結婚報告にLINEなどのSNSを使う場合は相手との関係を考える
普段からメールやLINEでやりとりしている相手や、なかなか会えない友人や親戚でも常に連絡を取り合っている相手の場合は、メールやLINEなどを使った結婚報告をしてもよいでしょう。しかし、上司や親族には必ず直接会って伝えるか、電話で報告する必要があります。
なお、結婚報告をする順番は下記となるので覚えておきましょう。
それぞれの両親
↓
親戚
↓
上司
↓
同僚や友人
SNSで結婚報告をするときの注意点
LINEなどのSNSを使った結婚報告にも、最低限守りたいマナーがあります。SNSなどを安易に利用する前に、注意すべきポイントをしっかり覚えておきましょう。
一斉に報告するのはNG
複数の相手に一生報告をするスタイルはなるべく避けましょう。たとえSNSを使った結婚報告でも、個別に連絡をして丁寧に自分の気持ちを伝えましょう。結婚報告の文章もコピペをせず、それぞれの相手に適した文章を作成してください。
報告の送信は同じ日に行う必要はありませんが、大きな時間差が生じると「私は聞いてない」などのトラブルに発展するおそれがあります。とくに、SNSでの報告は拡散されやすいので注意が必要です。
一斉に報告するなら披露宴後のタイミングで
挙式や披露宴をおこなう前に、招待していない人に結婚の事実が伝わってしまうような報告の仕方は避けましょう。拡散力の高いSNSでの報告は、自分から伝える順番を決めることができません。上司など直接報告をしなくてはいけない相手に他の同僚からまた聞きしたということのないように、関係する全ての人への報告が済んでからSNSで報告しましょう。
交流系SNSに投稿を載せる場合
高級ホテルの豪華なプランや幸せすぎる気持ちを堂々と伝えてしまうと、読み手に「自慢」と受け取られトラブルに発展するおそれがあります。
多くの人の目に触れるSNSは、事情があって結婚ができない人、結婚にセンシティブな意見を持つ人も見る可能性があるので、コメントや写真も含めて無難な内容に留めるようにしましょう。細かい話をしたい場合は、ひとりひとりにメールやメッセージを送るなどの対応をしてください。
結婚報告にLINEなどを使う場合の文例集
ここでは、友人や同僚などにSNSで結婚報告をする場合の文例を紹介します。友人と職場の関係者では、送る文章の内容が異なるので注意しましょう。
友達に送る場合
日頃からメールやLINEでやりとりしている友人に送るときの文例
突然ですが、〇〇さんと結婚することになりました。直接会って報告するべきことですが、少しでも早く伝えたくて、メール(LINE)で伝えることにしました。名字も「〇〇」へと変わります。結婚式と披露宴は〇月〇日の予定です。後日、案内状を送ります。これからも変わりなく仲良くしてくださいね。まずはご報告まで。
このように、たとえ親しい友人であっても下記の内容は必ず伝えましょう。
- 結婚式の日時
- 結婚後の名字について
- 締めの挨拶
なお、結婚式や披露宴に招待する方としない方へのメールでは、少し内容を変える必要があります。招待しない方には「身内だけで挙式を行う予定です」などと記載したり、結婚式後にメッセージを送ったりするなどの配慮が大切です。
職場の関係者に送る場合
職場関係者へ送るときの文例
私事で大変恐縮ではございますが、ご縁がございまして結婚することになりました。名字も「〇〇」へと変わります。つきましては、〇月〇日に△△で結婚式を行なう予定です。〇〇様にもご参加いただければと存じます。
式の詳細については、後日招待状をお送りいたします。未熟ではございますが、今後は仕事と家庭の両立ができるよう精一杯務めて参りますので、今後とも、変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
職場の関係者に送るメールには、「結婚後も仕事を継続するのかどうか」を必ず記載しましょう。
まとめ
相手に応じた使い分けが大切
重要なのは、送る相手とタイミング、そして、多くの人の目に触れるSNSの特性を理解した使い方です。
LINEなどのSNSを使った結婚報告は珍しいことではありませんが、手軽に報告できるからこそマナーを守って、気持ちよく相手から祝福をしてもらいたいもの。正しいマナーと使い方を学んで、結婚報告にSNSを活用してくださいね。