友人あて・親戚あての例文あり!結婚報告を年賀状でする前に知っておきたいマナーと注意点

結婚式が終わったら、お世話になった人たちに結婚報告ハガキを出すケースがありますが、時期によっては結婚報告と年賀状と一緒にしてしまう方法もあります。結婚報告を年賀状とあわせてすると、新郎新婦の手間や負担も軽減されるためとてもおすすめの方法です。しかし、結婚報告を年賀状でする場合、はじめてのことで分からないことが多く悩んでしまう人もたくさんいるのではないでしょうか。 今回は、これから結婚報告を年賀状ですることを検討されている皆さんに、結婚報告を年賀状でするときに気を付けるべきマナーと注意点についてお話しします。普段とは少し違う、結婚報告を年賀状でおこなう場合の文章についてのお話です。友人にあてる場合、親戚にあてる場合、それぞれの例文をあわせて紹介します。

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年賀状での結婚報告はもちろんアリ!その2つのメリット

年賀状で結婚報告

年賀状での結婚報告は、これまで受け取ったことがある人も多いのではないでしょうか。もちろん、この方法はマナーの観点で問題になることは少ないでしょう。むしろ、年賀状で結婚報告をすることで得られるメリットもあります。ここで2つのメリットについてご紹介します。

結婚報告と年賀状を別にするよりも手間がかからない

結婚報告と年賀状は、どちらもハガキで郵送する人がほとんどです。結婚報告を送りたい相手と年賀状を送りたい相手の多くはきっと重複していることが多いでしょう。一度に結婚報告と年賀状を送ることができれば、その分手間が省けて効率的です。

年賀状と一緒にすることで受け取る側に気をつかわせない

結婚報告ハガキを受け取ると、「結婚祝いを送らなくちゃ」という気持ちになる人も少なくありません。こちらとしては、結婚祝いの催促をするつもりは一切なくても、やはり多かれ少なかれ受け取る側に気をつかわせてしまうもの。年賀状とあわせて結婚報告をすると、受け取った人は「年賀状」として受け取ることができるため、あまり気をつかうことはありません。この点もメリットのひとつです。

結婚報告を年賀状でする際に気を付けるべき3つの注意点

年賀状で結婚報告

結婚報告を年賀状でするときには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。せっかくこだわって作成した結婚報告を兼ねた年賀状が、受け取る側に不快な思いをさせる原因となってしまっては本末転倒です。
このようなことがないように、あらかじめマナーと注意点を理解した上で準備に入りましょう。ここで3つの注意点についてご紹介します。

結婚式に出席していない人への配慮を忘れないこと

結婚式に出席してくれた人であれば、おふたりの結婚はもちろん知った上で結婚報告を受け取ります。一方で、結婚式に出席していない人へ結婚報告は、受け取った人が「いつのまに?知らなかった……」と驚いてしまうこともあり得ます。結婚式に出席していない人への結婚報告は、相手の気分を害することがないように配慮しなければなりません。
結婚式に出席していない人へ年賀状で結婚報告をする際には、新年の挨拶に加えて「ご報告が遅れましたが」と一言添えて結婚報告のメッセージを書くようにしましょう。細やかな気配りひとつで、受け取る側の印象はまるで違うものになります。

年賀状で結婚報告をするのは友人まで!

年賀状で結婚報告

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年賀状と結婚報告は本来別々の意味を持つもの。上司や目上の人、会社関係の知人には年賀状と結婚報告を分けておこなうのがマナーです。会社関係の方への結婚報告は結婚式の3~4カ月前に口頭で直接結婚報告は結婚式後1カ月から2カ月おこなうのが一般的なルールです。年賀状は年賀状を出すべきタイミングで結婚報告とは別に作成して送りましょう。
年賀状で結婚報告をする相手は、友人と親戚までに留めるのがおすすめ。久しく会うことがなかった友人にも、年賀状で結婚報告をすれば相手に気をつかわせず、自然に結婚報告ができます。

喪中の場合は年賀状も結婚報告も控えること

年賀状で結婚報告をする際に忘れてはいけないのが喪中の際のマナーです。身内に不幸があった場合には、年賀状を出すことはできません。年賀状で結婚報告をするのは避けましょう。
もしも喪中で年賀状を出せなくなった場合には、年賀状のタイミングを見送り1月に寒中見舞いとして結婚報告を送るのがおすすめです。この場合に気を付けるべきことは、寒中見舞いの文章の中に「結婚報告」とあわせて、喪中のために年賀状が送れなかった旨の説明を入れないことです。
結婚報告と喪中は切り離して考える必要があります。喪中ハガキは別にあらかじめ送っておき、寒中見舞いの結婚報告の文面では喪中に関することにふれないようにしましょう。

結婚報告の年賀状を送る範囲と基本例文

結婚報告を年賀状でする際には、相手をどのように絞り込めばよいのでしょうか。また、文面はどう考えればよいのでしょうか。ここでは結婚報告の年賀状を送る相手の範囲と、基本となる例文を紹介します。

年賀状を送る範囲

一般的に、結婚報告の年賀状を送る相手は「友人」と「親戚」までに留めるておいた方がよいでしょう。というのも、結婚報告ハガキと年賀状は本来別のものなので、それをひとつにまとめて送る場合にどうしても目上の人に対して失礼な印象を与えてしまうリスクがあるからです。
友人や親戚と言っても、中には結婚式に出席していない人やお祝いだけいただいている人、普段あまり付き合いがなく年賀状だけのやりとりになっている人などいろんな人たちがいるでしょう。このような人たちに、普段の感謝の気持ちを込めて新年の挨拶と結婚報告を兼ねた年賀状を送りましょう。

基本情報の例文

ここでは基本の例文を紹介します。結婚式に出席してくれた人にあてる結婚報告の年賀状と、結婚式に出席していない人にあてるものの2パターンに分けています。それでは内容を見てみましょう。

例文1 結婚式に出席した人あて

新年明けましておめでとうございます
先日は私たちの結婚式にご出席いただき誠にありがとうございました。
まだまだ未熟な二人ですが
本年も宜しくご指導賜りますようお願い申し上げます

例文2 結婚式に出席していない人あて

新年明けましておめでとうございます
私たちは昨年〇月〇日に結婚いたしました
これからは二人で力を合わせ明るく楽しい家庭を築いてまいります
今後ともどうぞよろしくお願いいたします

※結婚したことを知らない可能性がある人にあてる際には「ご報告が遅れましたが」と一言添えましょう。

送る相手別、年賀状でする結婚報告の例文

基本の例文をご紹介したところで、ここからは送る相手別に細かくバージョンを変えてご紹介します。相手によって文章を変えることで、より受け取る側に気持ちが伝わりやすくなります。一般的な基本の文章で統一して送るよりも、こちらの方がより「自分に向けて書いてくれたんだな」と思わせることができるのでとてもおすすめです。

友人宛に送る結婚報告の例文

友人に送る場合はカジュアルな文面でも問題ありません。その方がより想いが伝わりやすいのでフォーマルになり過ぎない方が良いでしょう。

明けましておめでとうございます
先日は私たちの結婚式にお越しいただきありがとうございました
たくさんのお祝いの言葉をかけてくださって
皆さんのおかげでとても幸せな一日を過ごすことができました
ぜひ新居にも遊びに来てくださいね
本年もどうぞよろしくお願いいたします

親戚に送る結婚報告の例文

親戚に送る際には友人あてよりも少し丁寧な文体を心がけると良いでしょう。ですが、親戚は身内ですので堅苦しくなりすぎない程度がおすすめです。

明けましておめでとうございます
先日は私たちの結婚式にお越しいただき誠にありがとうございます
私たち二人にとって忘れることのできない良き日を迎えることができ
感謝の気持ちでいっぱいです
まだまだ未熟な二人ですが本年もどうぞよろしくお願いいたします

上司に送る結婚報告の例文

上司には年賀状と結婚報告を別々にする方が一般的ではありますが、もし一緒にする場合には相手に失礼のないように丁寧でフォーマルな文体を心がける必要があります。

謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました
ご多忙中にもかかわらず私たちの結婚式にご出席くださいまして誠にありがとうございました
おかげさまで良き新年を迎えることができました
まだまだ未熟な二人ではありますが
本年も変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます

結婚式に招待していない友人に送る結婚報告の例文

結婚式に招待していない友人には、結婚式の写真や画像を載せないシンプルな年賀状にするのがおすすめです。文章も結婚式については記載しないようにしましょう。

明けましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
昨年〇月〇日に私たちは結婚いたしました
これからは二人で笑顔のたえない家庭を築いていきます
本年はぜひ新居にもお立ち寄りくださいね
本年もどうぞよろしくお願いいたします

まとめ

年賀状で結婚報告をすることで得られるメリットはたしかにありますが、それと同時に気を付けなければならないマナーや注意点もあります。年賀状で結婚報告をする際には、ここでお話しした内容を参考に送る相手や文面を考えていきましょう。送る相手に合った文章を添えるのがおすすめです。受け取った人が良い気持ちになれるような文章を心がけましょう。結婚してからはじめて送る記念すべき年賀状です。受け取った友人や親戚にも幸せのおすそ分けができれば素敵ですね。

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結婚式準備.com編集部

結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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