失礼のないように!結婚に関する敬語・謙譲語・丁寧語の早見表

結婚が決まると挨拶をするため、相手の親や親戚、会社の上司などさまざまな目上の人に会う機会が増えます。失礼のないあいさつや感じの良いあいさつをするなら、基本は敬語です。ここでは、結婚の挨拶をするにあたって、これだけは知っておいた方が良い「敬語・謙譲語・丁寧語」についてご紹介します。結婚が決まった新郎新婦はぜひ参考にして、相手に不快な思いをさせないように心がけましょう!

この記事のINDEX

4コマ漫画「結婚挨拶の敬語」

敬語(尊敬語)とは

聞き手や話題にのぼっている物事に対する、話し手による対人関係のわきまえ、特に敬意・へりくだりなどの気持ちを表す言葉遣いです。また、そのための特別な言葉です。

(例)「いらっしゃる」「おっしゃる」

謙譲語とは

敬語の一分類で、尊敬語のいわば裏返しとなる形をした語です。重要な点は、へりくだる意を託する形の表現を自分に使うことで相手側を立てる(高く置く)ことです。

(例)相手側の「おっしゃる」に対し、こちら側では「申し上げる」。

丁寧語とは

敬語の一分類で、助動詞「ます」「です」「でございます」など、判断作用の表明に丁寧さを添える語です。広くは、「お酒」「お召物」のような、物の言い方に上品さを添える美化語を含めます。

敬語・謙譲語・丁寧語の早見表

尊敬の言葉 謙譲の言葉
言う お会いになる、会われる お目にかかる
行く いらっしゃる、行かれる 上がる、うかがう、まいる
来る おいでになる、いらっしゃる、お越しになる 上がる、うかがう、まいる
する なさる、される いたす、させていただく
食べる 召し上がる、お食べになる いただく、頂戴する
もらう お納めになる いただく、頂戴する
家族 皆様、ご家族様、こ一同様 私ども、家族、家族一同
両親 ご両親様、お父様お母様 父母、両親、ふた親
ご主人様、〇〇様(姓) 夫、主人、〇〇(姓)
奥様、奥方(様)、ご令室 妻、家内、女房
息子 ご令息、ご子息 息子、長男(次男)、〇〇(名前)
ご令嬢、ご息女、お嬢様 娘、長女(次女)、〇〇(名前)
気持ち お気持ち、お心、ご厚志、ご厚情、お心遣い、お気遣い 気持ち、私意
意見・考え お考え、ご意見、ご高見、ご卓見 考え、私見、私意
住居・住まい お宅、ご邸宅、お住まい 拙宅、わが家、住まい、当方
会社・店 貴社、御社、貴店、貴支店 弊社、当社、わが社、当店、手前ども
協力・支援 お力添え、ご協力、ご支援、ご助力、ご指導、ご助力 ご協力、お手伝い、応援
きのう(昨日) さくじつ
今日 本日
あす(明日) みょうにち
ゆうべ 昨晩
今朝 今朝ほど
ただ今
さっき 先ほど
あとで のちほど
これからも 今後とも
どっち、どこ、それ どちら
どんな どのような

まとめ

これからも長いお付き合いとなる家族や親せき、上司の方に丁寧な言葉使いで挨拶することは、結婚後もいい関係性を築く第一歩となります。フランクな間柄でも結婚報告は敬語を使ったしっかりした言葉使いで行うことで、結婚に対する誠実な気持ちを表すことができます。特に難しく考えすぎて、きちんとした敬語を使おうと思うと、4コマ漫画のように不自然なふるまいになってしまうので、事前に言うと思う言葉は覚えて何度か使ってみることで、本番も自然に話せるようになると思います。ぜひ、早見表と例文を参考にきちんとした挨拶をしてみてください。

4コマ漫画 / フジワラアイ(@fujiwaraai_illustration / Instagram)

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結婚式準備.com編集部

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