結婚式や二次会でプチギフトは必要?平均相場の金額や人気ギフトの選び方

披露宴や二次会の最後に、新郎新婦がゲストをお見送りしながらプチギフトを手渡す光景は多くの結婚式で見られます。プチギフトが必要か必要ないか等、さまざまな意見もありますが、ゲストのために選んだギフトはきっと喜ばれることでしょう。また結婚式披露宴と二次会では、若干意味合いや相場も変わってくるため、プチギフトの平均相場や考え方を知っておき、喜ばれるギフト選びに役立てていきましょう。

この記事のINDEX

    結婚式のプチギフトとは

    結婚式のプチギフトとは

    プチギフトとは。由来と現在の意味

    プチギフトとは二次会や披露宴で新郎新婦様がゲストに手渡しで贈る小さなギフトです。一つの家族にひとつお渡しする引出物とは違い、プチギフトは来てくださったゲスト全員にひとつずつ渡します。
    「プチギフト」の意味は、もともとヨーロッパでお祝いの際、子孫繁栄を願ってドラジェ(アーモンドの砂糖菓子)を配ったことが始まりとされており、その習慣が日本に持ち込まれました。
    日本では結婚式の最後に新郎新婦がゲスト1人1人に手渡し、感謝の気持ちを込めて手渡すことから「送迎ギフト」とも呼ばれます。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    結婚式でプチギフトを渡すタイミング

    プチギフトはゲストに対する感謝の気持ちを伝えるアイテムであり、 “一人一人に話しながら渡す”というのがポイントで会話をはずませるためのアイテムでもあります。
    お見送りやお色直しの再入場時、二次会や披露宴の最後のお見送りなどが手渡すタイミングになっています。

    結婚式でのプチギフトの役割

    時間を割いて駆けつけてくれたゲスト1人1人に対し、心からの感謝の気持ちを伝えたいものです。しかし、慌ただしい結婚式では、ゲストとゆっくり話す時間がなかなか取れません。そのため、お見送りの際に感謝とお詫びの言葉をゲストと交わしプチギフトを直接手渡してフォローする、というのがプチギフトの大事な役割です。
    また、たくさんのゲストを1人1人見送るのに、挨拶だけだと会話の切り上げどころが難しく、見送り時間は長くなりがち。そうすると挨拶のために並んでいるゲストを大変お待たせしてしまいます。ギフトを渡すことで場と会話が締まり、お礼を伝えながらテンポよくお見送りを進めることができるのです。

    プチギフトは必要?プチギフトなしのケース

    パーティの規模やプログラムの進行状況によっては、「プチギフトなし」を選択するカップルも、現在は増えているようです。プチギフトを用意しないのは、例えば次のようなケースです。

    ・パーティゲストが多すぎて一人ひとりに手渡すと膨大な時間がかかる
    ・二次会ではプチギフトをやめてゲストの会費を下げたりおもてなしを充実させる
    ・余興やゲームで全員に景品がいきわたるようにする
    ・披露宴でもプチギフトを渡しているので、二次会から来てくれた人のみに用意する
    ・プチギフトに代わる物(サンキューカードなど)を用意する
    など

    プチギフトがなくても、パーティでのおもてなしや新郎新婦の配慮で、十分感謝は伝わります。送迎での間が持たない不安があれば、サンキューカードの用意や写真撮影など代わりの案を用意しましょう。

    結婚式のプチギフトの相場

    プチギフトの平均金額  264円

    年代でプチギフトの相場は異なる

    20代カップルが用意するプチギフトの平均金額は230〜260円程度ですが、30代カップルになると300〜370円程度と平均金額が上がってくる傾向です。年代が上がるとよりゲストへのおもてなし面を重視する傾向にあるからと読み取ることができます。

    披露宴より二次会のプチギフトが高めの相場傾向

    パーティ別の相場を見ると、披露宴で配られるプチギフトは200円~300円以下の場合が多く、二次会では300円~500円と若干上がる傾向です。
    大きな理由として、引出物のありなしです。
    披露宴はゲスト全員に引出物・引き菓子をつけた上でさらにプチギフトを渡します。
    が、二次会ではそこから参加するゲストがおり、ゲームの景品が当たらなかったゲストにはプチギフトのみがお土産になるため、新郎新婦の意向で少し単価の高いものが選ばれるのです。

    二次会でのプチギフト相場の考え方

    二次会では結婚式で渡すような立派な引出物を用意する必要はありませんが、参加していただいた感謝の気持ちを込めてちょっとしたギフトを用意するのが一般的です。1個当たりの相場は二次会の会費によっても異なりますが、400円~500円くらい。二次会会費の1割程度を目安の相場にするといいでしょう。品物はお菓子や雑貨などが一般的です。披露宴で用意するプチギフトよりは、体裁も品物のクオリティもややアップさせたものを選ぶのがオススメです。

    ゲストがもらって嬉しいプチギフトの配慮ポイント

    もらってうれしいプチギフト選び方

    プチギフト選びは「ゲストが喜んでくれるものは何か」という視点で探しているカップルが多いようです。どのような点に配慮して選ぶべきか、ポイントを見てみましょう。

    年代性別を問わない

    ギフトはゲストの年代・性別を問わず喜んでいただけるものに絞りましょう。性別ごとにギフトを贈り分けるといったアイデアを取り入れている新郎新婦もいるようです。

    日持ちがするもの

    お菓子や食品など食べ物が多いプチギフトなので、賞味期限は気を付けたいところ。プチギフトとはいえ、ゲストは持ち帰ってすぐに食べない・空けない可能性があります。日持ちするものや、要冷蔵の手間がいらないものを選びましょう。

    パッケージ・ラッピングが素敵なもの

    結婚式のハッピーなイメージを思い出してもらうためにも、見た目の印象が素敵なラッピングがが大切です。開ける楽しみもアップします。
    また、会場装飾や、パーティのテーマに統一させたラッピングだと、ゲストに新郎新婦の気持ちが伝わりやすい効果も期待できます。

    かさばらないもの

    パーティでドレスアップしているゲストの手荷物が増えるような大きさのギフトや、バッグからはみ出す大きさのものは避けましょう。できるだけかさばらず、カバンかポケットに入る大きさのものが適切です。

    結婚式で人気のプチギフトは「お菓子」

    どの世代にも気軽に喜ばれるのが消え物プレゼント。特に、食べ物は、消え物系プレゼントの定番です。その中でも、支持率が高いプチギフトは「お菓子」。次いで人気があるのはお菓子以外の飲食物です。

    写真・名前入りオリジナル装丁のお菓子

    新郎新婦オリジナルパッケージのお菓子は、長く根強い人気です。誰もが好きな市販のお菓子に新郎新婦の名前・写真を入れて装丁し、プチギフトとしてお渡しできます。みんなが知っているあのお菓子や、大人になったら買わなくなった懐かしのお菓子など。もらったゲストがほっこりする、嬉しいギフトです。

    有名パティスリー・ブランドのお菓子

    大人のゲストから支持が高い、普段なかなか食べない有名パティスリーやブランドの小分けお菓子がプチギフトで人気です。ゲストが帰り道の途中で口さみしいとき、または家でゆっくり味わいながら、パーティの楽しかった時間を思い出してもらえる、満足度の高いプチギフトです。

    二人の思い出の場所・土地のお菓子

    新郎新婦の生まれ故郷や、初めて旅行に行った土地の銘菓など。二人の生い立ちや、これを選んだ理由がゲストに伝わり、ゲストもプチギフトを通じて二人の人となりを推し量ることができ、とても思い出深いプチギフトです。

    お菓子以外の人気のプチギフト

    お菓子以外のプチギフト

    スイーツ以外の食べ物・飲み物

    引出物のひとつ、縁起物をプチギフトとして配るアイデアもあります。小分けになった梅干し・鰹節パック・鯛茶漬けといった縁起物プチギフトから、調味料・ジュース・二日酔い防止ドリンクなどがあります。食卓のちょっとしたお供になるような食べ物が人気です。

    タオル

    タオルやハンカチは消耗品のひとつ。何枚あっても困らないため、プチギフトとして人気があります。ワンランクあげたい場合は、ストのイニシャル入りを用意したり素材にこだわるアイデアも人気です。

    バスグッズ、アロマグッズ

    香りの良い入浴剤やバスソルト、愛らしい形のミニソープ、すぐに使えるアロマキャンドルなど、見栄えもよくすぐ使える癒し系グッズが人気です。

    まとめ

    プチギフトの相場は結婚式やパーティの内容によって贈り分けを配慮

    結婚式のプチギフトは、出席してくれたゲスト一人ひとりに手渡すことで、慌ただしいパーティの中で新郎新婦がしっかりと気持ちを伝える時間を作ることができます。パーティの内容や意図、引出物や会費のバランスに合わせてギフトの金額を配慮して用意しましょう。手渡すギフトは小さいものでも、大切なゲストにきっと気持ちが伝わる温かい贈り物になるでしょう。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

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