を見つけたとしても、希望する日時が埋まっていた場合は式を挙げることができません。
特に10月~11月のオンシーズン、土曜日、連休は埋まりやすいので、そういった日に挙式を予定している場合は早めに日程をおさえなくてはいけません。そのため、挙式日をいつにするかは決めておく必要があります。
仮予約について
「希望日が空いていたけど、他の式場も気になっている。けれど、空いている希望日が取られてしまわないか不安…」ということもありますよね。そういった場合、『仮予約』をするかどうか聞かれます。
仮予約とは仮の契約を結ぶことで、しばらく式場に希望日を抑えてもらうことをいいます。一般的に期間は1週間~10日ほどで、式場によって日数は変わります。万が一キャンセルすることになってもキャンセル料は発生しない場合がほとんどです。(※式場によって異なりますので事前にきちんと確認しましょう。)
ただし、一定期間を過ぎても断りの連絡を入れなかった場合、キャンセル料が発生してしまうので、仮予約の期間は必ず覚えておきましょう。
招待するゲストの人数
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挙式・披露宴を行う会場は収容人数が決まっているので、呼ぶことができるゲストの人数もその範囲内ということになります。
収容人数がそれほど多くない会場だとゲストの人数によってはチャペルや披露宴会場の席が足りないこともあるので、まずはじめに確認される内容になります。着席か立食かでも人数は変わってくるので、どちらにするかも決めておきましょう。
また、式場によってはゲストの最大人数だけでなく、「最小人数」が決まっていることがあります。
少人数に対応していない式場やチャペルもあるので、それほど大勢のゲストを呼ぶ予定がない方は最小人数を質問しておくとよいかもしれません。
ブライダルフェア参加時に、実際に招待するゲスト数を確実に決めておく必要はありません。40名、50~60名の間などおおまかな人数でよいでしょう。ただ、実際にリストアップする際、10名以上の誤差が出るということも考えられるので、フェア参加までに名前のリストアップをして人数を把握しておくと安心です。
結婚式の予算について
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結婚式費用の新郎新婦の自己負担の平均相場 142.8万円と出ています。ゲストからのご祝儀と親族からの費用援助もありますが、まかないきれない場合は新郎新婦が負担して支払います。その自己負担金はどのくらいの金額を考えているのか、結婚式の予算がいくらかで内容が変わります。見積もりを出してもらう時にも、特典利用や割引にも必要になってくるので、どのくらい予算を出せるか決めておきましょう。また、結婚式の予算は新郎新婦で考え方が変わります。ふたりで金額のすり合わせをしておきましょう。
ブライダルフェアで質問しておきたいこと
ブライダルフェアでは、結婚式を行う上で聞いておきたいことがいくつかあります。必要であれば質問しておきましょう。
婚礼料理の種類とドリンク内容
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料理でおもてなしがしたい方は、披露宴に出される婚礼料理は何料理なのか、どのようなメニューになるのかを質問しておましょう。
フレンチ、創作料理、日本料理、イタリア料理、中華料理など、式場によってさまざまです。自分やゲストの好みにあった料理があるか聞いておく必要があります。
コース料金ごとに内容も変わるので、基本コースの内容と料金も確認しましょう。
また、ゲストが特定の食材に対してアレルギーを持っている場合もありますので、そんな時にもしっかり対応してもらえるのかなども確認しておきましょう。他にも子供用のコースはあるのか、ドリンクの種類や飲み放題の内容、デザートビュッフェは可能かなど、必要があれば質問しておくと良いでしょう。
演出について
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フラワーシャワーやブーケトス、プロの生演奏、バルーンリリース、デザートビュッフェなど結婚式の演出はさまざまあります。
式場によってできる演出、できない演出があるので、やりたい演出があれば相談会の時に質問しておきましょう。
また、「リングリレーをやりたい!」など希望の演出がある場合は、それらを式に組み込むことができるかを質問しておくとよいでしょう。
結婚式中のBGMについて
BGMにこだわりたいという方は、好きな曲を式中に流せるかも質問しておくと良いでしょう。
式場によってはあらかじめ決められている曲の中から選択することもあります。また、自分たちの好きな曲を選んでBGMとして流すことは可能でも選ぶ曲によって費用がかかることもあります。音楽にこだわりたい方は事前に質問しておきましょう。
1日に何組が結婚式を挙げるのか
ホテルや専門式場で結婚式を挙げる場合、1日で複数のカップルが結婚式を挙げることがあります。
式場によっては1日で何組ものカップルが式を挙げるところもあり、当日人が混み合ったり、ほかの花嫁とばったり鉢合わせになってしまうこともあります。
そのため、混雑を避けたい、ほかの花嫁と鉢合わせになりたくない方は、その式場が1日に何組くらい結婚式を挙げるのか質問しておきましょう。
見積もりに記載されている料理や装花のランク
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ブライダルフェアでは大まかな見積もりを出してくれます。
その時に記載されている料理や装花の料金の場合はどのくらいのクオリティなのか聞いておくと安心です。
試食会で出された料理や見学時の装花が「豪華で素敵!」と思っても、その料理が基本コースで提供されるものなのかはわかりません。見積もりに記載されている内容と見学した内容に違いがある可能性もあります。
そのため、必ず見積もりに記載されている料理や装花のランクを質問しておきましょう。
ブライダルフェアで提示される見積もりだとややボリュームが足りない場合もあるので、写真を見せてもらったりしながら確認するといいでしょう。
持ち込みについて
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ドレスや装花、カメラ、引き出物などの持ち込みの希望がある場合は事前に確認が必要です。
式場によって持ち込みできるもの、できないものがあり、持ち込みできる場合でも持ち込み料がかかるケースもあります。特にウェディングドレスや装花は持ち込み料が高いことがあるので、持ち込む予定がなかったとしても念のために質問しておくと安心です。
また、これらすべてを持ち込みできない式場も多いので必ず質問しておいてください。
支払い期日と支払い方法
式場によって支払期日や支払方法が異なるので事前に質問しておきましょう。
式場によって前払いのところもあれば、後払いのところもあります。
契約時に申込金を払い、式が終わった後に残りの金額を支払うシステムのところもあるので、詳しく質問して確認するようにしてください。
また、カードでの支払いが可能かどうかも重要です。
結婚式は高額な費用がかかるため、カードで支払いポイントをつけたいと考える方も多いと思います。
現状、カード決済対応の式場はやや少ないですが、カードで支払いを考えている方は契約を交わす際に、支払い方法を質問するとよいでしょう。
ゲストのために確認すること
ブライダルフェアでは結婚式に参加してもらうゲストのために聞いておくことがいくつかあります。
当日のトラブルを避けるためにも、ブライダルフェアに参加した際は必ず聞いておきましょう。
宿泊ができるか、提携ホテルがあるか
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遠方からのゲストがいる場合は宿泊できるホテルが近くにあるか、提携先の有無を質問しましょう。ホテルで結婚式を挙げる場合はゲストもそのまま宿泊できたり、割引が適用されることもあります。そのため、宿泊できる人数、料金、サービスなどを詳しく質問しておきましょう。
送迎の手配は可能か
式場によっては送迎バスや車を手配してくれるところもあるので、ゲストのための送迎手配は可能かを聞いておきましょう。交通手段や最寄りの駅から徒歩でどれくらいかかるのかもチェックしておくこと。
また、車で来るゲストが多い場合は、駐車できる車の数も質問しておきましょう。お酒を飲んで楽しみたい場合は、運転代行の手配までしておくと喜ばれるでしょう。
ゲスト専用の着付け・ヘアメイク室があるか
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結婚式に参加するゲストの中には式場に着いてから着替えたいという方がいると思います。そのため、ゲスト専用の着付け、ヘアメイク室があるかどうかを質問しておきましょう。
他にもゲストが衣装をレンタルすることは可能か、ヘアメイクをしてもらえるかなども質問しましょう。また、その場合にかかる費用も聞いておくと安心です。
授乳室があるかどうか
赤ちゃんを連れてくるゲストがいる場合は、授乳室やベビーベッドがあるかどうかを質問しておきましょう。
大きな施設の場合は授乳室が設けられていることが多いですが、場所によっては希望する場合のみ授乳室を設けるというところもあります。
ゲストによっては授乳ケープでいいという方もいますが、気になってしまうゲストもいると思われるので、ゲストへの配慮として必ず質問しておいてください。
まとめ
ブライダルフェアに参加する前に聞かれることをまとめて見積もりに反映させよう
希望日や収容人数、支払期日や方法、料金などは必ず確認しておきましょう。特に料金面では、料理の内容や持ち込みなどによっても大きく変動するので必ず聞いておくとよいでしょう。演出にこだわりたい方は、やりたい内容やBGMについて、撮影可能かなど細かい質問も忘れずにしておいてください。
また、ゲストへの配慮も忘れずに。特にこだわりがないというカップルでも、ブライダルフェアに参加する時は、聞かれることと答えることを確認しておいた方が話がスムーズに進みます。より良い結婚式を挙げるためにも、ふたりがどんな結婚式にしたいか細かくまとめておきましょう。