結婚報告の基本的なマナーとは
結婚報告をするときは、誰にいつ伝えればいいのか迷ってしまいますよね。まずは基本的なマナーを解説します。
結婚報告は誰にする?
結婚報告をする相手と伝える順番は、一般的に次の通りです。
1.両親、兄弟姉妹、親族
2.職場の上司、直属の上司の上役、会社の関係各所
3.同僚、友人
プロポーズされたらまずは自分の両親に報告し、後日ふたりそろってそれぞれの実家を訪問して結婚挨拶をします。両親への報告が済んでから兄弟姉妹に伝え、親族への報告の仕方は両親に相談してみるといいでしょう。
会社関係者については、順番を間違えていきなり同僚に伝えてしまうと、会社の上司は同僚から聞くことになってしまうかもしれません。間接的に伝わると相手もあまりいい気分がしないので、報告の際は順番を守ることが大切です。
結婚報告はいつまでにする?
結婚報告とは結婚式や入籍をしたという報告ではなく、婚約をして結婚することが決まったことを伝えるものです。そのため結婚式や入籍後ではなく、挙式・入籍前に報告するのがマナーです。両親にはプロポーズ後すぐに報告し、職場の上司には入籍・挙式の3~4ヵ月前まで(結婚式に招待する場合は6ヵ月前には)に報告しましょう。
入籍すると、扶養家族手当や住宅手当手続きなど社内での事務手続きが必要になります。また、ハネムーンのため長期休暇を取る場合や、妊娠・出産で休職する場合も早めに周囲に伝えておきたいものです。会社関係者に負担をかけることがないよう、タイミングを守って報告しましょう。
職場への結婚報告のマナー
職場に結婚報告するときは、上司と同僚では伝え方や伝える内容が異なります。
上司への伝え方
直属の上司に結婚報告するときは、電話やメールではなく直接自分の口で伝えるのがマナーです。声をかけるタイミングは、忙しい時間帯を避けて昼休みや就業時間外などにしましょう。
結婚報告をするときは、今後の働き方とハネムーンのための長期休暇取得、結婚式についてあわせて話します。結婚退職を希望する場合は、退職時期や仕事の引継ぎについて上司と相談してください。妊娠や引っ越しで産休の取得や部署移動を希望する場合もこのタイミングで伝えておくとよいでしょう。
上司を結婚式に招待したい人は日時と場所を伝えて、披露宴のスピーチや乾杯の挨拶をお願いしたい場合もあわせて伝えておくとスムーズです。会社の上役への報告は、上司から伝えてくれることがあるので、会社関係者への報告の仕方についても聞いておきましょう。
同僚への伝え方
会社の同僚に結婚報告をするときは、事前に報告する相手やタイミングを上司に相談すると安心です。上司が代わりに伝えてくれるパターンや、朝礼で報告する機会を設けてくれるパターンもあります。とくに指示がなければ、同じ部署の役職が上の人、先輩、仲の良い同僚の順番で回るといいでしょう。
ひとりずつ報告する際も直接話し、結婚式に招待したい人には日時と場所を伝えます。なかなか時間が取れない場合はメールでもかまいませんが、一斉送信は避け、個別に送りましょう。
友人への結婚報告のマナー
友人に結婚報告するときは、結婚式に招待する人としない人とでは伝え方が若干異なります。
結婚式に招待する友人への伝え方
結婚式に招待する友人には直接会って伝えられたらベストですが、忙しくて会えない場合は電話やメールでもかまいません。結婚報告とあわせて式に出席してほしいことと日時、場所を伝えます。
もし、人数の関係で仲良しグループのうち招待できない人がいるなら、招待する友人にそのことを伝えて口外しないでほしいことを伝えておきましょう。
結婚式に招待しない友人への伝え方
結婚式に招待しない友人には、直接会って報告するよりもメールや電話などで伝えたほうがいいかもしれません。仲の良い友人ほど、結婚報告をされたら結婚式に招待されると期待してしまいますが、身内だけで式を挙げることになったと付け加えて結婚報告をしましょう。二次会に招待したい場合は、結婚報告を兼ねて早めに伝えてあげると相手もスケジュール調整しやすいです。
まとめ
マナーを守って結婚報告しよう
結婚することが決まったら、両親や兄弟姉妹、親族、会社の上司や同僚、友人に結婚報告をしましょう。式を挙げる、挙げないにかかわらず入籍前に報告するのがマナーです。職場に報告するときは直属の上司に伝えてから同僚に話すのが基本なので、順番が逆にならないよう気をつけます。マナーを守って報告できれば、職場の上司、同僚、友人もふたりの新しい門出を祝福してくれるでしょう。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、お世話になった人たちに結婚報告をしてくださいね。