データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ
ハワイのリゾ婚、総額の平均相場は229.8万円!
iStoc / Alexander Ng
ハワイで結婚式を挙げるとき、必ず必要となるのが挙式費用とふたりの旅行費用。挙式費用には通常、挙式料金や会場使用料、送迎、ブーケ&ブートニア、牧師への謝礼などの基本的なものが含まれており、手配会社によってはドレス&タキシード、ヘア&メイクなども含まれている場合もあります。旅行費用にはハワイでの新婚旅行費用も含まれており、渡航費と滞在期間分の宿泊費が必要となります。
これにプラスして多くのカップルがハワイ挙式後の現地パーティやフォトツアーを行っており、すべてを含んだ総額の平均相場は229.8万円。費用帯別に見てみると150万~200万円で収めたカップルが26.6%と最も多く、100万~150万円だったカップルも20.3%いました。一方で300万円以上かけたカップルも25.3%と多く、ゲスト数やこだわりたいポイントによってかかる費用も変わってくるようです。
先輩花嫁たちはハワイでのリゾ婚で、何に、どれくらいお金をかけていたのでしょうか。旅行費用からウェディングドレス、現地パーティ、フォトツアーなど細かくご紹介していきます。
旅行費用は滞在期間やゲストの旅費負担によって変わる
iStoc / alexandr_1958
海外挙式では必ず必要となる渡航費や宿泊費などの旅行費用。総額の約半分を占める場合が多い分、どのような条件で費用が上がるのか予算を組むときにしっかり考えておきましょう。
ふたりの旅行費用、平均相場は101.9万円
新郎新婦ふたりだけの旅行費用の平均相場は101.9万円。ただ、旅行費用の割合を見てみると50万円~100万円と回答したカップルが51.8%と約半数をしめ、100万円以上かけたカップルは36.1%でした。
旅行費用の差の多くは、滞在期間の宿泊日数によるもの。ハワイで結婚式を挙げた後、90.9%のカップルがそのままハワイで新婚旅行を楽しんでおり、69.7%のカップルが7日間~8日間滞在したと回答しています。滞在期間以外にも、旅行シーズンや出発日の曜日、手配方法によっても費用の差が出やすいため、予算を組むときには結婚式を挙げたいシーズンや旅行のポイントを話し合いながら自分たちに合った手配方法で考えるとよさそうです。
ゲストの旅行費用、負担する?しない?
ハワイのリゾ婚にゲストを招待するとき、気になるのがゲストの旅行費用を負担すべきかどうか。ハワイのリゾ婚は海外挙式の中でもゲストを招待する割合が高く、75.8%のカップルがゲストを招待しています。そのうちゲストの旅行費用を負担したカップルは一部負担が29%、全額負担が10%。ほとんどのカップルが負担していないことがわかります。
ゲストの旅行費用を負担する場合の平均相場は96.7万円。負担する費用の幅は10万円未満から200万円以上と広く、一部負担か全額負担かによって異なります。なお、旅行費用を負担する対象は親や親類の場合がほとんど。友人には実費での参加をお願いする代わりにご祝儀を辞退するなど、ゲストの負担を軽減する対応も考えておけると好印象です。
結婚式の費用、平均相場は129.6万円
iStoc / Shoko-Shimabukuro
ハワイで結婚式を挙げるときに必要となるのは、挙式やドレス、写真撮影、現地パーティ、フォトツアーなどの費用。これらを含めた平均相場は129.6万円ですが、かかった費用の幅は20万円未満から200万円以上と広く、ゲスト数や結婚式のスタイル、こだわるポイントによって費用もかわってくるようです。
多くのカップルは手配会社が用意していろ希望内容がセットになっているパッケージプランを利用しますが、それぞれのアイテムやイベントを個別で見たとき、先輩花嫁たちは何にどれくらいお金をかけていたのでしょうか。細かく見ていきましょう。
挙式のみの基本プランなら10万円台から!
結婚式をシンプルスタイルにしても充分満足できるのも、最高のロケーションが揃うハワイだからこそ。ふたりだけのロマンティックな挙式とビーチフォトだけでも素敵な思い出が残せそうですよね。
挙式のみの基本プランなら10万円台で、会場使用料、牧師や音楽奏者への謝礼、介添え料、結婚証明書、ブーケ&ブートニア、送迎、リングピローがセットになっているパッケージがあり、ウェディングドレスやタキシード、挙式やビーチフォトでのフォトグラファーを個別で探しても費用をおさえたリゾ婚が叶えられそうです。
ウェディングドレス&タキシード、平均相場は44.9万円
ウェディングドレスとタキシードも、手配会社のパッケージプランに含まれていることがほとんど。現地にサロンのあるドレスショップなら国内で選んで現地レンタルをするカップルが多い一方で、国内で購入し持ち込むカップルもいました。
ウェディングドレスの平均相場は30.1万円
費用的に最もリーズナブルなのは、平均相場26.4万円の現地サロンでレンタルする方法。ただしこの場合、好みのデザインや自分の体型にフィットするドレスの有無は現地に行ってからでないとわからないというデメリットがあります。
最も多く選ばれる方法は、平均相場29.6万円の国内で選んで現地レンタルするスタイル。事前にデザインやサイズ確認ができるため安心な一方、選べるデザインに限りがあったり、人気シーズンは人気ドレスのスケジュールが空いていないこともるため、早めの試着がおススメです。
平均相場29.8万円の国内でレンタルし持ち込む方法は、好みのドレスを事前にレンタルできるため安心感は強いですが、旅行日数の長さによってレンタル費用が加算されることも。
国内で購入し持ち込む新婦も多く、平均相場は34万円と高めですがドレスにこだわりたかったり帰国後パーティを予定している場合はトータル的にみるとリーズナブルになるケースもあります。
タキシードの平均相場は14.8万円
タキシードの場合、平均相場13.3万円の国内で選んで現地レンタルするスタイルが最もリーズナブルで多く選ばれています。ドレスと同じくデザインやサイズの種類が限られている場合もあるため、ふたりで早めに試着予約ができると安心です。
国内で購入し持ち込む新郎も多く、平均相場は17.9万円。費用帯でみると15万円~20万円で揃える場合と25万円以上かけてこだわるタイプがともに多く見られます。ハワイでは挙式後のフォトツアーや現地パーティで少しカジュアルダウンするのもオシャレに映えるため、定番のタキシードスタイル以外を楽しみたい新郎にも人気のようです。
ヘア&メイク・着付けの平均相場は6.8万円
挙式のみの基本プランやヘア&メイクを含まないプランで申し込んだ場合、当日のヘア&メイクや着付けは個人で手配が必要となる場合もあります。現地で依頼する場合は日本人のヘア&メイクさんを探すと希望するイメージが伝わりやすく安心です。
費用を考えるとき気を付けたいのが、前日リハーサルの有無や結婚式当日の同行スケジュール。リハーサルができれば安心して当日を迎えられますが、当然その分費用は加算されます。また、結婚式当日も挙式後のフォトツアーや現地パーティを予定しているなら、どこまで同行してもらうかによって費用が変わってくることも。事前に考えておくと依頼もスムーズに進みそうです。
ブーケの平均相場は3万円
ブーケはブートニアと併せて手配会社のパッケージプランに入っている場合が多く、自分で用意する場合は持ち込み料がかかったり、会場によっては生花ブーケの持ち込みはNGとされていることもあります。
ブーケの平均相場は3万円ですが、費用帯でみると1万円未満が25.3%、3万円~6万円かけたカップルが34.4%という結果に。プラン内のブーケのままハワイ挙式を行うカップルだけでなく、プラン内のブーケをアップグレードしていたり、いつまでも思い出に残すため持ち帰りができるようドライフラワーブーケやアーティフィシャルフラワーブーケを持ち込むカップルも多いようです。
結婚式の写真撮影、平均相場は27.6万円
iStoc / jakkapan21
挙式や現地パーティの様子を撮影する写真撮影は手配会社によってはプランに含まれていることも多く、基本プランで決めた場合でもオプションで追加することができます。
結婚式の思い出を残すためには欠かせないアイテムなだけあり、写真撮影を行ったカップルは95.9%。うち80.4%のカップルが専門の業者に撮影を依頼しています。費用帯別で見ると30万円~35万円かけたカップルが最多でしたが、10万円~20万円、50万円以上かけたというカップルもいました。アルバムの仕様や挙式のみの撮影か、挙式から現地パーティまで長時間にわたっての撮影になるかによっても費用に差が出るようです。
写真撮影だけでなく結婚式のビデオ・DVD撮影も50%のカップルが行っており、平均相場は18.3万円。オプションとして追加するケースが多く、自分たちやゲストの当日の様子を鮮明に残したいカップルや帰国後パーティでお披露目するカップルに人気です。
挙式後の現地パーティ、平均相場は24.8万円
ハワイでのリゾ婚で挙式後の現地パーティを行ったカップルは75.7%。ゲストを招待しやすいエリアなこともあり実施率は高めです。費用帯別にみると20万円~25万円で行ったカップルが最も多く、出席者は平均10人。予算を組むときは一人あたりの予算は2万円前後で考えておくとよいでしょう。
現地パーティを行うカップルは手配会社が用意している挙式と現地パーティがセットになっているパッケージプランで申し込みをする傾向にあります。希望の会場では現地パーティがセットになっていなかったり、お気に入りのレストランで行いたいなどこだわりたい場合は自分たちで交渉してみるとよいでしょう。
フォトツアーの平均相場は21.2万円
ハワイ挙式のほとんどのパッケージプランにセットされているフォトツアーは、ハワイでリゾ婚を行うカップルにとって欠かせないイベントのひとつ。実際、84.1%のカップルがフォトツアーを行っており、プランに含まれているフォトツアーの内容をグレードアップしているカップルも59.7%と半数以上いました。
費用帯別にみると10万円~20万円が35.2%と最多となりますが、30万円~40万円かけたカップルも21.1%いることから、ロケーションの追加やゲストのフォトツアー参加などこだわりたい内容によって費用に幅が出てくるようです。予算を考える前にどのようなフォトツアーを希望するか、ふたりでじっくり話し合ってみるとよいでしょう。
総額100万円台でもこだわりたい!実現するためのポイントは?
iStoc / kieferpix
ハワイでのリゾ婚の総額平均相場は229.8万円ですが、費用帯別では100万円~150万円で行ったカップルは20.3%、150万円~200万円で行ったカップルは26.6%いました。つまり約半数のカップルが総額100万円台でハワイでのリゾ婚を実現していることになります。理想を叶えるためのポイントは、お金をかけるところとおさえるところのメリハリをつけること。
例えば新郎新婦ふたりだけ、または両家の親のみ招待しているゲストの少ないシンプルなリゾ婚なら現地パーティの費用がおさえられる分、ウェディングドレスやフォトツアーをグレードアップしたり、親へ感謝を伝えるためゲストの旅行費用を負担しておもてなしに徹することもできます。兄弟姉妹や友人を招くなら、新郎新婦の衣裳やヘア&メイク費用はおさえて現地パーティの料理をグレードアップしたり、フラダンスなどハワイならではの演出を盛り込めば喜んでもらえそうですね。手配会社のお得なプランを少しグレードアップするだけでも、ハワイならではのロケーションがあれば費用をおさえた理想のリゾ婚を叶えられそうです。
また、ハワイ旅行のオフシーズンを選んだり、日本を出発する曜日やハワイでの挙式日に平日を選ぶだけでも費用をおさえることができます。パッケージプランの内容や直前割引なども手配会社によって異なるため、こまめにチェックしてみるとよいでしょう。
帰国後パーティの予算も忘れずに!平均相場は216.6万円
iStoc / Tinatin1
ハワイでのリゾ婚を予定しているなら考えておきたいのが、帰国後に行う国内パーティのこと。ハワイでの結婚式に招待できるゲストは限られているため、実際に帰国後パーティまたは帰国後挙式を行ったカップルは約50%いました。
帰国後パーティの平均相場は216.6万円ですが、費用帯別でみると100万円未満でおさめたカップルは26.6%、100万円~200万円で実施したカップルは22.3%と、200万円未満で行う場合も多いようです。会場や行う曜日、時期によって費用に差がでるため、ハワイでのリゾ婚時期とあわせて考えると予算が組みやすそうです。
費用は招待するゲストの数によっても異なります。ゲスト数の平均人数は64人。友人や同僚を招待する場合が多く、ハワイに招待できなかった親しい人たちにも感謝の気持ちを伝えたい、という想いで行うカップルが多いようです。現地でかかる費用ばかり考えがちですが、多くの人に感謝を届けたいと考えるカップルは、帰国後パーティの費用も念頭にハワイでのリゾ婚予算を考えましょう。
まとめ
どんなリゾ婚にしたいか、テーマを決めて理想のハワイ挙式を実現!
憧れのハワイでのリゾ婚、総額の平均相場は229.8万円ですが、お金のかけどころはどんなリゾ婚にしたいかによってカップルそれぞれ異なります。まずはふたりが理想とするハワイでのリゾ婚スタイルを話し合い、そのテーマに合わせてどのアイテムやイベントにお金をかけるか決めていくと予算を組みやすいでしょう。こだわりたいポイントとそれぞれの費用をを確認し合いながら、ふたりらしい理想のハワイ挙式を実現してくださいね!
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ