結婚式費用をシミュレーション!見積り例、予算の際の見直し、支払い分担まで流れを説明

結婚式費用は、結婚式の平均費用相場や金額を知ることも大事です。それ以上に、結婚式費用の予算、見積り、支払い方法について、シミュレーションするための流れと手順、下見前に確認しておくポイントを事前に把握しておきましょう。自分たちしい、満足度の高い結婚式を挙げるためには、結婚式にどのようにお金がかかるのかを知り、どんな内容にしていくのか確認することが大切です。

この記事のINDEX

    結婚式の費用の予算を立てよう

    結婚式の費用

    結婚式の予算=二人が結婚式のために使えるお金です。

    結婚式の予算は3つの要素から成り立つ

    結婚式のために使える予算
    (1)ゲストからのご祝儀(2)親からの援助(3)新郎新婦の自己負担

    (1)ゲストからのご祝儀

    自分たちが招待したいゲストをリストアップして、おおよその数を把握しておきましょう。結婚式の見積りをする上で非常に重要です。
    また、その方たちからお祝いとして「ご祝儀」をいただくのですが、こちらを結婚式費用の支払いに充てることになります。

    ご祝儀の金額は関係性、年齢、地域によって変わる

    祝儀の金額を決める大切な要素として、新郎新婦との親しさの度合い、お付き合いの深さがあります。また、関係性が深い場合は、年齢によっても金額が比例して上がる場合があります。
    ご祝儀に対しての考え方は地域差や親族間でも大きいため、その地域の結婚式に対する考え方や、親族間でどう思っているかなど、確認しておきましょう。

    ゲストからのご祝儀の目安

    新郎新婦との関係最多回答額平均額
    兄弟姉妹5万円54,676円
    叔父・叔母5万円:1万円72,711円
    従兄弟・従姉妹3万円39,434円
    その他の親戚3万円57,268円
    勤務先の上司3万円33,872円
    勤務先の同僚3万円28,424円
    勤務先の部下3万円28,925円
    取引先関係3万円28,333円
    友人3万円29,598円

    ※最多回答額はアンケートで一番多く答えられた金額です。
    ※叔父・伯母の最多回答が5万円と1万円が同票でした。

    データ出展:一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会

    (2)親からの援助

    両家の親や親族から、顔合わせ・結婚式・新婚旅行・新生活をスタートさせるまでを含む『結婚費用』に両家の親族から何かしらの援助があったと答えるカップルの割合は70.7%でした。多くのカップルは結婚式や結婚にかかる費用の何かしらに、両親から援助があることが多いようです。
    援助の平均金額は、両家合わせて平均174.5万円。
    ただし、この援助の金額と考え方には、地域の風習やそれぞれの家の考え方によるところが大きく左右するようです。
    例えば結婚式に対して合理的な考え方が特徴的な北海道では援助額の平均は104.7万円。
    一方、結婚式に豪華な引き出物を出す風習がある北陸地方の援助額の平均は216.3万円。
    地方によっては、100万円も差がつきます。
    両家の両親が結婚式に対してどのような考えをもっているのか、早めに確認をとりましょう。

    (3)新郎新婦の自己負担

    結婚式のために使える二人の貯金額を確認しましょう。
    アンケートによれば、結婚式のための貯金は新郎新婦二人合わせて平均317.2万円でした。結婚には結婚式だけでなく、顔合わせ、二次会・新生活・新婚旅行など、さまざまなことに費用が必要です。新生活のための費用も必要でしょう。
    ご祝儀、親からの援助を考慮に入れて、「結婚式のためにいくら貯金から出せるのか」を二人で決定し、結婚式全体の予算上限を決めることができます。

    結婚式会場の下見で見積りを見て結婚式費用をシミュレーション

    ゲスト数と結婚式のおおよその予算が決まったら、いよいよ会場の下見やブライダルフェアに参加します。下見では会場担当者が、二人の希望をヒアリングして『見積り』を作成してくれます。

    結婚式費用の見積りとは

    結婚式費用の見積りとは、その会場が提供するサービスやプランの枠内で、二人のの希望に合うものを選び、予想されるゲスト数、時期、日取り、サービス内容を反映されておおよその金額を概算するものです。
    多くは挙式と披露宴がセットになって計算されますが、自分が行いたいパーティの内容によっては、別々に見積りを出してくれます。

    結婚式の見積りに必要な項目例と値段が変わるポイント

    挙式の費用項目挙式スタイルから選ぶ・神前式
    ・チャペル式
    ・人前式
    挙式オプション
    挙式に演出を追加
    それぞれ個別に費用がかかる
    ※チャペル式の場合
    ・聖歌隊
    ・司会
    ・フラワーシャワー
    ・バルーンリリース
    ゲストの費用項目出席人数
    出席人数分の会場の大きさでサービス料がかかる
    ・大人
    ・子ども
    料理
    料理のランクによって費用が変わる
    ・コースのランク
    ・大人と子どもの数
    飲み物
    飲み放題の種類の多さや単品注文にするかで費用が異なる
    ・飲み放題のランク
    ・単品注文制
    引き出物
    プチギフト
    引き出物のランク、品数によって費用が異なる
    送迎バス最寄りの交通機関から、または挙式会場から披露宴会場まで距離がある場合、送迎バスが必要になる
    衣装・ヘアメイク衣装(新郎)
    衣装(新婦)
    ・衣装のランク
    ・お色直しをする場合は着用枚数
    ヘアメイク
    当日だけでなく他にも必要なサービスに応じて料金が異なる
    ・ヘアメイクリハーサル代
    ・当日のヘアメイク代
    ・お色直し代
    会場・サービス席料/会場費
    控室料
    音響照明・プロジェクター
    ・プロジェクションマッピング
    ・BGM
    介添料
    装花・会場装花
    ・テーブル装花
    ・ブーケ、ブートニア
    ウェディングケーキ
    演出演出それぞれに費用がかかる・キャンドルサービス
    ・ウェディングムービー
    ・両親への記念品贈呈など
    映像記録ビデオ撮影
    データ料やカメラマン数、サービス内容に応じて費用が変わる
    ・映像加工料
    ・データ料
    ・エンディング(撮って出し)
    スナップ撮影(写真)・データ数
    ・アルバム加工料
    前撮り・データ数
    ・ウェルカムボードなどの作成料

    見積りが出たら内容を確認するポイント

    見積りは多くの場合値上がりする

    下見の段階でより具体的に希望を伝えられればより最終見積りに近い見積りも出せるでしょう。ですが、結婚式の内容はプランナーと相談していくと当初の希望と気持ちが変わったり、最初からイメージがわかないカップルも多いはず。できるだけ、多くの希望を盛り込んだ高い価格の見積りを出して削っていくというのも一案です。

    見積りがオーバーした場合

    二人か何を優先したいか、項目を見直して話合いましょう。ゲストのおもてなしを重視する、華やかな演出は絶対にやりたいなど、譲れない部分の項目に二人で優先順位を決め、優先順位の低い項目を削っていきます。
    持ち込みが可能な場合は、手作りをする、会場で頼むより予算が低くなる代替えを探すなど、できるだけ項目ごとに細部まで見直すことが大切です。

    使える割引や特典の確認

    会場を決めるまでの見積りである程度希望は伝えましょう。伝えづらい人は、最初に現実的な予算を伝えてどうやったら思い描く結婚式が予算内で出来るのかを式場のプランナーさんと考えてみると良いでしょう!
    また、割引や特典も六輝の仏滅や繁忙期以外であれば、交渉できる会場も多いので、聞いてみましょう。

    持ち込み料について

    例えば印刷物を会場以外の業者にお願いする場合、招待状など挙式プランに含まれている金額は、パックの金額なので、招待状分の金額だけ引かれることはありません。
    パックで支払う金額と外部にお願いした場合の合計と、式場に頼んだ場合の金額を比較して判断しましょう。
    他にも衣裳や引き出物にも持ち込み料がかかる場合がありますので、事前に式場に確認をとりましょう。

    結婚式費用の支払い方法をシミュレーション

    結婚式費用

    結婚式費用の見積りが出て、総額がほぼ決定したら、次は支払い方法について、支払い期限と支払い方法を会場側に確認しましょう。
    以前は結婚式費用の支払いは現金払い、前払い科当日払いが多かったのですが、現在は支払い期限や支払い方法が選べる会場も増えています。
    二人の手元に貯金が残らない、または生活を圧迫することがないよう、最適な支払い期限と支払い方法を選べるようプランナーに相談しましょう。

    結婚式費用の支払い方法は選べる?請求書期限と払えなかった場合

    結婚式の費用の支払い期限

    結婚式の支払い期限は、以前は前払いか当日払いが多かったのですが、現在は後払いや分割払いも選べる会場が増加しています。後払いや分割払いでも、結婚式会場決定の際には、多くの会場で内金が必要です。金額的には5~20万円程度になり、一括支払いが前提です。

    ・結婚式前日の前払い
    ・結婚式当日の支払い
    ・結婚式当日の支払い
    ・分割後払い

    結婚式費用の支払い方法

    以前は銀行振り込み決済か現金一括払いが多かったのですが、現在ではカード払いやローン払いを併用して選択できる会場も増えています。

    ・銀行振り込み決済
    ・現金一括払い、または二回払い
    ・クレジット決済
    ・ブライダルローン決済

    まとめ

    結婚式費用は予算を決めて見積りから支払い方法まで確認を

    結婚式費用のシミュレーションには、払える大枠である予算をしっかり決めて、その枠内で見積りを作ります。予算オーバーの場合には、できるだけ枠内で収まるように二人の希望をすり合わせましょう。最終的に、その金額で無理なく支払えるのか、支払い期限や支払い方法まで確認を。先を見通しておくことで、結婚式の準備がよりスムーズになり、安心して取り組むことができますよ。

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    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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